注目のスタートアップ

クラフトビール醸造所専用の樽管理システム「Keg Management」など提供の「Best Beer Japan」が7,000万円調達

company

2022年2月3日、Best Beer Japan株式会社は、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

以下のサービスを提供しています。
・業務店専用クラフトビールECサイト「Craft Beer Platform」
・クラフトビール醸造所専用の樽管理システム「Keg Management」
・樽シェアリングサービス「Keg Sharing」
・樽の長期レンタルサービス「Keg Rental」
・醸造所向け業務用EC(受注)システム

「Keg Management」は、樽に貼ったQRコードにより、樽の在庫数の管理、出荷先の登録、酒税計算をスマートフォン1台で行えるシステムです。

クラフトビールは明確な定義はないものの、作り手のこだわりが強く反映されたビールが多いことが特徴です。

2010年頃の米国でのブームが日本に伝わり、新興の醸造所(ブルワリー)が多数設立され、日本でもクラフトビールが広がっていきました。

キリンビールの調査によると、日本国内でのクラフトビールの認知率は2019年6月時点で90%を超えています。

またブルワリーの数も2019年4月時点で381社で、3年前から約1.5倍に増加しています。

ブルワリーの経営面での課題としては、多くのブルワリーが小規模であるため、デジタル化が進んでいないことが挙げられます。

特に酒税がからんできたり業界特有の業務があるため、汎用的なクラウドサービスが使えず、Excelを利用しているブルワリーが多いことが特徴的です。

Best Beer Japanは、こういったExcelを利用するブルワリーの効率化を実現するため、各種ITツールを提供しています。

Best Beer Japan株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Best Beer Japan株式会社 代表取締役 ピーター・ローゼンバーグ氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

醸造所がより簡単に販路拡大ができるために、業務店専用のクラフトビールプラットフォームの開発スピードと改善サイクルを加速します。
そのために積極的にエンジニア、営業、カスタマーサクセスを採用する予定です。

・今後の展望を教えてください。

クラフトビールをより手頃な価格にするために、引き続き業界のインフラを作っていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

弊社のミッションは「ビールで人生にフレーバーを!」

ビールは100以上の種類があります。新しい国に行って初めての体験をするように、新しい味との出会いを多くの皆様に楽しんでいただきたいです。

エンジニア、営業、カスタマーサクセスを募集中です。

創業期はコストの面から、業務効率を向上させるツールを厳選して導入する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期に特化した社内システムの構築のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Best Beer Japan EC アルコール クラフト・ビール ビール 受発注 管理
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

多言語法律文書向け編集・管理システムなど提供の「日本法務システム研究所」が8,000万円調達
2019年12月19日、株式会社日本法務システム研究所は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 多言語法律文書向けクラウド型編集・管理システム「LAWGUE(ローグ)」や、業務…
カスタムオーダーメイド品のプラットフォームを運営する「レスタス」が10億円調達
2022年12月23日、株式会社レスタスは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 レスタスは、カスタムオーダーメイド品のプラットフォーム「レスタス」を運営しています。 注文から原稿作成…
アパレル生産管理SaaS提供の「DeepValley」が請求書買取の「OLTA」と業務提携
2019年12月6日、株式会社DeepValleyは、OLTA株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 DeepValleyは、アパレル生産管理SaaS「AYATORI」を運営しています…
社内規程管理クラウドや社労士向けサービスを展開する「KiteRa」が10億円調達
2024年4月16日、株式会社KiteRaは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KiteRaは、社内規程管理クラウド「KiteRa Biz(キテラビズ)」と、社労士向けサービス「…
荷主企業・運送会社向け納入情報管理SaaS「ニューイット」を開発する「knewit」が5,300万円調達
2023年1月16日、株式会社knewitは、総額5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 knewitは、荷主企業・運送会社向け納入情報管理SaaS「ニューイット」を開発しています。 …

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集