ホームページ制作は依頼可能!失敗しないための業者選びのポイントを解説

創業手帳

ホームページは業者に依頼すれば手軽に制作可能


ビジネスをする上で、ホームページは今や集客に欠かせない重要な要素のひとつです。
自分で制作することも可能ですが、専門的な知識が必要なことも多く、時間もかかります。質の高いホームページを求めるなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。

今回は、ホームページ制作依頼をする場合の2つのパターンをはじめ、事前に準備しておきたいことや業者を選ぶ際のポイントを解説します。
ホームページは制作して終わりではなく、その後の運用が大切です。後悔しないためにもぜひ最後までご覧ください。

創業手帳では、ホームページ制作に関してどんな依頼先やサービスがあるのかをわかりやすくまとめた「ホームページ制作ガイド」を無料で配布中!「制作会社」「フリーランス」「CMS」に依頼した場合のメリットやデメリットなどもまとめてありますので、是非ご活用ください。


ホームページ制作ガイド

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

ホームページ作成依頼は2つのパターンがある


ホームページを制作するには、制作会社あるいは個人・フリーランスに依頼する2つのパターンがあります。
ここでは、それぞれの特徴をはじめ、メリット・デメリットについて解説します。

WEB制作会社への依頼

ホームページを制作するにあたり、一般的な方法はWeb制作会社への依頼です。制作会社に依頼すれば、ヒアリングした内容をもとに質の高いホームページを作成してくれます。
デザインや仕様などもすべて制作会社側が組み立ててくれるので、ホームページに関する知識がなくても問題ありません。
また、ホームページ制作の専門家として、どのようなものを作ればより高い効果が期待できるのか、幅広い知識やノウハウも持っている点も魅力です。

Web制作会社に依頼するメリット

制作会社に依頼するメリットは、効果を得やすいこと、人的負担が少ないこと、スケジュールに沿って進められることの3点です。

効果を得やすい点については、制作会社はホームページ制作に関する能力に加えて、集客やSEO対策といったノウハウ・スキルも有しています。
そのため、自社で制作するよりも効果を得やすい点がメリットです。

2つ目の人的負担ですが、自社で制作する場合は社内で制作メンバーを確保する必要があります。
さらに、制作が始まればほかの業務に手が回らなくなるため、その分、新たにメンバーを増やすなどの対応に追われることになるかもしれません。
しかし、制作会社に依頼すれば担当者を確保するだけで済むので、人的負担を最小限に抑えられます。

3つ目のスケジュールに関しては、慣れない業務を行ったり、通常業務と同時進行したりする場合、どうしてもスケジュールが滞って遅れがちです。
制作会社に依頼すれば基本的にスケジュールに沿って進めてくれるため、大幅に遅れるといった事態に陥りにくいでしょう。

Web制作会社に依頼するデメリット

魅力的なメリットがある一方で、コストがかかる、リアルタイム更新ができないといったデメリットが存在します。

制作会社に依頼した場合、自社で作るよりもコストがかかる傾向にあります。
どのようなホームページを作るかによって費用は異なりますが、ページ数が増えたり、複雑なシステムを取り入れたりクオリティの高さを求めたりする場合、100万円以上かかるケースもあるでしょう。

また、すぐに掲載したい情報があっても、リアルタイムで更新できない可能性があります。制作会社に依頼した場合、基本的に修正作業も依頼する必要があるためです。
制作会社によっては自社でホームページを管理できるシステムもありますが、導入には費用がかかることも多いです。

個人・フリーランスへの依頼

会社に所属せず、個人やフリーランスとして活動している人に制作を依頼するのもひとつの方法となります。
個人やフリーランスに依頼する場合、依頼人とスキルを持つ人をマッチングするサービス、クラウドソーシングを使えば登録している人の中から、条件に合った人を探すことが可能です。

また、SNSで作品を公開している人の中から、好みのホームページを制作している人を探す方法もあります。

個人・フリーランスに依頼するメリット

個人やフリーランスに依頼するメリットは、コストを抑えられること、納期が早いこと、コミュニケーションがスムーズに取りやすいことの3点です。

個人やフリーランスの場合、制作会社に比べて制作に関わる人数が少なく、人件費がかからないためコストを抑えやすいです。
依頼先によっては、費用を半額以下で作成できることもあります。
また、個人やフリーランスは複数の案件を同時進行ではなく、ひとつの案件に集中して取組みます。その結果、納期は早い傾向にあります。

