学生向きの副業とは?学生におすすめの副業20選|将来に役立つ安全な副業の選び方
アルバイトとの違いや実際の副業例・選ぶポイントを、実体験を交えて詳しく解説
●副業とアルバイトの違い: 副業の自由度や成果報酬型の特徴
●学生に適した副業例: 将来に役立つ副業や特技を生かした副業を具体的に紹介
●副業の選び方: 安全性や初期費用、将来性を考慮した選び方について
●副業をする際の注意点: 詐欺防止や税金に関する基本的な対策
●副業のメリット: 就活やスキルアップにつながる副業の利点
副業には、学生でも空き時間で月数万〜数十万円を目指せる仕事が様々あります。アルバイトと違い時間や場所に縛られず、また、将来起業を考えている学生のスモールステップとして、学生時代から副業に挑戦する人も増えています。
ただし、学生が副業をする際には、アルバイトと違った注意点もあります。学生時代に7種類ほどの副業を経験し、社会人となった今も継続的な収入を得ている筆者の体験も交えてお伝えしますので、ご参考にしていただければと思います。
- 副業とアルバイトの違い
- 学生におすすめの副業
- 学生が副業をする際の注意点
学生時代に7種類ほどの副業を経験し、社会人となった今も継続的な収入を得ている筆者の体験も交えてお伝えしますので、ご参考にしていただければと思います。
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この記事の目次
学生の副業とは?アルバイトとの違いは?
近年、学生の間でも社会人の間でも副業が注目されていますが、そもそも副業とは何なのでしょうか?ここでは、アルバイトとの違いや学生が副業をするメリットについて見ていきます。
副業とアルバイトの違い
副業には、アルバイトと違って一般的に次のような特徴があります。
カテゴリ | 副業 | アルバイト |
---|---|---|
働き方 | 個人で案件を請け負ったり、メディアやネットショップを運営する | 企業やお店に雇用されて働く |
報酬形態 | 成果報酬型が中心(例:1件〇〇円、広告収入) | 時給制や月給制が一般的 |
年齢制限 | 緩い制限、またはほとんどなし(例:ポイントサイトは12歳以上、アフィリエイトは18歳以上) | 16歳以上など法的制限がある |
時間/場所の自由度 | 時間や場所に縛られず、パソコンやスマホでどこでもできる | 固定シフトが多く、特定の勤務場所で働く必要がある |
主な仕事の例 | ブログ運営、YouTubeチャンネル、アフィリエイト、クラウドソーシング など | 飲食店スタッフ、塾講師、販売スタッフ など |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
個人で稼げる
アルバイトはどこかの企業やお店の採用面接を受け、雇用をされるのが一般的です。学生の場合、飲食店や塾・予備校などで働くことも多いでしょう。
一方、副業はこのような「雇われ」の形ではなく、個人でメディアやショップ(YouTubeチャンネルやブログ、ネットショップなど)を持ってそれらを運営したり、個人で案件ごとにエントリーして納品したりするものが中心です。
つまり、仕事を与えられるのを待つのではなく、自分自身で仕事を探すのが副業だと言えます。
固定給ではない
副業は固定給ではなく成果報酬型のものが多いです。
記事や作品などを納品する副業や広告による収益を得る副業では、1件〇〇円などという形で報酬が決まることが多いでしょう。
成果主義なので、「学生だから賃金が少ない」ということもありません。
「アルバイトだとなかなか給料が上がらない…」と悩まれている方は、副業で大きく稼げる可能性があることを覚えておきましょう。
年齢制限がない
年齢による制限がない、もしくはアルバイトよりも緩い制限になっているのも副業の特徴の一つです。
たとえばポイントサイトならおおむね12歳以上、アフィリエイトだと18歳以上なら利用することが可能なものがほとんどです。
このため、高校生や大学生、専門学生でも気軽に始められます。
時間や場所に縛られない
副業には、いつでもどこでもできるようなものがたくさんあります。
パソコンやスマホ一台で月数万円以上を稼ぐことも可能なので、決まったシフトで出勤することが難しかったり、自宅や学校近くに働きやすい場所がない学生には特におすすめです。
