注目のスタートアップ

心不全の新たな細胞療法の研究開発に取り組む「メトセラ」が13.2億円調達

company

2021年1月4日、株式会社メトセラは、総額約13億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

心不全を対象とした新たな細胞療法の研究開発に取り組んでいます。

開発する「MTC001」はVCAM1陽性心臓線維芽細胞(VCF)を用いた細胞治療で、非臨床試験において損傷した心臓組織の再生を促すなどの治療効果を確認しています。

また、医療機関の負担の軽減するワークフローとシンプルな製造プロセスを実現する細胞治療でもあります。

今回の資金は、「MTC001」の第I相臨床試験の実施体制のさらなる強化や、製造プロセスの効率化、後続パイプラインの創出、アカデミアや企業との戦略的連携の推進などに充当されます。

後期高齢者の人口が膨れ上がる2025年を目前に控え、心不全患者がどんどんと増加することが予測されています。

日本における急性心不全の予後は、予後不良の癌に匹敵するほど不良であることがわかっています。しかし、予後改善のための薬はまだみつかっていません。

心不全の予後においては介護が必要となります。介護士の人手が足りていないこともあり、心不全治療のイノベーションが切実に求められています。

研究開発型のビジネスは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ MTC001 メトセラ 効率化 医療 心不全 心臓 株式会社 治療 研究開発 細胞 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ECプラットフォーム「ecforce」提供の「SUPER STUDIO」が44億円調達
2022年6月22日、株式会社SUPER STUDIOは、総額約44億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SUPER STUDIOは、ECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)」…
傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する「Nature Innovation Group」が「前澤化成工業」から資金調達
2023年11月14日、株式会社Nature Innovation Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、前澤化成工業株式会社です。さらに、今回の資金調達により累計調達額は約…
世界中のレストランとゲストをつなぐプラットフォームを提供する「TableCheck」が4.3億円調達
2025年3月31日、株式会社TableCheckは、総額4億3000万円の資金調達を発表しました。 TableCheckは、飲食店向け予約・顧客管理システムと、ゲスト向け飲食店検索・予約ポータルサイ…
在庫管理システム「zaico」を提供する「ZAICO」が3億円調達
2024年11月6日、株式会社ZAICOは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ZAICOは、在庫管理システム「zaico」を開発・提供しています。 直感的でシンプルな操作性を特徴としてい…
ハイスキルフリーランスに特化した完全審査制プラットフォーム「Sollective」などを展開する「ソレクティブ」が資金調達
2023年8月8日、株式会社ソレクティブは、資金調達を実施したことを発表しました。 これは、グローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール)の日本法人であるAntler株式会社を通じた…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集