テレワークの採用業務を大幅に効率化! 「Web面接ツール」の魅力

創業手帳

Web面接に特化したサービスの特徴を紹介します

(2020/05/24更新)

新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の影響で、テレワークを導入する企業が増えました。これにより、採用活動もオンライン化が進んでいます。面接は、ZOOMなどの無料で使えるWeb会議ツールを活用している企業が多いようです。

オンラインの採用活動をより効率化するために、「Web面接専用ツール」を導入するという選択肢があります。面接機能だけでなく、採用活動の業務を効率化できる便利な機能を備えたサービスです。導入によって、どんなメリットがあるのか紹介します。

全国の起業家が活用している創業手帳の冊子版では、創業後の業務を効率化するツールやサービスを多数紹介しています。記事と合わせて参考にしてみてください。

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Web面接専用ツールでできること

2020年4月に、子育て女性向けの転職サービスを展開する株式会社ビーボが、「企業のWeb面接ツール活用について」の調査結果を公表しました。調査によると、回答があった115社のうち、90%近くの企業がZOOM、Skypeなどの無料ツールでWeb面接に対応しているという結果が出ました。Web面接専用ツールを導入している企業の割合は少ないようです。

無料のツールを使えば、オンラインでの面接を手軽に始めることができます。一方で、応募者の評価や採用の進捗、面接の日程などについては、別途管理しなければならない分、コストがかかります。応募者数が多かったり、対応が長期化したりした場合、管理が煩雑になりがちです。

Web面接専用ツールは、面接だけでなく、採用活動で発生するさまざまな業務の管理を行うことができるので、オンラインでの採用活動を大幅に効率化できる可能性があります。具体的な特徴をみていきましょう。

ライブ面接・録画面接を使い分けることができる

多くのWeb面接専用ツールには、「ライブ面接」と「録画面接」の機能があります。ライブ面接は、対面での面接と同じように、応募者と採用担当者がオンライン上で顔を合わせながらリアルタイムで面接する機能です。録画面接は、採用応募者がスマホなどを使って自分で動画を撮影し、アップロードするタイプの面接です。

録画面接を使うと、応募者の印象や、仕草、話し方といった、書類だけでは把握できない情報までキャッチできます。選考の初期段階に導入することで、直接顔を合わせる前に、応募者をより深く評価しやすくなるのです。リアルタイムと録画面接を上手く使い分けると、優秀な人材を確保できる確率が上がりそうですね。

面接内容を社内で共有できる

録画機能を使えば、面接の様子を社内で速やかに共有可能です。同じ動画を社内の担当者複数人で確認することで、応募者を評価する精度を上げることができます。

社内に面接のノウハウが蓄積される

録画機能で評価できるのは、応募者だけではありません。面接の様子を記録し、社内で振り返ることで、面接の対応をした社員のスキルアップにも役立てることができます。社員によって対応にばらつきがないかなど、現状を把握しやすくなるので、採用活動のクオリティを均一化する効果も期待できます。

採用の情報を一元管理できる

応募者のプロフィールや、採用の進捗、面接の評価といった情報を一元管理できることも、Web面接専用ツールの大きなメリットです。

サービスによっては、求人媒体ごとに応募者の情報をソートする機能や、各社の広告効果を数値化して分析できる機能、選考の日程調整機能などを備えたものもあります。自社の目的に合わせて、データの管理・分析をしやすいサービスを選べば、採用にかかるコストを大幅にカットできます。

主要サービス例と特徴

国内で展開している、Web面接専用ツールの例と、特徴を紹介します。

HARUTAKA

画像は公式HPより

HARUTAKA」は株式会社ZENKIGENが提供しています。シンプルな操作で利用できる設計になっており、例えば応募者に聞きたい質問などもカンタンにカスタマイズすることができます。応募者側は、特定のアプリなどを必要とせず、インターネット環境があればすぐ選考に参加できる手軽さも特徴です。

応募者の面接動画、社内担当者の評価、選考の進捗など一括で管理でき、応募者情報を属性ごとにソートする機能もついています。応募者の数が増えても採用情報を管理しやすいサービスです。

ライブ面接 録画面接 グループ面接 応募者管理 日程調整 費用
初期費用+月額利用料

インタビューメーカー

画像はプレスリリースより

株式会社スタジアムのサービス。面接中にリアルタイムで応募者を評価できる機能や、面接を自動録画できる機能など、応募者の情報共有がカンタンです。Googleカレンダーなどのツールと同期することで、面接の日程調整も楽になります。

履歴書やヒアリングシートのデータをはじめ、採用に関わる情報をインタビューメーカー内でまとめて管理するだけでなく、求人媒体ごとの募集状況もソートできるので、広告効果の分析にも役立ちます。

ライブ面接 録画面接 グループ面接 応募者管理 日程調整 費用
月額利用料(プラン別)

BioGraph

画像はプレスリリースより

株式会社マージナルのサービス。ライブ面接、面接の録画、スケジュール管理など基本的な機能をベースに、プランによって必要な機能をカスタマイズできます。採用活動のフローを、一部外注化する「面接代行サービス」も提供しているのが特徴です。

採用の初期ステップや、応募者との日程調整などを代行に任せることで、企業側の負担を軽減しつつ、より多くの応募者とコンタクトを取ることができます。

ライブ面接 録画面接 グループ面接 応募者管理 日程調整 費用
◯(オプション) 月額利用料(プラン別)

SOKUMEN

画像は公式HPから

株式会社マルジュが提供しているサービス。Web面接に必要な一通りの機能を備えながら、月額19800円(税別)というリーズナブルな価格で利用できる点が魅力です。新型コロナへの対応として、初期費用無料・無償提供も実施している(2020年5月現在)ので、低コストでWeb面接ツールを導入したい経営者におすすめです。

ライブ面接 録画面接 グループ面接 応募者管理 日程調整 費用
◯(オプション) ◯(オプション) 月額利用料

まとめ

オンラインでの採用活動は、対面に比べて場所や時間の調整をしやすい分、企業側・応募者側の双方にとって、ハードルが下がります。遠方の人や、対面の時間を確保しにくい人材にもアプローチできるため、採用の幅が広がり、機会損失を減らす効果もあります。こうしたメリットから、新型コロナが収束した後も、オンラインの採用活動を継続する企業が増えそうです。

今回紹介した、Web面接専用のサービスを活用すると、面接だけでなく採用活動を全体的に効率化できる可能性が高まります。新型コロナをきっかけに、オンラインの採用活動に本腰を入れたいと考えている経営者は、Web面接専用ツールの導入を検討してみてください。

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(編集:創業手帳編集部)

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