副業のやり方とオススメの副業

創業手帳

副業で収入を増やす・将来の独立を目指す!会社員でもできるオススメの副業の職種・働き方の注意点とは


副業は、会社員を本業にしている人が複数の収入源を手に入れることができる働き方です。また、将来の起業を目指す人にとっては、安全で確実な起業のスモールステップとして活用することができます。
今回の記事ではどんな職種があるのか、副業のオススメを紹介します。
また、副業をするにあたっての注意点もチェックして、上手に取り入れてみましょう。

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副業とは


副業とは、本業の傍らで行う仕事のことを指します。サイドビジネスは副業の同意語です。
また、同じ読み方で「複業」と書き、本業を複数持っていることを示す言葉も生まれています。
自宅や通勤途中でできる仕事、短時間ずつでも成果が出せて、生産できる仕事など、副業の仕事内容は様々です。

会社員として働きつつ、起業を考えるにあたっても副業は役立ちます。副業でスキルを磨いて独立を目指す、事業資金の貯金を副業の収入でまかなうなど、様々な取り入れ方が可能です。

本業以外で収入を得られる方法として、日本でも副業をする人が増えてきました。
しかし、会社員の方の副業は本業の勤務先から制限されていることもあるため、始める際には注意が必要です。
また、メリットやデメリットもあるため、自分に可能かどうか冷静に見定め、無理のないように行いましょう。

副業のメリット


副業は、良いことのほうが多く、やればやっただけ様々なメリットや成果が生まれます。
特に、起業を目指す人には良いきっかけとなり、起業資金集めにも役立つでしょう。副業の種類に関わらず期待できる一般的なメリットを紹介します。

空き時間で収入源の複数確保

副業の目的として収入増を挙げる人は多いものです。当然のことながら、副業をすることで収入が増え、生活レベルを向上させることができます。
しかし、それだけでなく、副業と本業の2種類の収入源を得ることで、収入の安定を測り、倒産や給料ダウンに備えることも大きなメリットです。

起業するにも事業資金の調達は必須です。生活のために稼ぐ給料では事業資金を捻出できない場合、副業で得た収入を回すことで独立への歩みを早めることができます。
また、事業を興したばかりの人が事業が軌道に乗るまで、副業するのもアリです。2足のわらじを履いている起業家は多いものです。

将来の起業のきっかけになる

副業は、将来の起業の足がかりとしても有益です。本業で会社員をしている人が独立を考えた場合、失敗した時のリスクが大きくなります。
退職してから起業すると、失敗した時に収入源を失いますし、再出発のための転職活動もうまく行くとは限りません。

そこで、会社を辞めずに副業として事業を興せば、リスクを抑えて独立への土台を固めていくことができます。
副業であれば仮に失敗しても、すべての収入の道を絶たれず、生活に支障をきたしません。

タイムマネジメントがうまくなる

副業をするためには、働く時間を本業のほかに確保しなければならず、自然とタイムマネジメントの力が試されます。
本業の傍ら、もう一つの仕事をするのは大変なことです。
しかし、これまで無駄に過ごしていた時間や無駄な作業を見直すことで、スケジュール調整できれば、副業のための時間を確保できます。

こうした時間を捻出するための努力を行うことで、自然とスケジュール管理能力やタスク調整能力が身に付きます。
仕事を効率的に進めるためのタイムマネジメントは重要なので、副業のためによりシビアな調整や管理にチャレンジすることはビジネスパーソンとしても有益です。

副業のデメリット


基本的にはメリットの多い副業ですが、デメリットもあるため注意が必要です。体力や気力の問題、本業との兼ね合いに目を向け、リスクを防ぎましょう。
副業で考えられるデメリットを紹介します。

本業への支障

副業を行うことで考えられるデメリットは、本業とうまく両立できないことです。
本業で主な収入を得ているにも関わらず、副業に精を出しすぎて、本業がおろそかになることがあります。
副業が将来の夢につながっているものであっても、まだ副業である時点で本業よりも重視してはいけません。
冷静にタイムマネジメントを心がけ、本業に悪影響が出ないようにすることが必要です。

