注目のスタートアップ

EVシェアリングサービスやEV蓄電池を活用したエネルギーマネジメント事業展開の「REXEV」が6.3億円調達

company

2021年10月13日、株式会社REXEVは、総額約6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

小田原・箱根を中心としたe-モビリティ特化型シェアリングサービス「eemo(イーモ)」や、企業の電気自動車(EV)の導入や活用をトータルでサポートする事業を展開しています。

また、複数のe-モビリティの蓄電池を束ねるVPP(仮想発電所)サービスや、蓄電池の電力をほかの場所でも使えるようにするV2Xサービスの開発・実証実験を行っています。

今回の資金は、自治体や企業のEV転換を支援するソリューションサービスの開発や、EVエネルギーマネジメント技術の開発などに充当されます。

SDGs(持続可能な開発目標)が示されたことにより、世界的にクリーンなエネルギーである再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みが推進されています。

日本においても再生可能エネルギーは普及しており、2020年の再エネ割合は20.8%になったと推計されています。

2021年10月時点で、政府は、2030年度の再エネ割合としては36~38%とする方針を示しています。

再生可能エネルギーには、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどがあり、季節や天候によって発電量が変動するものが多いため、現時点では再生可能エネルギーのみでエネルギーを賄うのは難しいとされています。

しかし将来的にはほぼすべてのエネルギーを再生可能エネルギーに代替することが望ましく、安定供給を実現するための研究開発や実証実験を進められています。

安定供給のために有効だと考えられているのが、蓄電池を活用することです。

しかし蓄電池を単独で使用しても無駄が発生したり、足りなくなってしまうことも考えられます。

そこで発電設備や蓄電池・蓄電設備を束ね、遠隔制御することでひとつの発電所のように機能させる、VPP(バーチャルパワープラント、仮想発電所)という仕組みが考えられています。

蓄電設備のひとつとして、停車時には遊休バッテリーとなるEVの蓄電池も活用することができます。またEVの蓄電池は動かすことができるため、寒冷地や災害現場などに移動させられることもメリットです。

研究開発を主体とした事業では、成長のために豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ eemo EMS EV REXEV VPP イーモ エネルギー・マネジメント シェアリング 仮想発電所 株式会社 蓄電池 資金調達 電気自動車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

Web3インキュベーターの「Tané」が10億円調達
2023年1月27日、Tané(本社:Dubai UAE、Managing Partner:六人部生馬)は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、DEEPCORE、X Te…
整体師・トレーナー向けAI解析アプリ「Sportip Pro」提供の「Sportip」が資金調達
2020年6月25日、株式会社Sportipは、資金調達を実施したことを発表しました。 整体師・トレーナー向けAI解析アプリ「Sportip Pro」を提供しています。 AI解析により、筋力トレーニン…
音声配信プラットフォーム展開の「stand.fm」が10億円調達 「UUUM」の「REC.」事業の譲受けを締結
2021年10月22日、株式会社stand.fmは、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Z Venture Capital株式会社です。 また、UUUM株式会社の音声配信サービ…
環境負荷の低い農業の普及に取り組む「坂ノ途中」が「株式会社脱炭素化支援機構」から資金調達
2023年8月31日、株式会社坂ノ途中は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社脱炭素化支援機構です。 坂ノ途中は、新たに農業をはじめた新規参入者などをパートナーに、化学合成農薬や…
保険証券登録済みの加入保険一元管理アプリ「保険簿」運営の「IB」が1億円超調達
2020年8月27日、株式会社IBは、総額1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 コンシューマー向けの加入保険情報管理アプリ「保険簿」を運営しています。 保険書類をスマートフォンで撮影するこ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集