コミュニケーションについても、個人やフリーランスは基本的にすべての工程をひとりで行うため、ほかの人に伝えたのに担当者に伝わっていないなどのトラブルも起こりにくいです。
さらに、決定権も製作者本人にあるため、柔軟に対応してもらいやすい点もメリットといえます。

個人・フリーランスに依頼するデメリット

メリットも多い一方で、人によってスキルレベルに差がありすぎること、アフターサポートが十分ではない可能性があること、代理がいないなどのデメリットがあります。

個人やフリーランスで活動している人の中には、経験豊富で高いスキルを持つ人もいれば、まだまだ経験やスキルが乏しい人もいるでしょう。
もしも経験やスキルが十分ではない人に依頼した場合、理想とはかけ離れたホームページになる恐れがあります。
また、納品で取引完了とみなし、その後のアフターサポートまで対応していない人もいます。
運用後に問題が発生したとしても、適切なサポートが受けられなければ運用自体が危ぶまれるため、依頼する際は事前にアフターサポートの内容について確認しておくことも大切です。

代理に関しても基本的にひとりで作業をしているため、病気や怪我の影響で仕事ができなくなると制作が滞り、予定どおりの納品が難しくなることもあります。
万が一の時に備えた対策はしているのか、事前に確認しておくと安心です。

ホームページ制作依頼は事前準備が大切


制作会社と個人・フリーランスのどちらを選ぶにしても、制作依頼をする際は事前にある程度準備しておくことが大切です。
ここでは事前準備として、やっておくと良いことをご紹介します。

目的を決める

まずは、何のために、なぜホームページを作成するのか、目的を決めます。具体例は以下のとおりです。

  • 売上げアップのため、ホームページから集客したい
  • オンラインショップを作りインターネット販売をはじめたい
  • 自社のブランド力を強化し、求人の応募件数を増やしたい

目的が決まっていると、制作者との打ち合わせもスムーズに進みやすくなります。
反対に、「デザインを変更したい」など、なぜ変更したいのかが明確ではない場合、効果が出ず失敗に終わることも多いので注意が必要です。

ターゲットの設定

目的を決めたら、次はどのような人にホームページを見てほしいのか、ターゲットを設定してください。
ペルソナと呼ばれる架空の利用ユーザーを設定し、ターゲットが明確になれば必要なコンテンツがはっきりします。
また、社内でもイメージを共有しやすくなるため、ズレが生じるのを防ぐ効果も期待できます。

年代を問わず幅広い層に見てほしいという希望があるかもしれません。
しかし、ビジネスモデルによって適したアピール方法が異なるように、最適なホームページも異なります。
効果的にアピールをするためにも、ターゲットのイメージを具体化し、社内で共有することが重要です。

予算・納期の設定

目的とターゲットが決まったら、依頼する前に予算や納期を決めます。どの程度予算をかけられるかによって、実装できる機能やデザインは異なります。
予算によっては、希望する機能を取り入れられないこともあるため、事前に費用相場を確認しておくことが大切です。

また、いつまでに納品してほしいと決まっている場合は、事前に伝えておくと良いでしょう。
具体的な希望がない場合、スケジュールに余裕があるからと優先度が下がり、納品まで時間がかかることもあるので注意してください。

RFP(提案依頼書)の作成

RFPは現状や課題、実装してほしい機能や提案してほしい内容や補足を記入し、どのようなホームページを作りたいのかを制作会社に伝えるためのものです。
制作会社はRFPの内容をもとに制作を進めるため、RFPの内容が明確であるほど具体的な提案がしやすくなり、質も上がりやすくなります。

ただし、RFPはあくまでも制作会社により良い提案をしてもらうためのもので、わからないことまで無理に詰め込む必要はありません。

RFPに記載すべき項目

RFPには、課題・要望・補足を記入します。課題では、プロジェクトの概要や会社概要・事業概要を書きます。
何のために、ホームページを制作するのか、目的を具体的かつわかりやすく記入してください。
会社概要や事業概要はプロジェクト概要を理解してもらうための補足事項です。どのような強みがあり、ビジネスを行っているのかなどを記入します。

