在宅起業で成功するための方法!メリット・デメリットと必要なスキルも解説

創業手帳

在宅起業はオンライン・オフラインどちらの仕事も可能!


会社に出勤してお金を稼ぐのが当たり前だった時代は終わりつつあります。技術の進歩によって、在宅でも個人が仕事を獲得して稼げるようになりました。
在宅での起業はオンラインでもオフラインでも可能なうえ、アイデア次第では大きく稼げる可能性があります。
在宅起業に向いている仕事や、起業のために必要なスキルを紹介します。

創業手帳では「起業したいけど何をどう準備したらよいかわからない」という方向けに、「創業カレンダー」を作成いたしました。起業予定日を起点として前後1年での必要な事をカレンダー方式で管理することができます。無料でご利用いただけますので是非ご活用ください。


創業カレンダー

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在宅で起業する方法は?


インターネットや物流網の発達、社会環境の変化は私たちの働き方にも変革をもたらしました。
個人が在宅で起業することも決して珍しくありません。ここでは、どのようにして在宅で起業するのか方法についてまとめています。

業務委託で仕事を請け負う

在宅で起業する方法のひとつが、クライアントとなる取引先から業務委託として仕事を請け負う働き方です。企業に雇用されない、フリーランスと呼ばれることもあります。

専門的なスキルが必要な業務委託もありますが、スキル不要なものもあるため、まずは組織を離れてお金を稼ぎたいと考えている人にもおすすめです。

個人で事業を始める

起業と聞いてイメージしやすいのが、自ら事業を立ち上げることです。自分が思い描くビジネスを個人で実現します。
近年は、ビジネスも小規模からスタートできるようになりました。
副業や個人事業主としてスタートしてから、徐々に事業を成長させていくことが可能です。

在宅起業におすすめのオンライン・オフラインの仕事


在宅での起業は、起業したくても資金に不安がある人、副業から始めたい人にも適した方法です。
ここでは、オンラインとオフラインに分けて在宅起業におすすめの仕事を紹介します。

オンラインでできる仕事

インターネットでやり取りができるオンラインの仕事は、パソコンがあればスタートできます。
パソコンとインターネット環境があればスタートできるため、初期費用をかけられない人にもおすすめです。

ウェブデザイン・イラストレーター

デザインやイラストの仕事は、インターネットを通じてクラウドソーシングサイトで探せます。
自宅でもできる上、仕事量を調整しやすいため、ライフイベントの変化にも対応しやすい仕事です。
将来的にデザイン会社を立ち上げたり、サイトの運用管理を手掛けたりしていくキャリアパスもあります。

アフィリエイター

アフィリエイターは、書くことが得意な人やブログで情報を発信するのが得意な人におすすめの仕事です。
普段からSNSやブログを手掛ける女性や主婦層に人気があります。

自分のSNSやブログに企業の広告を貼って、クリックされた数や購入数に応じて報酬が支払われる仕組みです。
アフィリエイターはすでに多くの人が参入している業界なので、新しく始めるのであればほかの人とどのように差別化するかがポイントになります。

ライター

ライターは、クライアントが指定する内容のコンテンツや記事を執筆してお金を稼ぐ仕事です。
Webライターは取材不要であるため完全在宅で始められる上、未経験でも取り組める案件があります。
家事や仕事のスキマ時間を活用できるので、主婦や女性にもおすすめです。

プログラミング

ITに企業に勤めていてプログラミングの仕事を請け負っている人は、それを武器に起業できないかを考えてください。
プログラミングの仕事は、多くの企業で求められていて保有するスキルや実績によっては高い報酬も期待できます

事務

事務はバックオフィス業務全般を指す仕事です。一般事務や営業事務のほか、貿易事務など仕事内容はそれぞれ違います。
専門知識が求められる貿易事務や経理事務の経験が重宝されることもあります。

カスタマーサポート

リモートワークが一般的になったことで、カスタマーサポートの業務も自宅で請け負えるようになりました。
顧客からの問い合わせに対して、マニュアルに沿った対応を行う仕事です。
基本的なビジネスマナーのほか、相手の要望に対応するコミュニケーション能力が求められます。

ネット販売

ネットで自分が作った作品や仕入れたものを販売するネット販売は多くの人が行っています。
24時間販売できて在宅での作業で完結できるネット販売は、主婦や女性の起業としてもよく選ばれます。
利用料が安く簡単に商品をネット販売できるECサイトも増加しているので比較して選ぶようにしてください。

