知らないと後から取り返しがつかない!創業直後のホームページ集客のコツ

広報手帳

「SNSがあるから作らなくていいや」じゃ済まない!なぜ今でもホームページ集客が必須なのか?その理由

創業直後はやるべきことも多く、ホームページ制作は後回しになりがちです。「SNSで集客はできるから、今どきホームページは必要ない」と思われている方もいるかもしれません。

しかし、ホームページこそ、起業してから真っ先に作るべきものなのです。理由はもちろん「集客」です。なぜ今でもホームページが最強の集客手段なのか、ホームページ作成時に留意すべきポイントや、使うべきツールは何なのか、本記事ですべてお伝えします。

ホームページについて理解していない場合、ビジネスの成否を一番左右する「集客」についての基本知識に抜け漏れが出てしまうことになり、大きな機会損失が発生してしまうことにもなります。そのような事態を防ぐためにも、ぜひ最後までご覧ください。

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

ホームページはなぜ重要なのか?

起業当初は、自分で顧客を開拓できるかどうかが起業の成否を分けます。元々在籍していた会社の取引先や、友人・知人のつてからの顧客開拓だけではどうにもならず、泣く泣く廃業される結果に終わる方も非常に多いです。

ですから、見込み顧客を蓄積していくため、事業の内容を知っていただくために、マーケティング活動を始める時期は早ければ早いに越したことはありません。

そこで重要になるのが、ホームページ(Webサイト)です。ホームページは昔から「24時間働いてくれる営業マン」と言われ、顧客を獲得するためのすべての土台になります。

普通の営業活動であれば、会社が営業している時間だけしか顧客との接点を持てませんが、インターネット上でいつでも閲覧できるホームページであれば、24時間365日顧客と接点を持ち続けることが可能です。そういった意味で、「24時間働いてくれる営業マン」と呼ばれるのです。

昨今、SNSがマーケティングツールとしても重要性を増してきています。たしかにSNSは顧客と仲良くなる上では有効ですが、重要な情報はタイムライン上を流れて行ってしまい、常に顧客に重要な情報を表示し続けることはできません。

そのため、事業の基本情報や、着実に顧客に伝えたい新着情報などは、ホームページにストックしてしっかりと伝えていく必要があります。つまりホームページは、その会社の商品や概要、問い合わせ先など重要なことを体系的に伝えることができる点が大きなメリットなのです。ホームページが最も引き合いや購買につながりやすい、とも言われています。

創業直後にホームページがないと致命的なワケ

ホームページを使うシーンは、創業直後にとくに多いです。

たとえば、一見関係ないチラシを作る際にもホームページアドレスを記載しないわけにはいきません。顧客へより正確に事業や商品の情報を伝えるチャンスなのですから。

また、名刺にもホームページアドレスを記入するのは常識で、取引先の顧客や銀行も、取引開始や口座開設、さらには融資審査の際にまで、ホームページは必ずチェックするものです。つまり、ホームページがなければ取引ができなかったり、融資の審査に通らなかったりする事態も発生し得るわけです。

このように、現代のビジネス環境において、ホームページがないままでビジネスを展開していくのはあまりに無謀です。ホームページなしでビジネスを続けるのは、いわば「看板無しで店を構える」ようなもの、だと思ってください。

創業直後の段階ですでに、ホームページを用意しておかなければならないのです。

ホームページの作り方がわからなくてもまずは始める

このように営業活動、チラシ、SNS、広告の前にまず最初に作ったほうがいいのがホームページなのです。

しかしそれでも、「ホームページの作り方や、運用の仕方がわからない」、「ホームページを開設しようか、やっぱり迷う」、「事業の準備が整っていないので、ホームページには着手しない」という方がいます。

ここまでお伝えしてきたように、ホームページを作らないままビジネスを走らせていくと、集客や認知のスタートが遅れてしまったり、大事な場面で融資審査に通らない可能性が出てきたりと、デメリットが非常に大きいです。

ですから創業時には、簡単なものでいいので仮のホームページをまず早急に作ってしまい、作ったものを適宜修正していきながら事業展開していくのがおすすめです。

ホームページを実際に作り始めると、「商品画像はどうするのか」、「商品紹介記事やチラシのデザインやタイトルをどうするのか」など、自分のビジネスに足りないものが見えてくるという効果もあります。

したがって、ホームページをまずは作ってみる。ミニマム・最速でホームページを立ち上げ、走りながら充実させていくことをおすすめします。

最初から完璧なホームページを作れる、なんてことはありません。まずは「ホームページを作る」という第一歩を踏み出すことが、結果的に完成度の高いホームページを作ることにもつながります。

ホームページを作る「だけ」ではダメ

ホームページを作り次第、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで事業やサービスに関わるキーワードで検索した際に、上位に表示させる必要があります。検索結果で上位にホームページに表示させる施策のことを、SEO(検索エンジン最適化)、あるいはSEO対策と呼びます。

たとえば、あなたが渋谷でレストランを営んでいるとします。その場合、「渋谷 レストラン」とキーワードを検索エンジンに入力して検索した際に、検索結果の上位にあなたのホームページが表示されなければ、見てもらえません。

そのため、ホームページを作ったらまず、ホームページのトップページや、ホームページ内のブログ記事などのページに、ユーザーが検索した際にあなたのホームページを見てもらうためのキーワード(文言)を入れ込みましょう。たとえば、渋谷でレストランを営んでいるとしたら、「渋谷のレストラン〇〇」といったふうに、レストラン名の前に「渋谷のレストラン」という文言を入れ込む、といった具合です。そもそも、ユーザーが検索する際に使用するキーワード(文言)が入っていなければ、検索結果に表示されないのです。

