注目のスタートアップ

北海道大学発のAIベンチャー「調和技研」が3億円調達

company

2022年4月1日、株式会社調和技研は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

調和技研は、AI研究を行う北海道大学大学院調和系工学研究室から生まれた、北大発認定ベンチャー企業です。

クライアントへのAI導入コンサルティング、AI研究開発・実装・運用、AIエンジン・ライブラリ(言語系エンジン、画像系エンジン、数値系エンジン)の提供、AI技術者の人材育成、AI技術者による指導や派遣などの事業を展開しています。主にAIの受託研究開発を中心に事業を成長させています。

今回の資金は、AIプロダクトの事業化に向けた人材採用、製品開発に充当されます。

AIは以前までは研究所など一部の領域で研究・利用されるニッチな技術のひとつでした。しかしAI技術の発展はめざましく、いまやビジネスを有利に進めるための道具として浸透しています。様々なITサービスにAIが搭載されるようになり、その機能を高度化させています。今後も世界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズに応えるようにその市場を拡大していくと予測されています。

また、DXはデジタル技術を導入することで業務効率化を図るという単純なデジタル化・IT化ではなく、デジタル技術の活用によって組織構造やビジネスモデルを根本から変革し、競争上の優位性を確立することであると定義されています。

AI技術はデジタル技術のなかでもイノベーションをもたらす力が強く、DXに取り組むあらゆる企業にとって重要なものとなっています。また、企業のDXを進めるプロダクトの開発にとってもAIは重要であり、受託研究開発はますます盛んになっていくと考えられます。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムがありますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自分の好きなようにシステムを構築することができます。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI 北海道大学 受託開発 株式会社 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマホ向けバッテリー・スタンド運営の「INFORICH」が30億円調達
2019年12月26日、株式会社INFORICHは、総額30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマホ充電器のシェアリング・サービス「ChargeSPOT」を運営しています。 駅・関連施設や…
衛星データを利用した高精度な地表観測サービスを提供する「New Space Intelligence」が3,000万円調達
2022年10月13日、株式会社New Space Intelligenceは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 New Space Intelligenceは、光学衛星画像…
短編映画(ショートフィルム)配信サービス「SAMANSA」を運営する「Samantha」が4,000万円調達
2022年7月4日、株式会社Samanthaは、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Samanthaは、短編映画(ショートフィルム)配信サービス「SAMANSA」を運営してい…
「IoT-EX」がリモートワーク向けサービス「ワークエリアサービス」・「ワークタイムサービス」をリリース
2020年12月14日、IoT-EX株式会社は、「ワークエリアサービス」・「ワークタイムサービス」をリリースしたことを発表しました。 「ワークエリアサービス」は、居場所に応じてスマートフォン、タブレッ…
土木業界向け建設DXサービスを提供する「Malme」が1.7億円調達
2024年3月13日、株式会社Malmeは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Malmeは、土木業界向け建設DXサービスを提供しています。 設計思想や現場作業性を理解した…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集