ネットショップ開業とオリジナリティあるECサイト作りを叶える?話題のShopifyでできること

創業手帳

ShopifyはAmazonや楽天と何が違う?主な機能やメリット・向いているオーナー・料金プランを解説


この記事では、ネットショップオーナー向けに、「Shopify」とAmazonや楽天との違いや代表的な機能のほか、利用するメリット、向いているオーナー、料金プランなどについて解説します。

Shopifyとは、全世界175カ国で利用されている世界最大級のECプラットフォームです。Amazonをしのぐ勢いで急成長しており、日本でも多くのネットショップオーナーに注目されています。

ネットショップ開業を検討中のオーナーに必見の記事です。ぜひ、ネットショップの開設先を決める際の参考にしてください。

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Shopify(ショッピファイ)とは?Amazonや楽天との違いは?

楽天でもAmazonでもないShopify(ショッピファイ)でのネットショップ開業
Shopify(ショッピファイ)は、世界中のネットショップオーナーに注目されているサービスです。どのようなサービスなのか、詳しく解説します。

カナダ発のECプラットフォーム

Shopifyは、100万店舗を超えるネットショップの立ち上げや、オーナーの運営サポートをするカナダ発のECプラットフォームです。もともとは、スノーボードを販売するネットショップから始まり、現在では全世界175カ国で利用されるまでに急成長を遂げています。

世界中のネットショップオーナーがShopifyに注目するのは、シンプルかつ洗練された美しいデザインのテーマや機能が豊富なことが挙げられます。また、日本にも進出しており、日本語をはじめとする多言語にも対応していることも、多くのネットショップオーナーに一目置かれている理由の1つです。

Amazonや楽天との違い

ShopifyとAmazonや楽天との違いは、どこにあるのでしょうか。

Amazonや楽天市場で出店した場合、モールの知名度を活かし、効率的な集客することが可能です。しかし、Amazonや楽天のネームバリューが強過ぎて、オーナーがネットショップのブランディングをするのが難しくなります。

一方、Shopifyは、自社のブランディングを押し出したオリジナルのネットショップ開設が可能です。ネットショップオーナーは、システム構築されたプラットフォーム上にネットショップを出店できるため、導入コストを安く抑えられます。また、Amazonや楽天に比べ、決済手数料が低い利点もあります。

Shopifyでネットショップ開業したら何ができる?主な5つの機能と活用法

Shopifyには、豊富な機能がありますが、その機能を活用することでネットショップオーナーは何ができるのでしょうか。

Shopifyの主な5つの機能と活用法を見ていきます。

オンラインストア機能

Shopifyでは、100種類を超えるテーマの中からネットショップオーナーの好きなデザインを選べます。フォントやサイトカラー、商品のレイアウトなどをオーナーがイメージするデザインに合わせてカスタマイズすることも可能です。

販売チャネル機能

Shopifyでは、さまざまな販売チャネルを利用できるため、FacebookショップやInstagram、Amazonなどでも商品を販売できます。また、「Shopify POSアプリ」をダウンロードすれば、実店舗などでの販売も可能です。

顧客管理機能

顧客管理機能は、ネットショップオーナーが顧客情報を一元管理する際に便利な機能です。顧客の個人情報はもちろん、注文履歴や注文状況、お気に入り登録した商品などを一覧表示できます。また、支払い確定や配送状況などのステータス設定も可能です。

ストア分析機能

ストア分析機能を活用すれば、集客・売上・販売・検索キーワード・ロイヤルカスタマーなど、さまざまなレポートを表示できます。Googleアナリティクスと連携することで、ネットショップのユーザーの行動履歴を追跡することも可能です。ネットショップオーナーは、より高度なマーケティング分析を行うことができます。。

ブログ機能

ブログ機能では、ネットショップ内にブログを追加できます。ブログの投稿だけでなく、タグの使用やサイドメニューのカスタマイズも可能です。ネットショップオーナーやスタッフがブログを通して発信することで、ユーザーのファン育成にも活かせます。

Shopifyでのネットショップ開業に向いている人とは?

Shopifyは、以下のような希望や方向性をもつネットショップオーナーに向いています。

・独自性のあるおしゃれなデザインのネットショップを作りたい
・導入コストを安く抑えたい
・SNSなど複数の販売チャネルを活かした集客をしたい
・なるべく少人数で効率よくネットショップを運営したい
・国内市場だけでなく、海外進出を視野に入れている

Shopifyでネットショップ開業する5大メリット

Shopifyでネットショップ開業する5大メリット
Shopifyを利用した場合、ネットショップオーナーはどのようなメリットを得られるのでしょうか。

デザイン・カスタマイズ性の高さ

Shopifyでは、無料を含む100種類以上の高品質なデザインのテーマが用意されています。非公式のテーマも含めると、数千種類に上ります。プロが制作したテーマの利用も可能なため、ネットショップオーナーはECサイトのデザイン外注の手間を省けます。