2024年現在、場所や働く時間に縛られない働き方は一般的となりました。
「学生=アルバイトをするもの」と制限せず、副業にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
学生が副業をするメリット
副業は社会人になってからももちろんできますが、学生が副業をするメリットとしては次のようなことが挙げられます。
- 就活や将来に役立つ
- 学業やプライベートと両立しやすい
- 大きな収入源になる可能性がある
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①:就活や将来に役立つ
副業の経験は、就職活動や就職後の将来に役立つものが多くあります。
たとえば、筆者は大学生時代にWebライターとして女性向けメディアの記事を執筆したり、その知識や経験を生かして他の会社でWebマーケティングの担当したことで、就職活動のアピールポイントとすることができました。
また、学生時代に作ったブログは学生時代も就職後も、毎月いくらかの収益を生んでくれています。
学生時代に副業でマネタイズをした経験や実際に作った自分だけのメディア(WebサイトやYouTube、SNSなど)は、将来独立や起業をするときの足掛かりにもなります。
さらに、副業レベルで始めればリスクはほとんどありません。将来自身でビジネスをしたいと考えている学生は、第一歩としてぜひ単なるアルバイトではない副業に挑戦してみることをおすすめします。
メリット①:学業やプライベートと両立しやすい
副業は時間や場所の拘束が少なく、授業などで忙しい学生でもスキマ時間に効率的に働けます。
事前に決められたシフトで仕事をするアルバイトよりも、学業やプライベートとの両立がしやすいのがメリットです。
メリット③:大きな収入源になる可能性がある
副業での収入は、青天井に増える可能性を秘めています。
アルバイトは時給換算のことが多いので、学生が1カ月に稼げる金額は10万円程度、たとえフルタイムで入っても20万円程度ということがほとんどではないでしょうか。
一方、成果報酬が基本の副業では、やり方によっては月に数十万円を超える収入を得られます。
学費や生活費、交際費などなにかとお金の必要な学生にとっては、こうした収入源を確保できればとてもありがたいですよね。
このように、学生の副業は内容によっては、その経験やコンテンツが将来の選択や収入源につながります。
学生におすすめの副業
副業にはいろいろな種類がありますが、学生におすすめできる安全な副業を、
- 将来につながる副業をしたい
- 特技を生かした副業をしたい
- コツコツ確実に稼げる副業をしたい
という3つの希望別にご紹介します。
特技を生かした副業をしたい
副業は一般的なアルバイトと比べ、学生が自分の「得意」を使って稼げるものがたくさんあります。
「文章を書くのが好き」「手作りするのが得意」など、学生でも特技や趣味を生かして行うことのできる副業をご紹介します。
1. Webライター
文章を書くのが苦ではない・ネットで情報を調べるのが苦手ではないという学生にはWebライターの副業がおすすめです。
簡単な案件だと文字単価0.2円ほどから、スキルが上がってくると文字単価0.5円〜2円程度までアップすることも。
Webで完結するので、パソコン一台でできるのも嬉しいポイントです。
私自身、学生時代に3年間Webライターとして働いていましたが、多いときでは月に9万円近く稼ぐことができました。
ライティングスキルはWebマーケティングの理解にもつながり、就活や将来にも役立ちます。
- クラウドワークス
- ランサーズ
2. プログラマー
プログラミングのスキルを持っている学生なら、プログラマー・エンジニアとして副業をするのもおすすめです。
プログラミングと一口に言っても内容はさまざまで、サイトの構築やWordPressのプラグイン制作、Excelのマクロ作成など幅広い案件があります。
エンジニアの需要は年々高まっており、高い成果報酬を期待できるでしょう。
学生でも知識とスキルさえあればチャレンジできるので、一度下記のようなサイトに登録して案件を見てみるのがおすすめです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- クラウドテック
3. 写真撮影・販売
写真が趣味の学生には、写真を撮影したり、撮影した写真を販売したりする副業がおすすめです。
