注目のスタートアップ

習慣化アプリ「みんチャレ」開発・運営の「エーテンラボ」が3.7億円調達

company

2022年2月28日、エーテンラボ株式会社は、総額3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営しています。

勉強・ダイエット・運動・糖尿病改善など同じ目標を持った匿名の5人が集まり、チャット報告を通じて励まし合うことにより習慣化に支援するアプリです。

神奈川県との臨床研究では、2型糖尿病患者と予備群の方を対象に生活習慣改善の効果検証を行いました。「みんチャレ」を使用したグループは使用しないグループと比べ、ウォーキングの目標歩数の達成率・平均歩数で2倍の有意差が認められています。

健康保険組合の保健事業や企業の健康経営、自治体の健康支援事業などに活用できる健康支援事業「みんチャレHealthcare」も展開しています。

今回の資金は、「みんチャレHealthcare」事業の拡大、人材採用などに充当されます。

習慣化された行動は強い意志や思考を必要としません。そのため、目標の達成のために苦痛をともなう行動を習慣化できれば、目標を実現しやすくなります。

しかし、習慣化は独力で実現することが難しく、インターネット上にあるメソッドを実践しては諦めるといったことをくり返している人も少なくありません。

このことから習慣化を支援するサービスが注目を集めています。

特に新型コロナウイルス感染症の流行により、他人とのコミュニケーションが減った時代では、自分ひとりでの習慣化に取り組みを行う人が増加すると考えられます。

勉強などにおいてもオンラインが増え、習慣化を支援するサービスのニーズがさらに高まっていると考えられます。

また、エーテンラボはヘルスケア領域での習慣化にも着目しています。

生活習慣病の予防のため自治体が実施する保健事業などにおいても「みんチャレ」などの習慣化アプリが効果を発揮すると考えられます。

特別な人員を必要とせず習慣化を実現できるため、今後大きく導入されていく可能性があります。その動向に注目が必要です。

ヘルスケアは企業の健康経営にとっても重要です。雇用人数が50人未満の事業場のストレスチェックは任意とされていますが、生産性の向上のためにも実施したほうがよいでしょう。起業ノウハウ週「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、社労士によるストレスチェック対応について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Healthcare エーテンラボ ヘルスケア みんチャレ 健康 株式会社 習慣化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

eスポーツ・チーム「REJECT」運営の「CYLOOK」が3.6億円調達 「REJECT」に社名変更
2021年4月26日、株式会社CYLOOKは、総額約3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社CYLOOKから株式会社REJECTに社名変更を行ったことも併せて発表しま…
シェア買いアプリ「KAUCHE」展開の「カウシェ」が22億円調達
2022年6月28日、株式会社カウシェは、総額約22億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カウシェは、シェア買いアプリ「KAUCHE(カウシェ)」を開発・運営しています。 商品を選び、割引価格…
総合的な家庭サポートサービス「東京かあさん」を運営する「ぴんぴんころり」が1.2億円調達
2023年5月23日、株式会社ぴんぴんころりは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ぴんぴんころりは、総合的な家庭サポートサービス「東京かあさん」を運営しています。 “東京…
「CoLife」と「HITOWAライフパートナー」が業務提携 ハウスクリーニング領域のサポートを拡充
2023年6月1日、株式会社CoLifeは、HITOWAライフパートナー株式会社と業務提携し、住宅居住者へのハウスクリーニング領域におけるサービス提供を開始したことを発表しました。 CoLifeは、住…
電気自動車を活用した電力需給調整システム開発の「REXEV」が7.4億円調達
2020年12月21日、株式会社REXEVは、約7億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電気自動車(EV)を活用した電力需給調整システムの開発や、EV特化型カーシェアリング「eem…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集