オフィス家具はレンタルできる!費用や選び方、おすすめのサービス6選を紹介
オフィス家具のレンタルは働き方のバリエーションに合わせて使いわけよう
オフィス家具を調達する方法は、購入する以外にもレンタルやリースといった方法もあります。
レンタルであれば初期費用を抑えつつオフィス家具を調達できるため、短期間限定でオフィス家具を使うといったことも可能です。
オフィス家具のレンタルサービスは、サービスごとに利用期間やレンタル後の扱いが違うのでサービスごとに比較して選んでください。
オフィス家具のレンタルを考えている人に、おすすめのオフィス家具レンタル業者もおすすめしています。
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この記事の目次
オフィス家具の調達方法にはどのような方法がある?
私たちが働く時は、様々なオフィス家具が身近にあります。オフィス家具は普段あまり意識しないかもしれません。
しかし、新しくオフィスを設ける時やオフィスを増やす時には、オフィス家具の準備についても考えておく必要があります。
費用の捻出に困っている人にも知ってほしいオフィス家具の調達方法についてまとめています。
現金購入
オフィス家具と聞くと、店舗で購入するものであるとイメージする人は多いはずです。
購入した場合は、オフィスのコンセプトや雰囲気に合うデザインや色、性能のオフィス家具を自由に選べます。
また、オフィス家具の購入費用は会社の固定資産となります。10万円を超える時には、耐用年数に応じて減価償却を行ってください。
オフィス家具を購入すると初期費用は大きくなりますが、返却は不要です。
長く使い続けられるほか、好みの色に塗装したり、装飾でオリジナリティを出したりできる点も魅力です。
そして、不要になった場合に売却できます。ただし、オフィス家具は一般的に保証期間が1~3年となるため、それを超過したり過失で壊したりした時には修理か交換になります。
壊れたり、古くなったオフィス家具は処分費用も発生するので、将来かかる費用として見積もっておかなければいけません。
レンタル
レンタルは、オフィス家具を必要な期間、必要な分だけ借りる方法です。初期費用が少なく、契約期間を短縮、延長できるので、事業の都合に合わせて利用できます。
ただし、レンタル会社が所有しているレンタル家具から選ぶため、選べるオフィス家具が限定されてしまう点がデメリットです。
また、数日間の利用であれば購入した場合よりも安上がりですが、長期間レンタルを利用すれば割高になってしまいます。
工事現場の一時的なオフィスや、期間が限られたプロジェクト用のオフィス家具など、回数や期間がはっきり決まっている場合にはレンタルが適しています。
リース
リースは月々の利用料金を支払いながらオフィス家具を借りる調達方法です。選んだオフィス家具をリース会社が買い取ってリース品として貸し出します。
初期費用を少なくできるため、資金に余裕がない時にも適した方法です。また、リース料は毎月一定額なので予算の見通しを立てやすくなります。
しかし、リースにすることで初期費用は抑えられるものの、支払総額は購入した場合と比較して割高です。
リース品は本体価格だけでなく、金利や保険料、手数料といった諸経費が発生するからです。
また、リースは基本的に中途解約できません。解約する場合には残った期間の料金や違約金の支払いが求められるケースもあります。
リース契約を結ぶ時には、解約の条件や修理や交換の可否について確認しておくようにします。
サブスクリプション
サブスクリプションは、製品やサービスを一定期間利用する契約のことです。
古くから新聞や雑誌のサブスクリプションが存在し、近年では動画や音楽配信サイトのサブスクリプションが普及しています。
サブスクリプションはリースやレンタルと似た概念ですが、リースのように解約に制限や違約金がかからない点が特徴です。
また、レンタルよりも比較的長期間を想定しています。
解約に制限がなく、オフィス家具を所有せずに利用できるサブスクリプションのサービスは急速に広がっています。
オフィス家具のレンタルとリースの違い
オフィス家具の調達方法の中でも、レンタルとリースは混同しやすいかもしれません。
レンタルとリースは、料金を支払ってオフィス家具を借りる点は同じですが、契約内容に違いがあります。