専用のカメラではなくても、スマートフォンでも充分売れる写真を撮影ができます。
写真素材のサイトに登録し、撮影した写真を掲載することで始められる副業です。
- PIXTA
- Adobe Stock
- shutter stock
4. ハンドメイド
アクセサリーや小物を作るのが得意な学生は、ハンドメイドアイテムを販売する副業もおすすめです。
作ったアイテムは、メルカリやminneといったフリマサイトや、自身のネットショップで販売できます。
ただし、参入障壁が低いため、競合も多いです。SNSなどで発信をして、ファンを作るなどの工夫が稼ぐためには必要でしょう。
- メルカリ
- minne
- Creema
- BASE
5. スキルシェア
「占いが得意」「恋愛相談に乗るのが得意」「勉強を教えたい」など、自分の得意なことを売り買いできるスキルシェアのサービスも学生の副業にはおすすめです。
どんな特技でもお金に換えられる可能性があるので、資格などを持っていない学生でも充分稼げます。
以下のようなサイトを試しに覗いてみて、自分ができそうなことを探してみるのも良いでしょう。
- ココナラ
- ストアカ
- クラウドワークス
6. YouTube
YouTubeを使って、自分の得意なものについて情報発信をしたり、おしゃれな動画や面白い動画を作って投稿したりするのも最近学生に人気の副業です。
広告収入を得られるためには500人以上のチャンネル登録者数と直近12ヶ月で3,000時間以上の総再生時間が必要など、収益を上げられるようになるまでのハードルは高いです。
しかし、動画を制作したり投稿したりすること自体はスマホ一つで無料で始められます。私自身、学生時代の勉強法をYouTube動画で発信しはじめたところ、毎月十数万〜数十万円の収益を上げることができました。
顔を出したり奇をてらったりしなくても努力次第では稼げる副業なので、時間のとれる学生さんにはおすすめです。
7. 記事販売
自分の知識や経験をnoteなどで有料記事として販売するのも副業の一つです。
文章力やそもそものコンテンツ力、記事を見つけてもらうための検索対策などが必要なのでハードルは高めですが、一度作っておけば継続的に売れてくれる可能性があるのがメリットです。
大学や就活、留学やアルバイトなど、学生ならではのテーマを扱えば他と差別化したコンテンツを販売できるかもしれません。
Kindle出版なども初心者から始められるため、文章を書くのが苦手ではない方はチャレンジしてみてください。
8. 翻訳
英語が得意な学生は、翻訳や通訳などの副業を検討しても良いでしょう。
案件も英会話の必要なものから文字だけのものまで様々あります。
下記のようなサイトに登録して、自分が担当できそうなものを探してみると良いでしょう。
私は学生時代に日本語のゲームアプリを英語に翻訳する副業を経験したことがあります。
量が多くて大変でしたが、まとまった金額の報酬をいただけました。
- スマートラング翻訳通訳
- ココナラ
- クラウドワークス
- Amelia
将来につながる副業をしたい
学生の副業で「稼ぎながら就職や就職後の将来に役立つものをしたい」という方が多いと思います。
ここでは、そんな周りと差別化できる経験ができる副業を6つ紹介します。
1. アフィリエイター(アフィリエイト)
アフィリエイトとは、ブログなどのページを作り、そこに掲載した広告経由で読者が商品を購入したりサービスの申込をした際に報酬を得られる仕組みです。
無料のブログサービスを使って始められるので、学生にも人気の副業です。
ただし、収益を上げるまでには短くても半年程度かかるのがデメリットです。
しかし、SEOやWEBマーケティングについての勉強を続けて、記事投稿を頑張れば初心者からでも収入を得られるようになります。
まずは、本やサイトなどでアフィリエイトの仕組みなど基礎的な部分を学んで、ブログを立ち上げてみましょう。
「ASP」と呼ばれるアフィリエイト案件のプラットフォームに登録することで、アフィリエイトブログをスタートできます。
- A8.net
- もしもアフィリエイト
- Amazonアソシエイト
2. Webライター
「特技を生かした副業」でもご紹介しましたが、Webライターの仕事は就活や将来を見据えた学生におすすめの副業です。