また、本業の業務を邪魔する、競合になるような副業をして、会社に迷惑をかける人もいます。
副業が許されている企業でも、内容によっては本業に関係のある仕事や、イメージダウンにつながる副業に選ぶことを禁じていることもあるため、規則に従って副業を選ぶことが必要です。
禁じられていない場合でも、節度を持って、同僚に白い目で見られるような内容の副業は控えましょう。

心身の疲れ

本業と副業を両立していると、どうしても作業量は増えます。そのため、疲れが溜まりやすくなり、辛くなることもあるかもしれません。
肉体的な疲れはもちろんのこと、スケジュール管理や考えるべきことが増えることで、メンタル面も疲れてしまう人もいます。

作業面で上手にスケジュール管理は出来ていても、体力、気力を養う時間を確保せずにいるのは危険です。
労基法でも労働時間の上限を定めています。個人で副業する場合、労基法は厳密には関係ありませんが、仕事に割く時間は無理のない範囲にすることは重要ということです。

ケース別オススメの副業15選


副業に選ぶ仕事はその人のスキルや目的、好みの働き方によって異なります。ここでは、目的や好みごとに、おすすめできる副業の種類を解説します。

スキルを生かすオススメの副業

スキルを生かすおすすめの副業には以下のようなものがあります。専門性が求められる副業は、独立して個人でも続けやすい仕事です。
副業から少しずつ実績を積み上げましょう。

WEBライター

ウェブライターは、インターネット上のサイトに記事を書く仕事です。
基本的には文章を書くスキルやタイピングスキルが必要ですが、それほど上手に書けない人でもコツをつかむと稼げるようになります。
何か自分の得意なジャンルや専門知識があると、その特定の分野のサイトで重宝されます。
また、写真や画像加工のスキル、マーケティングスキル、加工ソフトなどの経験もあると、記事を書くだけにとどまらず、幅広い範囲の仕事を得られるかもしれません。

アフィリエイター

アフィリエイターとは、自分でブログサイトやSNSのアカウントを立ち上げて、広告収入を得る仕事です。
ブログサイトであれば、Webライターのように自分のサイトに記事を書き、そこに広告バナーを貼り付け、クリックして商品やサービスを購入してもらいます。
購入された分だけ、広告主から報酬を得られるため、自分の才覚と努力だけで大きく稼ぐこともできる仕事です。

ただし、アフィリエイトは実際に売れなければ一銭にもなりませんし、集客や購買につながるサイト運営ができるまで時間がかかります。
副業として始めるにしても、最初は無収入も覚悟して、長い目でサイトを育てていくことをおすすめします。

オンラインサロン経営

オンラインサロンは、インターネット上で人を集め、情報の発信や共有を行うコミュニティのようなものです。
経営することで、サロンに入ったメンバーから会費を受け取ることができます。著名人や芸能人が開いたことで有名になりましたが、一般の方でも開くことは可能です。
SNSを活用して始めることもできますし、オンラインサロンのプラットフォームを使うこともできます。

WEBデザイナー

WEBデザイナーは、サイトのデザインを作る仕事です。構成とレイアウトを作り、デザインします。
スキルとしては、コーディングやグラフィック、関連ソフトの経験も必要です。
実績と実際に作った作品によって評価され、仕事の受注も決まるため、未経験から始める場合には稼げるようになるまで時間がかかります。

コンサル

セミナーやマンツーマンなどで、ビジネスや自己啓発の情報の発信と提案、クライアントからの相談に答える仕事です。
扱う内容への高い専門性が必要で、信用が得られないと仕事を得るのが難しくなります。
経験や実績のない場合には、少しずつ実践経験を積み、信頼を得て人脈を育てていうことが必要です。

販売系でオススメの副業

販売系でも、副業にできる仕事はあります。元手が必要なことも多いのですが、うまく稼げると独立につながることもあるため、チャレンジのし甲斐はありそうです。

せどり

せどりとは、商品を安く仕入れて高く売り、差額で稼ぐ方法です。安価な商品を量販店で大量に購入し、Amazonなどのショッピングサイトを介して販売します。
まずは商品を仕入れることが必要で、在庫を抱えるため、売れ残るリスクがあります。
また、ライバルも多く、人気商品は他の人も販売しているため、新規参入の壁は高めです。