レンタルは一般的に数日から数カ月ですが、リースはより長期間を想定しています。また、途中解約の可否も大きな違いです。
レンタルは途中で解約可能なので好きなタイミングでレンタルを止められます。
一方、リースは原則途中解約できず、解約してもリース料金や違約金を請求される可能性があります。
似た概念ではありますが、違う契約なのでリースとレンタルどちらになるのか確認してから申し込むようにしてください。
オフィス家具をレンタルするメリット・デメリット
オフィス家具のレンタルは、一時的なプロジェクトや現場でも使いやすい方法です。オフィス家具をレンタルするメリット・デメリットを紹介します。
メリット①初期費用を削減できる
オフィスの開設や移転でオフィス家具を用意するとなれば、費用もまとまった金額がかかります。
オフィスに使うデスクや椅子、ホワイトボードやキャビネットなどオフィス家具だけでもコストは大きく、費用が足りなくなるかもしれません。
オフィス家具のレンタルであれば初期費用を抑えつつ、事業に必要な家具を揃えられます。
これからオフィスの開設、移転を考えていて初期費用に不安がある場合にはレンタルも考えてみてください。
メリット②レンタルやリース費用は経費計上できる
オフィス家具をレンタルした時のレンタル費用は賃借料として経費計上できます。経費計上することで利益を圧縮して節税も可能です。
レンタルは将来的に発生する費用もわかっているので、計画的に費用化できる点もメリットです。
メリット③柔軟な使い方ができる
レンタルは自由に期間を設定できるため、短期間だけ使いたい人にも適しています。
契約によって違いはありますが、数カ月から24カ月程度の期間でレンタルを設定することが多く、短期間だけオフィスが必要な場合もレンタルが使われています。
契約によっては、レンタル期間が終わった後にも継続や買取が可能です。
メリット④購入前にお試しができる
オフィス家具はものによっては10年以上使うこともあるため、選ぶ時には慎重さが求められます。
レンタルであれば、購入を検討している家具を短期間実際に使って使い心地を試せます。
レンタルしてサイズ感や使い勝手を確かめて購入すれば、失敗もありません。レンタル期間が終わった後に買取が可能なサービスもあるので利用を検討してみてください。
デメリット①長く借りればコストが大きくなる
レンタルは初期費用は大きくならないものの、長期間利用すれば購入価格よりも総コストが大きくなる可能性があります。
想定していたよりも長く使うことになって、後から購入したほうが安かったなんてケースも起こるかもしれません。
レンタルを契約する場合には、どれだけの期間を使うのか、購入した場合いくらかかるのかをシミュレーションしておくようにおすすめします。
デメリット②好みのオフィス家具があるかはわからない
レンタルは、レンタル業者のカタログの中からオフィス家具を選ぶため希望のものを選べないことがあります。
オフィス家具の色やサイズ、新品と中古などこだわりがある場合には適しないかもしれません。
デメリット③対応していない地域もある
オフィス家具のレンタルは、業者ごとに対応していない地域もあります。そのため、利用したいと考えても、地域が対象外かもしれません。
オフィスの所在地に対応しているレンタル業者があるかどうか調べてみてください。
デメリット④中古品が多い
レンタルで提供されるオフィス家具の多くは中古品です。新品もないわけではありませんが、数が少なくレンタル料金が比較的高めの場合もあります。
新品や新製品を希望する場合には、購入することを検討してください。
オフィス家具レンタルサービスのおすすめ6選
オフィス家具のレンタルサービスを提供している会社は少なくありません。サービスごとに得意としているオフィス家具や契約内容、特色があります。
それぞれの違いを知って、自社のニーズに合うサービスを利用してください。オフィス家具レンタルサービスをまとめました。
CLAS BUSINESS
CLAS(クラス)は、1カ月単位で利用できる家具、家電のレンタルサービスです。
小さい子どもがいる家庭向きの家具や生活をアップグレードしてくれる便利家電も提供しています。
法人向けサービスCLAS BUSINESS(クラスビジネス)は、ビジネスの家電や家具、什器を扱っています。
