注目のスタートアップ

VR向けアバター販売・改変プラットフォーム開発の「ポリゴンテーラー」が資金調達

company

2022年2月21日、株式会社ポリゴンテーラーと、株式会社ポリゴンテーラーコンサルティングは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ポリゴンテーラーは、アバター販売・改変プラットフォーム「ポリゴンテーラー」(2022年春公開予定)を開発しています。

アバターのカスタマイズ技術を持つ人びとを“テーラー”という職業として定義し、スキルマッチングによって新たな経済圏を構築することを目的としています。

ポリゴンテーラーコンサルティングは、国内企業のメタバース参入支援事業を展開しています。企画の立案から、制作、プロモーションをワンストップで提供します。

また、3D・2D作品の展示と音楽祭が合わさったメタバースイベント「メタフェス」(2022年9月開催予定)など、イベント事業も手がける予定です。

Facebookがメタバース事業に注力していく姿勢を示すため、社名をMetaに変更しました。

このこともあり以前から注目されていたメタバースは、さらに注目されることとなり、様々な企業が参入の動きをみせています。

メタバース(Metaverse)とは、大雑把にいえばインターネット上に構築された仮想空間(VR空間)のことを指します。

主にVRゴーグルを装着してアクセスし、音楽などのイベントや、他ユーザーとのコミュニケーション、ゲームなどを楽しむことができます。

VR空間では自身を表象するためのアバター(依代)が必要となり、多くのユーザーは自身を表現するために自身の好きなアバターを利用しています。

多くのユーザーは、3Dモデラーなどのクリエイターにより作成されたものを購入したり、自分で作成することでアバターを入手しています。

また、自分の好きな見た目のアバターに、自分の好きな要素を足したり、改善したい部分がある場合、カスタマイズを施してくれるクリエイターに依頼することもよく行われています。

メタバースはインターネットの次世代の姿であるとも考えられています。将来的には現実空間を完全に代替、もしくは拡張するような仮想空間が構築され、身体による制限をなくし、人間の活動をさらに自由にするものになると予測されています。

そのような時代では、今我々がファッション製品を購入し着用しているように、アバターを購入・着用することが当たり前の行動になると考えられます。

最新の技術を活用した事業を展開する場合、事業の拡大のためにさらなる技術開発も必要となり、そのために資金を要します。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D 3Dモデル EC VR アバター イベント カスタマイズ コンサルティング プラットフォーム ポリゴンテーラー ポリゴンテーラーコンサルティング 改変 株式会社 販売 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

システムマネジメント事業を主軸とするMSP事業者「アイティーエム」が「テリロジーホールディングス」と資本業務提携
2023年5月25日、アイティーエム株式会社は、株式会社テリロジーホールディングスと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 アイティーエムは、さくらインターネットグループの事業会社で、MCSSP…
VRイベント「バーチャルマーケット」の開催やVRエンジン提供などxR事業を展開する「HIKKY」が65億円調達
2021年11月15日、株式会社HIKKYは、65億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社NTTドコモです。NTTドコモとは、2021年10月20日に資本業務提携契約を締結して…
藻類による有用脂質生産の研究開発を行う「ファイトリピッド・テクノロジーズ」が資金調達
2024年10月2日、株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズは、資金調達を実施したことを発表しました。 ファイトリピッド・テクノロジーズは、東工大発ベンチャーとして2021年に設立された企業です。 …
中小製造業の自動化設備を設計・販売する「Robofull」が1.5億円調達
2022年10月3日、株式会社Robofullは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Robofullは、中小製造業の人手不足解消を目的に、データを活用した工場向けの自動…
イヤホン型BCI「Ear Brain Interface」などを開発するブレインテックスタートアップ「CyberneX」が資金調達
2022年2月28日、株式会社CyberneXは、資金調達を実施したことを発表しました。 イヤホン型Brain Computer Interface(BCI)「Ear Brain Interface」…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集