スキル販売

仕事や趣味で身につけたスキルも在宅起業に役立ちます。
スキルを販売したい人とスキルを求める人をマッチングするサイトでは、占いやカウンセリング、動画編集などのスキルが販売されています。
サイトを通じて受注できるほか、講師として人に教える仕事も需要が期待できるかもしれません。

オフラインでできる仕事

在宅起業はオンラインだけのものではありません。自宅を利用した対面型ビジネスは、いろいろな種類があります。

エステ・ネイルサロン

エステやネイルサロンは、自宅を店舗にして開業可能です。個人では大型店と比較して受け入れられる顧客に限度があり、多く集客することは難しいかもしれません。

しかし、自宅だからこそコミュニケーションや安らぎを重視したサービスを提供できます。
フランチャイズ店も多くあるので、ノウハウがない場合には加盟して自宅開業することも検討してください。

教育・教室関連

教育関連も対面を希望する顧客が多い業種です。オフライン型は、生徒を自宅に呼んで教えることになります。
塾やそろばん、書道、音楽、芸術教室などが多く、子どもが多い環境では高い需要があります。

在宅で起業するメリット


在宅で起業することによって多くのメリットがあります。在宅起業のメリットをまとめました。

少ないコストで始められる

起業する時に、まず資金が問題となります。在宅起業は、少ないコストでスタートできる点がメリットです。

オンラインで必要なものはインターネット環境とパソコンだけです。オフラインの場合も在宅であればオフィス賃料や店舗の家賃はかかりません。

育児や介護と両立しやすい

在宅起業は、自分のライフスタイルに合わせて仕事時間や営業日を決定できます。育児や介護で時間を取れない人でもビジネスと両立しやすいです。
出産や育児、介護で職場を離れてキャリアが中断されるケースは珍しくありません。在宅企業であれば、自宅にいながら社会復帰やキャリアアップを目指せます

通勤しなくても良い

在宅で働くと、就業場所が自宅になるため通勤が発生しません。通勤がなくなってできた時間は、ビジネスやスキルアップに活用できます

また、家族との時間やリフレッシュに使う人もいるでしょう。自由に使える時間が増えれば、ワークライフバランスにも良い影響を与えます。

自由な時間に働ける

在宅での起業は、時間に縛られず自分の裁量で労働時間を決められます。本業の合間に働くほか、子どもが寝ている間だけ働くといったスタイルも選べます。
ただし、一般的にデータ入力などであれば作業時間は自由なものの、カスタマーサポートのような顧客対応の仕事は時間が決められていることがあるので注意してください。

在宅で起業するデメリット


在宅での起業にはデメリットもあります。デメリットを知らずに起業すると後悔するかもしれません。
在宅で起業するデメリットについて紹介します。

収入が不安定

起業で雇用されている人は、月給や時給といった形で会社の業績に関わらず一定の給料が保障されています。
一方で、多くの在宅の仕事は成果報酬型です。つまり、成果がなければ収入はありません

また、ある程度収入が得られるようになっても病気やケガで働けなければ収入が減ってしまうなど、雇用される働き方よりも不安定です。
有給休暇や育児休業といった福利厚生を利用できない点にも注意してください。

オンとオフの切り替えが難しい

在宅起業は、仕事をプライベート、オンとオフの切り替えが困難になりがちです。
出勤するのであれば、仕事場と自宅が分けられるのでオンとオフを切り替えできます。
しかし、在宅起業は自宅で働くため、ついダラダラしたり、逆にオフであっても仕事が気になったりしてしまうことがあります。

孤独になりやすい

在宅起業では、ひとりで働くことが多くチャットツールやメールでのやり取りがメインとなるため、人との関りやコミュニケーションが不足することがあります。
コミュニケーションが多すぎることもストレスになりますが、コミュニケーションが少なくても孤独感をおぼえやすくなります。
家族や友人との時間や同業者との交流会といった機会を活用して孤立感を抱え込まないようにしてください。

住所を公開しなければならないケースもある

在宅起業すると、自宅が事業拠点になります。クラウドソーシングサイトのように匿名で仕事ができるのであれば公開されることはありません。

しかし、ネットショップや受注サイトを運営する場合には、「特定商取引法に基づく表記」として事業者の氏名や住所を記載する必要があります
自宅住所と氏名をそのまま掲載することになるため、抵抗感がある人もいるかもしれません。