輸入ビジネス

輸入ビジネスもせどりと同じ仕組みで差額を稼ぐ仕事です。こちらの場合には商品を輸入で仕入れます。日本にない商品や日本では安く購入できない商品がねらい目です。
日本語が使える輸入サイトもありますが、本格的に行うなら現地との直接やり取りも目指すといいでしょう。
交渉力や言語力、海外輸入の手続きといった幅広いスキルと知識が必要です。

コインランドリー経営

土地活用を兼ねた副業ビジネスです。設備導入には高額な資金が必要ですが、長期的な経営で安定した利益を上げることもできます。
自身ですべて準備できない場合には、フランチャイズもあります。また、資金は融資や補助金も利用が可能です。

ネットショップ経営

ネットショップは、運営方法はアフィリエイトサイトと少し似ていますが、ネットショップなら自分の商品を販売できます。
モノづくりが得意な人、オリジナル商品を持っている人に向いている副業です。輸入などで仕入れた商品を自身のサイトで販売してもいいでしょう。
ショッピングサイトを通さないことで、マージンを取られずに利益を重ねられます。

投資系でオススメの副業

投資系にも副業としてオススメのものがあります。投資は、また元金が減るリスクもあるため、リスクも理解した上で始めましょう。

不動産投資

不動産投資は、アパート経営やマンション経営から、不動産投資信託で運用する方法まであります。元手として物件購入に資金が必要です。

株式投資

株式投資は、売買による利益を得るキャピタルゲインと配当金を得るインカムゲインで儲けを出せます。
ただし、元手が必要で、市場や投資先の景気などで株価が下がり資産を減らすリスクもあるため注意が必要です。

FX

FXとは「外国為替取引」「外国為替証拠金取引」のことで、株式投資と同様に売買で儲けを出します。レバレッジによって大きく損をするリスクも高めです。

体を使って稼ぐ副業

独立起業にはあまり向いていませんが、以下のような副業もあります。

宅配ドライバー

商品の宅配に絞った働き方です。契約している店から商品を受け取り、個人宅などへ配達します。時給ではなく1配達ごとに報酬を受け取れて、短時間でも稼げる方法です。

運転代行

顧客から依頼を受けて、指定の場所まで行き、顧客の自動車を代わりに運転して移動させる仕事です。

試験監督

大学入試、試験シーズンや資格試験に増える仕事です。単発で働けるため、ちょっと収入が欲しい時に使えます。

副業を行う際の注意点


副業を考える場合には、まずは以下のことに注意して安全に始めることが大切です。副業のデメリットを避けるために、守りたい注意点をチェックしておきましょう。

副業が認められているかどうか

副業をする際にまず、確かめたいのは、本業で勤める会社が副業を認めているかです。副業を認める企業は増えていますが、禁止している企業もあります。
就業規則に記されていることが多いため、周りに聞けない場合にはそっと調べてみましょう。
副業は、住民税などでバレることも多いため、隠して行うのは避けたいところです。

本業を疎かにしないで両立できるか

労働時間や体力面、メンタル面で両立できるかどうか、考えることも忘れてはいけません。
いずれ退職して独立するにせよ、辞めるまでは本業に支障なく行うことが重要です。

確定申告の必要性

副業で稼いだ報酬は、金額に応じて確定申告の必要性も出てきます。年間通して副業を続けられたら、いくら稼いだか計算し、確定申告が必要かどうかチェックしましょう。
基本的には、所得金額20万円以下の場合には必要ありません。

副業での確定申告の必要性については、以下の記事も参考にしてください。

関連記事
副業の確定申告はいくらから?書類の書き方、申告のためのポイントを解説

まとめ

副業は、メリットも多く、将来的に独立を考える人にもおすすめですが、デメリットもあるので始めるにあたっては慎重に検討することが必要です。
本業に支障のない範囲で、健康的に行えることが大前提となります。

副業の種類にはインターネットでできるものも多く、自宅や通勤途中にできることもありますし、特殊なスキルやある程度の元手が必要なものもあります。
自分の目的やスキルを鑑みて、自分に合う安全な副業を選びましょう。

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(編集:創業手帳編集部)

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