次に、要望ではホームページに求める機能や希望するデザインなどを伝えます。
その上で、スケジュールや見積もり金額をはじめ、制作体制やコンテンツ案など提案して内容を盛り込むと良いでしょう。
最後に、補足事項があればまとめて記載してください。

なお、課題・要望・補足の項目はすべて書く必要はありません。わかる部分だけでも記載してください。

ホームページ制作での業者選びのポイント


最後に、数ある制作会社の中から自社に合ったところを選ぶためのポイントをご紹介します。どうやって選べば良いかわからないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

制作会社の得意分野をチェック

システム開発が得意なところもあれば、デザイン性の高さに自信があるところなど、制作会社によって得意分野は異なります。
制作会社を選ぶ時は、自社の目的に合ったところを選ぶことが大切です。

例えば、オンラインショップを開きたいなら、決済機能や会員管理に強いシステム関係が得意な会社がおすすめです。
また、商品やサービス紹介のホームページであれば、デザイン性が高い会社を選んでみてください。

実績をチェック

同業種や類似業種の制作実績はあるか、確認してみてください。実績があれば、事業についてある程度の知識を持っていると判断できます。
業界ならではの特徴や専門用語なども理解してもらいやすいので、一から説明する手間が省け、制作がスムーズに進む可能性が高くなります。
また、実績のある会社はノウハウを持っているので、これまで手掛けた事例をもとにより良い提案をしてくれるでしょう。

SEOに関する知識や経験をチェック

ホームページを制作する目的の多くは、商品やサービスを宣伝し、集客につなげることです。
どのようなにデザイン性やコンテンツが優れていても、見てもらえなければ意味がないため、SEOに関する知識や経験、集客のノウハウを持っているかどうかは重要なポイントになります。
制作とSEOに関する知識や経験はまったく別物なので、制作会社を選ぶ際は、集客について具体的な提案をしてくれるかどうかも重視してください。

コミュニケーション能力をチェック

担当者との相性も制作会社を選ぶ上で重要なポイントです。
打ち合わせすることも多く長い付き合いになるため、経験はもちろんですが、円滑なコミュニケーションは可能かどうかもチェックしてください。

良い担当者は、面談時にきちんと要望をヒアリングしてくれたり専門用語ばかり使わずにわかりやすく説明してくれたりします。
普段のやり取りの中に気遣いが感じられるか、しっかりと見極めることが大切です。

見積書・提案書をチェック

見積書と提案書の内容をチェックし、目的や課題に沿っているか、提案内容は魅力的か、見積金額やスケジュールは適切かを確認してください。
具体的な内容が提案されていれば、きちんと目的や課題を理解していると判断できます。

また、毎月かかる費用やサポート内容など、ホームページを公開してからの運用についてもこの時に確認してください。

運用方法をチェック

頻繁に情報を更新する場合、制作会社側で対応するのか、それとも自社で更新できるようにするのかなど、どのように運用するのか確認しておくことも大切です。
ホームページは公開したからといって効果が見込めるわけではなく、集客するには継続的にコンテンツを追加する必要があります。
更新する度に費用がかかる制作会社は避け、自社で更新しやすい環境を整備してくれるところを選んでください。

アフターフォローをチェック

制作会社を選ぶ時は、サポートやアフターフォロー体制が整っているかも確認してください。
ホームページは公開後が重要であり、当初の目的を達成するには、情報更新や運用する必要があります。

運用する中で専門的な知識が求められることもあるため、制作会社によるフォロー体制があると安心です。
制作会社によっては、充実したフォロー体制を用意しているところもあるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。

まとめ

ホームページ制作は自社でする以外にも、制作会社もしくは個人・フリーランスに依頼する方法があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、今回紹介した内容を参考に、自社に合った業者を選ぶことが大切です。


ホームページ制作ガイド

ホームページ制作ガイドも無料配布中!詳細は上のバナーをクリック!

関連記事
サービス業向けホームページマーケティングの始め方。戦略・考え方や打ち手の一覧
起業・独立時の営業や集客にホームページが必要な理由

(編集:創業手帳編集部)

創業手帳冊子版は毎月アップデートしており、起業家や経営者の方に今知っておいてほしい最新の情報をお届けしています。無料でお取り寄せ可能となっています。

創業手帳
この記事に関連するタグ
創業時に役立つサービス特集
このカテゴリーでみんなが読んでいる記事
カテゴリーから記事を探す
今すぐ
申し込む
【無料】