また、CSSなどによるデザインのカスタマイズが可能なため、独自性のあるECサイトを作成できます。

導入コストを安く抑えられる

Shopifyのメリットの一つとして、導入コストの安さが挙げられます。初期費用は無料なうえに、ネットショップオーナーが独自にレンタルサーバーを借りる必要がありません。サービスの利用の際、オーナーが支払うべきコストは、月額の利用料金とクレジットカードの決済手数料です。

さらに、「Shopify ペイメント」を有効化することで、クレジットカード決済手数料以外の追加料金が無料になるといったお得なサービスも利用できます。

操作性が高く、直感的な操作ができる

操作性が高く、初心者のネットショップオーナーでも直感的な操作ができるのもShopifyの大きなメリットといえます。管理画面ですべての設定が可能。オーナー自身に、ネットショップの立ち上げやWebデザインなどの専門知識がなくても、簡単にネットショップの開設ができます。

また、モバイルアプリをダウンロードすれば、スマホからでもアクセス可能です。オーナーは外出先からでも、ネットショップの注文・在庫状況などの確認が簡単に行えます。

外部サービスと連携し、集客力を強化できる

Shopifyでは、FacebookやInstagramをはじめとする外部サービスとの連携が可能です。連携したすべてのサービスは管理画面で一括管理できるため、サービスごとにログインしたり、画面を切り替えたりする必要がありません。ネットショップにおける運営管理業務の効率化が図れます。
また、管理画面では、商品画像や説明文などを連携したサービス上で自動読み込みができ、広告設定も行えます。さらに、メタタグの設定などのSEO対応も可能なため、集客面のサポートもしてくれます。

グローバル展開しやすい

Shopifyは世界最大級のECプラットフォームであることから、ネットショップオーナーが国内市場から海外市場へとグローバル展開がしやすいこともメリットの1つです。英語や中国語をはじめとする多言語や多様な決済方法、通貨に対応しているため、海外向けのネットショップの立ち上げも可能です。

オーナーは、ターゲットにする国や地域のニーズに合った決済方法や配送方法などの設定を自由に行えます。

Shopifyを利用する際の注意点

ネットショップオーナーがShopifyを利用する際、以下の3点に注意しましょう。

英語対応のアプリやサービスが多い

ネットショップオーナーがShopifyを利用する際の注意点として、カナダ発のサービスであることから、英語を対象にしたアプリやサービスが多いことが挙げられます。

また、拡張アプリやデザインテンプレートなどは、日本語対応していないものも多いため、オーナーやスタッフの中に英語がわかる人がいない場合は、不便さを感じる可能性があります。

とはいえ、管理画面や一部の資料・説明書などは日本語に対応しているうえに、直感的な操作が可能なため、基本的な操作で困ることはないでしょう。

カスタマイズにはある程度のデザイン知識が必要

Shopifyではプロが制作したデザインも多く、デザインを変更せずにそのまま利用することも可能です。ただし、オーナーがネットショップをブランディングしたい場合は、ECサイトのカスタマイズが必要となります。そうなると、オーナー自身やスタッフに、CSSやHTMLなどの最低限の知識が求められることになります。

アプリの入れすぎによる不具合や非効率化に注意

Shopifyには拡張アプリが数千種類ありますが、アプリの構造によってはサイトに不具合が起きる可能性があります。ネットショップに必要な機能かどうかも検討せずに、便利というだけで追加すれば、かえって運用を非効率にすることも考えられます。

また、有料アプリも多いため、入れすぎればランニングコストが高くなる場合があるので注意しましょう。

Shopifyの料金プラン

Shopifyの料金プランShopify公式サイトより

Shopifyの料金プランは、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3種類です。

「ベーシック」の料金は月額29米ドルで、スタッフアカウント数は2人まで利用できます。機能面では、一部のレポート表示などの機能の利用や、複数の言語での販売が制限されています。とくに、個人や小規模のネットショップオーナーにおすすめです。

「スタンダード」の料金は月額79米ドルで、スタッフアカウント数は5人までです。2種類の言語での販売や海外ドメインの設定が可能です。主に、中規模のネットショップや売上が増えてきたネットショップオーナーにおすすめのプランです。

「プラミアム」の料金は月額299米ドルで、スタッフアカウント数は15人までです。利用できる機能に制限はなく、クレジットカード手数料は3種類の中で最も安く設定されています。5種類の言語での販売が可能なため、グローバル展開を検討中など、大規模なネットショップを運営するオーナーにおすすめです。

Shopifyを利用してネットショップオーナーになろう

Shopifyは、カナダ発のECプラットフォームで、世界中のネットショップオーナーが注目しているサービスです。日本語での対応や直感的な操作ができるので、基本的な操作で困ることはないでしょう。

デザイン性やカスタマイズ性が高く、オリジナリティの高いECサイトを作成できるので、自社のネットショップのブランディングに活かした運営が可能です。また、SEO対応やSNSなどの外部サービスとの連携による販路拡大や集客アップも見込めます。

一括した運営管理で業務効率を上げながらネットショップの運営を行うために、Shopifyの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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(編集:創業手帳編集部)

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