なぜなら、Webライターとして成果を上げるなかで、Webライティングのスキル(読者に読んでもらいやすい文章を書く)や、検索で上位を勝ち取るためのSEO(検索エンジン最適化)の知識などが身につくからです。
実際、私は学生時代に身につけたこれらの知識やスキルによって独立することができました。
Webライターの一歩を踏み出すには、下記のようなクラウドソーシングのサービスに登録してコツコツと案件をこなしていくと良いでしょう。
- クラウドワークス
- ランサーズ
3. YouTuber
こちらも「特技を生かした副業」でもご紹介しましたが、YouTubeのチャンネル運営は経験しておくと学生時代の就活やその後の社会人生活で役立ちます。
YouTube運営を経験すると、動画編集のスキルだけでなく、YouTubeマーケティングが学べます。
YouTubeの知見を持っている学生や人材は様々な企業から注目してもらえるので、就活でも有利になりやすいでしょう。
4.インスタグラマー
インスタグラムを自身のメディアとして運営するのもおすすめの副業になります。
「ブログやYouTubeはハードルが高いと感じるけれど、インスタグラムの投稿なら作れるかも」という人もいるのではないでしょうか。
特にSNSネイティブの学生にはおすすめの副業です。
SNS運営自体は完全無料で始められます。まずは、美容系、旅行系、ライフハック系など自分の得意なジャンルでアカウントを育ててみてください。
5. プログラマー
こちらも「特技を生かした副業」でご紹介しましたが、プログラマーは就職や将来に直結しやすい副業の一つです。
「未経験だから…」「文系出身だから…」と不安な気持ちの方も、ご安心ください。
学生ならプログラミングスクールなどに通って一からスキルを習得することも充分可能です。
スクール代は少し高いかもしれませんが、将来への投資と考えれば無駄にならない費用と言えます。
6. せどり(転売)
せどり(転売)とは、メルカリやAmazon、Yahoo!オークションなどで物を売る副業です。
安く買ったものをそれ以上の金額で売るため、差額が収益となります。
せどりでカギとなるのは利益や経費を計算した値付けです。
せどりで培った「地道に計算や分析を行うスキル」は将来あらゆるビジネスに応用できるでしょう。
- メルカリ
- ヤフオク
- Amazon出品サービス
コツコツ確実に稼げる副業をしたい
最後に、副業初心者の学生にもおすすめできる「コツコツ稼げる」タイプの副業をご紹介します。
このタイプの副業は1件ずつの単価は低額であることが多いものの、やればやったぶんだけ確実にお金を稼ぐことができます。
お小遣い稼ぎをしたい学生にはもちろん、将来起業や独立を考えている学生にも、スキマ時間をお金に換えて独立資金の一部にできるお仕事としておすすめです。
1. ポイントサイト
ポイントサイトは学生や主婦の副業の定番。「お小遣いサイト」などとも呼ばれ、サービスへの会員登録やアンケート回答、ゲームやクレジットカードの作成などでポイントが貯まる仕組みです。
貯めたポイントは現金や電子マネー、ギフト券(Amazonなど)と交換できます。
学生でも隙間時間に気軽に稼げるのがメリット。一方で、悪質なポイントサイトに個人情報を提供しないよう注意が必要です。
- ポイントタウン
- モッピー
- ちょびリッチ
2. アンケートモニター・治験
アンケート回答や座談会への参加などを行うことで謝礼を受け取る副業です。
指定の商品やサービスを受け取って実際に試して回答する場合もあれば、「お酒を飲むかどうか」など、普段の生活に関するアンケートに回答するものもあります。
空きコマや通学時間などのちょっとした時間を有効利用できるのが学生にとってはうれしいポイントです。
案件数が非常に多く、頭を使わなくても手軽に回答できるのがメリットですが、1件あたり数円と低額のものも多く、大きな金額を稼ぎづらいのがデメリット。
ただし、運が良ければ数千円ほどの謝礼をもらえる調査に当選することもあるので、なるべく頻繁にサイトやアプリを確認して地道に応募をつづけましょう。
高額案件としては、新薬や健康食品などの臨床試験に協力する治験などもあります。
1回数万円の報酬を受け取れるものもあり人気ですが、一方で数日単位の時間を拘束される場合があるのが少しネックです。
学生なら授業のない曜日や長期休みにチャレンジしてみても良いかもしれません。