ほかにもプロ向けの色々なSEOの方法はありますが、忙しい起業家でもすぐに使える実践的で有効な方法があります。

それは、「一刻も早くアドレスを取得して、ホームページを作ること」です。

Googleなどの検索エンジンは、「ホームページがどれほど長く運営されているか」という点も検索結果の表示順を決める際に考慮することが知られています。少し考えてみれば、最近できたサイトよりも、長く運営されているサイトのほうを検索エンジンが評価するのは妥当であることがわかるはずです。長く運営されているほうが、「信用がある」ということですから。

たとえば、語尾が「.com」、「.jp」になるドメイン(ホームページアドレス)を早めに取得してホームページを運営しておくと、検索エンジンからの評価が上がります。法人設立前や、開業届を提出する前であっても、ドメインを取得してホームページを作ることができる、ということも覚えておくといいでしょう。

検索エンジン対策で高度な事をやろうとしている割に、「一刻も早くアドレスを取得して、素早くホームページを開設する」という一番重要なSEO対策ができていない方も多いです。

1.ドメイン(ホームページアドレス)を取得
2.検索キーワード(文言)をホームページ内の文章などに散りばめる
3.ホームページを公開する

細かいSEO対策は色々ありますが、最初はこの程度でも問題ありません。

ホームページを開設するのが遅れれば遅れるほど、ホームページを検索結果で上位表示させにくくなり、あなたのビジネスを顧客に知らせるチャンスが遠のいていってしまいます。お金がない創業直後は、ほぼ無料でできるホームページ集客こそマーケティングの生命線であるのにもかかわらず、です。したがって、一刻も早くホームページを立ち上げて、検索エンジンからのプラス評価を早い段階から蓄積させる必要があります。

完成度について考えるのは後にして、まずはホームページを素早く立ち上げきってしまい、文章や写真は適宜追加して徐々にホームページを充実させていく、といったやり方をおすすめします。

素早く作るためにはツール活用がおすすめ

ホームページ作成に素早く着手し、内容を充実させていくには、ホームページ作成の知識がなくとも簡単に利用できるツールを使うのがおすすめです。

以前はプログラミングしてホームページを作成する必要がありましたが、現在では難しいプログラミングを習得しなくとも、専用のツールを利用すれば誰でも簡単にホームページを作ることができます。

誰でも簡単に作成できるプログラミング不要のホームページ作成ツールをご紹介します。

ペライチ

ペライチは、コード不要のホームページ作成ツールの中でも唯一、日本国産のツールです。そのため、ホームページ制作で困った際に、サポート体制が手厚い点が特徴です。

Wix、Jimdoと比べても、最低限必要な機能を備えたシンプルなホームページを素早く制作できる点に定評があります。また、商品を訴求するためのLP(ランディングページ)と呼ばれるWebページを制作するのにもっとも向いているとも言われています。そのため、ECサイトなどオンラインで商品を販売するページを作りたい方にもおすすめです。

Wix(ウィックス)

Wix(ウィックス)は、デザイン性が高く、ホームページ制作の初心者の方であっても簡単におしゃれなホームページを作れるツールです。

ホームページのテンプレート数が多いので、完成したホームページのイメージが抱きやすいのも大きなメリットです。

Jimdo(ジンドゥー)

Jimdo(ジンドゥー)は誰でも簡単にホームページが作れる、ホームページ作成ツールです。

Wix(ウィックス)と比べると操作性やカスタマイズ性は乏しいですが、操作が非常に簡単なので、シンプルなホームページなら素早く作ることができる点が特徴です。

ホームページ作成を依頼する方法も

「ホームページ作成を自分でやるよりも、お金を出してある程度完成度が高いホームページが最初からほしい」という方もいるのではないでしょうか。

そんな方向けに、コストを抑えながらも、よりプロフェッショナルなホームページを作成するための方法をご紹介します。

ランサーズ

ランサーズは、多くのホームページ制作者が登録しているクラウドソーシングサイトです。

ホームページ制作をしている個人にサイトを通じて直接依頼できるため、Web制作会社に依頼するよりも安くホームページを制作できます。

ページ数が少なく、シンプルなホームページですと、5万円程度から制作依頼が可能です。ただし、実績や評価の高いホームページ制作者ほど制作単価が高くなりますので、しっかりしたホームページを作り込む場合には費用が数百万円単位になる場合も多いのでご注意ください。

ホームページ開設にお困りなら

「自社の事業でホームページをどう作るのが正解なのかわからないから、専門家の意見を聞きたい」という方もいるのではないでしょうか。

手早く制作してしまうのが正解とはいえ、やはり、それぞれの事業ごとにホームページ制作のポイントは異なります。

もし、「自社だけでホームページを作るのが不安」という方は、ぜひ創業手帳にご相談ください。

創業手帳の「創業コンサルティング」では、ホームページ制作のお悩みなども含めて、創業時に抱くさまざまなお悩みを解決に導くために完全無料でコンサルティングいたします。お申し込みはこちらのWebページから簡単にできるので、ぜひお気軽にご依頼ください。

素早くホームページを開設し、あなたのビジネスを成功に導きましょう!

関連記事
起業時のホームページ作成費用を徹底解説!制作会社・フリーランス・無料ツールどれがいい?
「起業後」のホームページ戦略とSEO対策についてSEOコンサルタントが解説【初級編】

(編集:創業手帳編集部)

創業手帳
この記事に関連するタグ
創業時に役立つサービス特集
このカテゴリーでみんなが読んでいる記事
カテゴリーから記事を探す
今すぐ
申し込む
【無料】