創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年3月11日心臓リハビリ治療用アプリなどを開発する「CaTe」が1億円調達

2022年3月10日、株式会社CaTeは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、Coral Capitalです。
CaTeは、外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治療用アプリを開発しています。
運動療法、日々のバイタルデータの共有、生活食事管理、AIによる通知・チャットによる行動変容を促す機能により、包括的心臓リハビリテーションを実現するアプリです。
今回の資金は、システム開発と臨床研究の推進に充当される予定です。
日本では心疾患はがんに次いで死亡率の高い病気です。高齢化に伴って患者も増加しており、心疾患を再発・悪化させないための心臓リハビリテーションの重要性・必要性が高まっています。
心臓リハビリでは、運動や食事などの生活習慣の見直しが行われます。しかし、自宅で行う心臓リハビリでは、運動の程度・やり方がわからない、栄養管理が難しいといった理由から、実施されない、もしくは脱落してしまうということが課題となっています。
そのため適切な心臓リハビリの実施には通院が伴い、患者に経済的・時間的な負担がかかってしまうこととなっています。
もし自宅での心臓リハビリが適切に実施できるようになれば、再発・悪化を抑えることができるほか、患者の経済的な負担も抑えることが可能となります。
CaTeは、この自宅での適切な心臓リハビリを実現する、心臓リハビリ治療用アプリを開発しています。運動療法・行動変容を促す仕組みは心臓リハビリ以外にも、生活習慣病の予防といったことへの応用も考えられるため、遠隔指導・医療として大きな可能性を秘めています。
社会課題を解決するビジネスには投資家の注目も集まっています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | CaTe アプリ リハビリ リハビリテーション 心疾患 心臓 株式会社 治療アプリ 治療用アプリ 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年12月2日、株式会社コントロールグループは、「RESERVA(レゼルバ)」において、Web会議ツール「Zoom」との連携機能を実装したことを発表しました。 「RESERVA」は、各種スクール…
2023年1月20日、ナイル株式会社は、株式会社ダイレクトマーケティングミックスと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ナイルは、個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモく…
2022年3月24日、株式会社ソレクティブは、「契ラク by Sollective」の提供を開始したことを発表しました。 「契ラク by Sollective」は、企業の採用担当者・フリーランス・副業…
2022年12月1日、株式会社フードトラックカンパニーは、株式会社日本投資ファンドが管理運営する日本投資ファンド第1号投資事業有限責任組合と戦略的資本提携を実施したことを発表しました。 フードトラック…
2023年8月1日、株式会社ジラフは、累計約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 第三者割当および借入によりシリーズDラウンドとして2023年3月に2ndクローズ、2023年7月に3rdク…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…