ちなみに筆者は学生時代、毎日数個〜十数個のアンケートに回答して月1,000円ほどのお小遣いを得たほか、数回だけ会場でのモニター調査に当選することができ、1〜2時間で数千円の謝礼をもらうことができました。
- マクロミル
- リサーチパネル
- コーメディカルクラブ
3. データ入力・内職
企業などが外注している作業を請け負う副業です。データ入力や内職と一口に言っても、名刺などの情報入力や音声データの書き起こし、ショッピングサイトの出品作業などさまざまあります。
社会人経験のない学生でも、気軽にチャレンジできるものがほとんどです。単価が低く、単純作業が多いので人によっては続けにくいかもしれませんが、Webで完結できるので、他人とのコミュニケーションをあまり取りたくない学生にはおすすめです。
データ入力や内職の副業は、クラウドソーシングサイトに登録したら、すぐにエントリーできます。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- バイトル
- タウンワーク
- タイミー
4. 覆面調査
覆面調査は、お店のサービスなどを実際に受け、後日アンケートに回答して謝礼をもらう副業です。
飲食店関係の案件なら飲食代金が割引になったり、美容系の案件なら化粧品などがお得に試せたりするので、学生にはありがたい副業です。
- ちょびリッチ
- とくモニ
- ファンくる
5. レビュー・体験談投稿
簡単なレビューや体験談を投稿するのも、難易度が低くコツコツ稼げる副業の一つです。
Webライターは少しハードルが高い…という学生でも気軽にチャレンジできる案件がたくさんあります。
- ドラマの感想
- 恋愛の体験談
- 最近見た映画の解説 など
短い文章を書いて稼ぎたい人は、以下のサイトに登録して仕事を探してみましょう。
- クラウドワークス
- ランサーズ
6. 代行サービス
日常の様々なものを代行する副業もあります。代行する作業は、主に以下のとおりです。
- 家事代行
- ベビーシッター
- ペットシッター
- 大掃除代行
- 遺品整理
在宅で完結しづらいのは難点ですが、インターネットがあまり得意でない学生でも挑戦できるのがメリットです。
- ベアーズ
- キッズライン
学生の副業の選び方
ここまで学生におすすめの副業をご紹介してきましたが、学生が副業を選ぶときのポイントを3つお伝えします。
ポイント①:安全なものを選ぶ
学生はまだ別で大きな収入(本業)を持っておらず、ビジネス経験も豊富ではないことが多いです。
そのため、いきなりリスクの高い副業にチャレンジするのはおすすめしません。
株やFX、アダルト系など、金銭的・精神的なリスクのあるものよりも、まずは安全に稼げる副業を選びましょう。
ポイント②:初期費用が少ないものを選ぶ
学生が副業をする場合、初期費用はできるだけ減らすことをおすすめします。
たとえばブログアフィリエイトなら、年間1万円程度でWordPressブログを運営できます。「note」や「はてなブログ」などで始めれば、完全無料です。
また、YouTube運営もお手持ちのスマートフォンで撮影すれば無料で始められます。
追加の機材や環境を整えるのは、副業が軌道に乗ってからで問題ありません。
まずは初期投資を抑えて、リスクを最小限にしましょう。
ポイント③:将来につながるものを選ぶ
学生ならではの視点として、将来につながる副業を選ぶというのもポイントです。
ポイ活などは単純作業でコツコツ稼げるためおすすめですが、それと並行して就活などで役立つ副業にもチャレンジしてみると良いでしょう。
また、毎月まとまった閲覧数や収益を確保できるメディア(YouTubeやSNS、ブログなど)を持っておくと、会社に就職しても一種の不労所得として収入源を確保し続けられます。
たとえば筆者の場合は、学生時代からやっていたブログが社会人になって更新を止めてからも月数万円を確実に稼いでくれました。
副業で自分のスキルを磨いたり、自身のメディアを持っておくと、それを足掛かりに起業や独立をすることも夢ではありません。
筆者も現在、会社から独立してYouTubeとブログで生計を立てていますが、これは学生時代のブログでの情報発信が土台となっています。
今後起業や独立を目指す方は、ぜひ将来につながる副業にチャレンジしてみてください。
創業手帳では、起業・独立を予定している方へ創業カレンダーを無料配布中!詳しくは以下のバナーから!
