注目のスタートアップ

株式会社Sene-G  真崎今日子|民間学童の事業展開が注目の企業

民間学童の事業展開で注目なのが、真崎今日子さんが2013年2月に創業した株式会社Sene-Gです。

2020年時点で夫婦共働き世帯数は1500万世帯以上あり(労働力調査基本集計2020年)、増加の一途をたどっています。
それと同時に子供の預け入れ施設の需要も高まっており、2021年の学童保育登録児童数は前年比3万7,267人増の134万8,275人となり過去最多を更新、待機児童数も若干減少しているとはいえ、依然1万3,416人と大きな数を推移しています(厚生労働省超べ)。

小学生以上ともなると、自分で考えて行動する機会も増え、他者との関わりの中から興味関心の幅が広がったり知らなかったことを知ったり、より深く学びたいという欲求が芽生えたり、学習に対する吸収力も高い大切な時期です。
放課後の時間をどのように過ごすかというのは、子どもの未来の可能性に影響するといっても過言ではありません。

そんな子どもたちの可能性を大きく広げる大事な時間帯をより充実させ、未来の可能性を大きく拓く学童保育の在り方に、今注目が集まっています。

株式会社Sene-Gの民間学童事業の特徴は、
児童をただ預かるだけでなく、様々な先端教育プログラムや芸事、学習の選択が出来るようになっている点です。
これにより、効率的な放課後時間の充実を実現し、各家庭におけるワークライフバランスのサポート、未来への人材育成にもつながっていきます。

株式会社Sene-Gの真崎今日子さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

・このプロダクトの特徴は何ですか?

民間学童の運営・企業主導型保育園の運営・AIデジタル教材の販売を行なっております。
中核となる民間学童9年目を迎え、2022年春時点で全国13箇所で運営しております。
児童をただ預かるだけでなく、必ず毎日宿題と塾用問題集を中心とした勉強をする時間があるというところが大きな特徴です。
必ず5人の生徒に一人のチューターがついているので、年間1000時間を超える放課後の時間が無駄になりません。
また、英語・算数といった必須科目をはじめ、書道・プログラミング・ディベート・ダンス・ミュージカル・科学教室などの多様な習い事を受けることができるため、
お子さんの様々な可能性を広げることができます。

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

特に、仕事と教育面の充実した子育てを両立していきたい保護者様に使ってほしいと思います。
私自身、教育面含めた子育てと仕事の両立がとても大変だったため、そういった方の力になれればと考えております。

・このサービスの解決する社会課題はなんですか?

待機学童の解消および共働き世帯のサポートと、次世代に羽ばたく子どもたちの健全な育成、グローバルに役立つ教育の提供です。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

理念を実現するための人材の確保が大変でした。人は得意不得意があるので、それを補完するには様々な得意分野を持つ人材に集まってもらう必要がありますが、はじめは上手に採用できなかったと思います。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

えすこーとがあって良かったという声をいただく度に、多くの人に喜んでいただきたいと思うようになりました。
出来るだけ多くの保護者様、子どもたちのために役に立ちたいので、良質な教育、イベントなど頑張って企画していきます。

・今の課題はなんですか?

ほぼ口コミによる拡大を続けておりますので、効果的でかつ全国的な広告宣伝が課題です。

会社名 株式会社Sene-G (セネジー)
代表者名 真崎今日子
創業年 2013年2月
従業員数 72名
事業内容 民間学童えすこーと・えすこーと保育園、教育関連コンサルティング、教育関連映像・書籍・アプリの提供(インターネット上での提供含む)
資本金 1000万円
所在地 東京都渋谷区渋谷1-2-12-3F
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Sene-G フランチャイズ 保育 子育て 学童 教育 真崎今日子
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」や医療VRサービス提供の「Holoeyes」が資金調達
2022年2月17日、Holoeyes株式会社は、株式会社学研ホールディングスが運営する投資プロジェクト「Gakken Capital」から資金調達を実施したことを発表しました。 医療用画像処理ソフト…
「テックピット」が7,500万円調達 戦略的人材リスキリングSaaS「Techpit for Enterprise」をリリース
2022年6月15日、株式会社テックピットは、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、ITエンジニアのリスキリングに特化した戦略的人材リスキリングSaaS「Techpit f…
学習支援SaaS「Monoxer」運営の「モノグサ」が4.4億円調達
2020年10月5日、モノグサ株式会社は、総額4億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 学校・塾・語学教室などの教育機関向けの学習支援SaaS「Monoxer(モノグサ)」を運営して…
子供向けSTEAM教材開発の「ワンダーラボ」が2.5億円調達
2020年7月29日、ワンダーラボ株式会社は、2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社小学館です。 ワンダーラボは、STEAM教育領域において、思考力育成アプリ「…
食の福利厚生サービス「どこでも社食」や体験型オンラインスクール「こどハピ」を展開する「シンシアージュ」が資本業務提携関係を強化
2023年7月3日、株式会社シンシアージュは、既存株主である株式会社木下グループおよび、株式会社アップフロントグループの2社と資本業務提携をより一層強化するため、同2社を引受先とする第三者割当増資を行…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】