注目のスタートアップ

短時間で食料品・日用品を届ける宅配スーパーを運営する「OniGO」が7.2億円調達

company

2022年4月8日、OniGO株式会社は、総額7億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

OniGOは、10分で食料品や日用品を届ける宅配スーパー「OniGO」を運営しています。

実店舗での販売を行わず、ネット販売専用の拠点から食料品・日用品を配達するダークストアというモデルを採用しています。

2022年4月現在、東京都内に6店舗を展開しており、年内に東京23区をカバーする体制の構築を目指しています。

今回の資金は、データサイエンティストなどの人材採用、プロダクト改善、新規拠点の開設・立ち上げなどに充当されます。

小売店にとって新型コロナウイルス感染症の流行は非常に大きな出来事となりました。顧客の買い物頻度の減少、ECの積極的な利用など行動が変化し、これに対応するため小売店においてもECやネットスーパーに参入する企業が相次ぎました。

特にネットスーパーはその便利さからコロナが収束したとしても市場に根づくものと考えられます。

一方で、ネットスーパーは生鮮食品を扱うため、対応エリア・時間に制限があることが課題となっています。また、実店舗の運用も並行して行っているためオペレーションが複雑化し、実店舗・ネットスーパー双方に支障が生じてしまうこともあります。

この課題を解決するのが、ダークストアというサービスモデルです。

ダークストアとは、ネット販売専用の拠点から食料品などを即時発送するというモデルであり、消費者の時短ニーズの増加などにより欧米を中心に注目されているサービスです。

OniGOは、国内企業としてダークストア型ネットスーパーを手がけるスタートアップです。10分という短時間で配達することを特徴としているためサービス提供エリアは狭いものの、出店数を増やしていくことでカバー範囲を広げていく予定です。

また、2022年2月25日から株式会社ローソンストア100と協業を開始し、東京・中野エリアでローソンストア100の商品を短時間で配達するという実証実験を行っています。

国内ダークストア型ネットスーパーとして先頭を走る同社の今後の展開に注目が必要です。

新型コロナの影響により、ネット販売はスーパーだけでなく、どのような業種でも重要なものとなりました。「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC OniGO スーパー ダークストア ネットスーパー 宅配 日用品 株式会社 資金調達 配達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オフショアを活用したゲーム開発・3DCG受託・ゲームエンジン開発を手がける「Indigames」に「コンフィデンス・インターワークス」が出資
2023年9月7日、株式会社コンフィデンス・インターワークスは、株式会社Indigamesに出資を実行したことを発表しました。 Indigamesは、ハイパーカジュアルゲーム・ライブゲーミング・NFT…
訪問看護・介護のDXを推進する「CareMaker」が資金調達
2025年4月9日、株式会社CareMakerは、資金調達を発表しました。 CareMakerは、訪問看護ステーション「くるむ」事業を通じて培った現場の知見を活かし、業界に特化したSaaS「CareM…
食事・運動・体重管理アプリケーション「カロミル」を提供する「ライフログテクノロジー」と「ハウス食品グループ本社」が資本業務提携
2023年3月29日、ライフログテクノロジー株式会社は、ハウス食品グループ本社株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 ライフログテクノロジーは、食事・運動・体重管理アプリケーション「カ…
ノーコード対話AIプラットフォーム「KUZEN」提供の「コンシェルジュ」が4.5億円調達
2021年5月12日、株式会社コンシェルジュは、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ノーコード対話AIプラットフォーム「KUZEN(クウゼン)」を提供しています。 カスタマ…
生成AIを活用した社会人向け学習マンガサービス「LearningToon」などを手がける「SUPERNOVA」が資金調達
2024年9月27日、株式会社SUPERNOVAは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社NTTドコモです。 SUPERNOVAは、生成AIを活用した社会人向け学習マンガサービス「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集