在宅での起業に必要なスキル


在宅起業は、うまく運営できれば事業規模を拡大したり法人化させたりするなど多くの可能性があります。
在宅での起業を成功させるためにどのようなスキルが必要なのかをまとめました。

自己管理能力

在宅起業は、プライベートの生活とビジネスの場所が同一となるため、自己管理能力が求められます。
普段の生活とビジネスのメリハリをつけて業務を進めなければいけません
具体的には、生活空間と仕事をするデスクをパーテーションなどで区切る方法があります。

また、在宅であれば同僚や上司といった他人の目がないため、だらけてしまいがちです。
在宅での仕事であっても、タスク管理や業務時間の明確化など自己管理を徹底してください。
体調を崩せば収入に直結するので、運動や食事といった体調管理も欠かさないようにすることも大切です。

自身を売り込む営業力

高いスキルや専門性があっても仕事を受注できなければ収入になりません。
組織に属していれば仕事を獲得する営業担当がいますが、起業した場合には自分で営業を行い仕事を獲得します。

例えば、スキルや専門性をアピールするために個人ブログやサイト、SNSを用意しましょう。
日ごろの仕事の成果や実績などを発信し認知度を高めることが仕事につながります。エージェントを使って営業を外注する方法も検討してみてください。

専門性や実務経験

在宅起業で多くの報酬を獲得するには、自分自身のブラッシュアップが欠かせません。専門性を高めたり、経験、実績を積むことによって報酬も高くなります。
より高単価の仕事ができるようになれば、格段に収入もアップします。

バックオフィス業務

在宅開業で利益が出れば、税金の支払いもしなければいけません。企業に勤めていれば、確定申告などの税金の手続きは会社に任せられます。

しかし、在宅起業した場合には、帳簿付けから確定申告といったバックオフィス業務をすべて自分でしなければいけません
開業する時には、確定申告を青色申告にするかどうか、専門家に税務作業を依頼するかどうかも考えておいてください。

法律の知識

企業では法務担当や弁護士が法務を担っているかもしれません。個人で仕事をする場合、法律に関わる部分も自分で行います。
専門的な内容は専門家に任せるとしても、自分でも最低限のことは把握しておくようにしましょう。
以下では在宅起業で関わることが多い法律をまとめました。

特定商取引法

特定商取引法は、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。訪問販売やインターネット販売に対して、様々なルールが定められています。
これからネットショップやネットオークションで商品を販売するような場合には、内容を勉強しておくようにしてください。

電子契約法

電子契約法は、特定商取引法と同じようにインターネットで商品を販売する時に知っておくべき法律です。
ネット販売は対面での取引きではないため、法律面でわかりにくい部分があります。
そのため、消費者が誤った内容で購入しないような仕組みが必要です。

ECショップ開設サービスを使って開業する場合には、電子契約法の問題はクリアしています。
自分でサイトを作成する場合には、事前にどのような工夫が必要なのかを確認してください。

著作権

ブログやSNS運営の際に注意してほしいのが著作権です。誰かが作成した画像や音楽、写真を勝手に使用することは許されません。

無断使用すると著作権侵害で訴えられる可能性もあります。
著作権フリーの制作物も多くありますが、営利目的での利用は制限されていることがあるのでよく確認してください。

まとめ・在宅起業は自己管理や経験によって少しずつ成功に近づく!

思い立って即日でネットショップを開設したり、インターネット経由で仕事を受注したり、在宅で起業するハードルは下がっています。
在宅で起業すると、開業費用や時間の捻出の面で有利に働くこともあります。

一方で、在宅起業はバックオフィス業務や税金の手続きも自分でしなければいけません。
起業してからどのような作業が発生するかを確認してから、在宅起業を始めるようにおすすめします。

在宅での起業を考えていきたい!とお考えの方は是非無料でお配りしています「創業手帳」をご活用ください。起業をするために必要な資金をどう確保したらいいのか、集客方法など、起業を目指す方々のガイドブックとしてお役立ていただければと思います。

また「何をどう準備したらよいかわからない」という方は、「創業カレンダー」もあわせてご活用ください。起業予定日を起点として前後1年での必要な事をカレンダー方式で管理することができます。


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(編集:創業手帳編集部)

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