注目のスタートアップ

不動産売買特化型の電子契約・契約書管理サービス「Release」開発の「GOGEN」が1億円調達

company

2022年4月21日、GOGEN株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

GOGENは、不動産売買特化型の電子契約・契約書管理サービス「Release(レリーズ)」を開発しています。

物件の登録から引き渡しまでの不動産売買に係る一連の取引で発生する契約手続きを実施できる電子契約・契約書管理サービスです。

電子署名を行う書類だけでなく、捺印が不要な書類、その他の取引に必要な書類についても、物件・案件ごとに整理・管理・閲覧・ダウンロードすることができます。

電子署名・書類保管にはSMBCクラウドサインを利用しています。

「Release」のリリースは2022年6月を予定しています。

今回の資金は、開発強化、人材採用、マーケティングなどに充当する予定です。

契約は、不動産業界だけでなく、すべての企業運営において重要な業務のひとつです。しかし、契約書業務では、1枚ごとの押印や、適切な保管、印刷・郵送などの多くの手間がかかっており、効率化のニーズが高い領域といえます。特に不動産取引においては何枚もの契約書が必要となるため非常に多くの手間がかかっています。

不動産業界では、2021年5月19日に公布された宅地建物取引業法の一部改正により、重要事項説明書などへの押印が不要となり、書類・契約書の電子交付も可能となります。施行はまだ(2022年4月22日時点)ですが、公布から1年以内に施行されることになっているため、2022年5月から不動産取引の電子契約が本格化することになります。

これに伴い、契約書への電子署名だけでなく様々なオンライン化が進んでいくと考えられます。不動産業界にとってはデジタル化のまたとない機会であり、不動産テックは様々なプレイヤーがひしめく活気のある領域となっています。

GOGENは、不動産売買において、電子契約と契約書管理に特化したサービス「Release」を開発しています。これまでの契約書作成はそのままで、特に負担の大きかった捺印や書類管理をデジタル化することで、最小限の手間で効率化・コストカットを実現することを目的としています。

創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 不動産 取引 売買 契約 契約書 株式会社 管理 資金調達 電子契約
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「寝かせ玄米」をD2Cで展開する「結わえる」が8.7億円調達
2020年4月23日、株式会社結わえるは、総額8億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造から販売まですべての工程を自社で行うD2Cで「寝かせ玄米」を販売しています。 「寝かせ玄米…
中⼩型IT事業のM&Aとロールアップを⾏う「FUNDiT」が9.6億円調達
M&A(企業の合併と買収)は、多様な経営戦略の一環として活用される手法です。 日本では、バブル崩壊後に海外企業による日本企業の買収が相次ぎ、当初は「身売り」といった否定的なイメージを伴うこともありまし…
オーダーメイドの生成AIチャットシステムを提供する「カサナレ」が4,000万円調達
2023年7月6日、カサナレ株式会社は、約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カサナレは、企業向けの生成AI導入支援と、各社専用にカスタマイズ可能な生成AIチャットシステム「Kas…
配信者支援サービス「ライドリ」を提供する「Blankr」が資金調達
2024年8月7日、株式会社Blankrは、資金調達を実施したことを発表しました。 累計調達額は1.5億円となります。 Blankrは、配信者支援サービス「ライドリ」を提供しています。 現在は、VTu…
ソーシャルセクターや企業向けに寄付DXシステムを提供する「コングラント」が資金調達
2024年7月17日、コングラント株式会社は、株式会社グッドパッチから資金調達を実施したことを発表しました。 コングラントは、ソーシャルセクターや企業向けに寄付DXシステムを提供しています。 寄付募集…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集