学生が副業をする際の注意点3つ
最後に、学生が副業をする際に気をつけたいポイントを3つご紹介します。
- 儲け話には乗らない
- すぐに稼げなくても焦らない
- 副業で収入がある際の税金について
まだビジネス経験の浅い学生だからこそ、「自分は大丈夫」と思わずしっかり注意して副業に取り組みましょう。
注意点①:儲け話には乗らない
世の中には、お金を稼ぎたい学生を狙った悪徳業者が存在します。
特に、SNSのダイレクトメッセージ(DM)などでいきなり連絡してくるような人・企業には注意が必要です。
当然のことですが、楽に簡単に儲けられるビジネスなど存在しません。
耳あたりの良い言葉ばかりを謳っている仕事はきっぱりと無視し、地道に稼げるよう努力しましょう。
注意点②:すぐに稼げなくても焦らない
副業の特徴として、「成果報酬型のものが多い」ということがありました。
特にブログやYouTube、SNSなどの運営では、お金を得られるようになるまでに最低でも数カ月の期間が必要になります。
そのため、今すぐにお金が必要な人にはおすすめできません。そのような方はアルバイトやポイ活などに取り組んで、必要資金を集めましょう。
ただし、ブログやYouTubeなどは焦らず冷静に数字分析をしながら続けていくことで、大きく稼げる可能性を秘めています。
副業で安定的な収入を得ているのは、ほぼ例外なく「うまくいかなくてもめげずに継続をした人」なのです。
注意点③:副業で収入がある際の税金について
副業である一定ラインの収入を超えると、親の扶養からはずれ(親の税額が増え)、確定申告する義務が発生します。副業をはじめる前に、その点を確認する必要があるでしょう。
税金の制度は複雑ですが、社会に出る前に政治や経済について考えるいいきっかけともなりますので、色々調べてみることをおすすめします。
今回は、税理士法人ハガックス代表 芳賀 保則氏にコメントを頂きました。
学生が副業で収入を得た場合、1年間の所得が48万円を超えそうな場合には、確定申告義務の有無や、親の扶養からはずれるかどうかを事前に確認しておく必要があります。
- *所得が48万円を超える境界線
-
- 給与収入のみの場合→103万を超えるとき
給与収入103万-給与所得控除55万円=所得48万円
*給与所得控除は給与収入に応じて一定額(最低55万円)が認められています。 - その他の所得のみの場合→収入から経費を引いた儲けが48万円を超える場合
例:収入80万-経費32万=所得48万
*経費としてその副業に直接要した経費(通信費や交通費など)を引くことができます。 - 給与も、その他の収入も両方ある場合→合計所得が48万円を超える場合
例:給与が80万、その他の所得23万(収入30万-経費7万=23万)
(給与収入80万-給与所得控除55万円)+その他の所得23万=所得48万円
- 給与収入のみの場合→103万を超えるとき
また、給与や報酬の支払いの際に支払先から源泉されている場合(源泉所得税を天引きされている場合)は、積極的に確定申告をすれば還付となる場合もあります。
詳しくは最寄りの税務署や税理士にご相談ください。
まとめ・大学生時代に副業を経験して、他の就活生に差をつけよう
副業には様々なものがありますが、いずれも安定的に収入を得られるようになるためにはコツコツと努力する必要があります。
資金やビジネス経験がない学生は、副業を始める際にはきちんと事前に調べ、なるべくリスクの少ない安全なものからチャレンジしましょう。
どんな副業でも、学生時代に極めれば社会人となってからも大変役立つ経験になります。この機会に、ぜひ楽しみながら続けていってください。
創業手帳(冊子版)では、ビジネスに関連した様々な情報を掲載しています。冊子のお届けは完全無料ですので、これから副業やビジネスを始めようと考えている学生さんはぜひご活用ください。
また、創業手帳オリジナル「副業確定申告ガイド」を無償配布しています。自分は副業開始後に確定申告が必要なのか、確定申告の基礎知識から解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
(編集:創業手帳編集部)
創業手帳は、起業の成功率を上げる経営ガイドブックとして、毎月アップデートをし、今知っておいてほしい情報を起業家・経営者の方々にお届けしています。無料でお取り寄せ可能です。