急いでオフィス家具を調達したい人向けには基本的に月額利用料しかかからないECサービスが便利です。
オフィス家具をまとめて任せたい人には選定から、レイアウト、設置まで請け負うプロフェッショナルサービスがあります。
費用を抑えて手軽にお試しするか、オフィス作りを任せるか好きなサービスを選んで利用できます。
MAYS
MAYS(メイズ)は、国内外100以上のメーカーの家具を取り扱う家具レンタルサービスです。最短で1カ月、最長で36カ月の9パターンの期間からプランを選択できます。
MAYSでは、ゆったりとくつろぐためのソファから、カーテン、照明機器、アート作品まで、インテリアコーディネートに関わる幅広いラインナップを提供しています。
デスクやオフィスチェアだけでなく、個室や応接室向けの高級感がある家具も扱っているので、こだわりの空間を作り上げたい人にも適したサービスです。
インテリアコーディネートの依頼も受けているので、殺風景なオフィスを変えたい、お客様を迎えるための空間を作りたいといったニーズにも対応してくれます。
ASKUL
ASKUL(アスクル)は、コピー用紙や文具などオフィス用品の通販大手の会社です。オフィス家具のレンタルサービスも提供しています。
最低利用期間は6カ月で、それ以降に不要になった時には返却も可能です。1年継続使用した商品は追加料金を支払わなくても、そのままもらえます。
レンタルといっても届く商品は新品です。対象エリアは全国で、在宅勤務の従業員の家にレンタルするといった使い方もできるので働き方に合わせて使えます。
ASKULではチェアやデスクのほか、ブースやパネルロッカーなど幅広いラインナップを扱っています。
ホームページでは、レンタル価格と購入価格を比較できるので、どういったアイテムがあるのかチェックしてみてください。
airRoom
airRoom(エアルーム)は、日本最大級の家具レンタルサービスです。扱っている製品は、オフィス家具のほか、ベッドや調理家電など多数あります。
国内外から厳選したお洒落な家具を扱っています。借りてみて気に入った場合には、購入価格から利用料金を差し引いて購入できるほか、交換対応も可能です。
最短3カ月で利用でき、返却期限はありません。
専門のコーディネーターが部屋作りを提案してくれるので、雰囲気が良いオフィスで従員のモチベーションを上げたいと考えている人におすすめです。
@サブスク
@サブスクは、国内最大級のオフィス家具メーカーであるイトーキのグループ会社イトーキシェアードバリューが運営しています。
イトーキの什器や家具を毎月¥3,000/人で利用可能です。
ひとり当たりの基本構成は、机と椅子、ワゴンです。人数によって収納庫や会議テーブル、コートハンガーもセットされます。
契約期間は3カ月以上で、利用期間の延長を重ねると契約期間に応じて月額費用を軽減できます。
現時点では首都圏限定ではありますが、短期的にオフィスを用意したり、人員を増やしたりする場合にも使いやすいサービスです。
flect
flect(フレクト)は、オンライン通販大手であるdinos(ディノス)が運営している家具レンタルサービスです。
提供されるアイテムはすべて新品で、レンタル期間を終了してから購入か返却か選べます。
購入した場合は追加費用も不要です。レンタル期間は最長で2年間。長く借りても通常の販売価格を上回ることはありません。
借りてみて合わないと感じた場合には返却可能なので、購入するか悩んでいるオフィス家具を試したい人にもおすすめです。
また、オフィスチェアのように体格などで個人差があるものを購入する時もお試しがあれば安心できます。
まとめ
オフィスを準備する時や人員を増強する時には、どのようにオフィス家具を準備するかも考えなければいけません。
通常、オフィス家具を購入するとなればまとまった金額がかかります。
費用がネックになっている場合には、オフィス家具のレンタルも検討してください。レンタルであれば、管理やメンテナンス、不要時の処分コストも考える必要がありません。
必要な期間だけ利用できる、オフィス家具のレンタルを活用してみましょう。
(編集:創業手帳編集部)
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