創業手帳が選ぶ起業経営ニュース 2019年7月10日 解説入り 創業手帳編集部 【7月10日】起業家むけ「気になるニュースまとめ」 7月10日に出たニュースの中で、起業家むけの気になるニュースをまとめました 大学と海外起業の連携に向けた取り組み 政府が大学や研究機関に寄る海外企業との共同研究を推進する方針を打ち出しました。日本では、教育・研究機関に対する投資のほとんどが国内企業から行われており、外国企業からの投資は0.1%に過ぎないと言われています。一方で日本の教育・研究機関に注目している海外起業は多いといいます。 この現状を受けて、政府が主体となって海外企業と政府も参加できる研究データベースを作る一方、軍事転用可能な研究について制限を設けたり、機密情報漏洩への対策などについて定めたガイドラインを年内に作成する見通し。海外企業と協力しやすい環境を整える取り組みが進みます。産学官連携の取り組みが、グローバル展開していく足がけになりそうですね。 副業の残業上限 義務化せず 厚労省が、副業・兼業をする人の労働時間について、残業規制などに柔軟に対応する方針を示しました。残業時間の上限規制について、事業主が健康確保措置を行うことを前提に、「副業・兼業先における労働時間の通算は不要」としています。 現状通算した労働時間が法定労働時間を超えた場合副業側の事業主が割増賃金を支払う必要がありますが、今後本業・副業双方での調整が必要になっていくでしょう。一方、上限を定める義務が無くなる、労働者側にとっては、健康管理や労働時間の采配についての裁量が大きくなりそうです。 きらぼし銀行、韓国大手と提携 中小企業のアジア展開支援 きらぼし銀行が韓国大手の新韓金融グループの日本法人・SBJ銀行と提携を発表しました。中小企業のアジア展開を支援するためで、起業支援を目的とする日韓銀行の提携は初の試みとなります。ベトナムなどアジア諸国への進出を考える企業が増えているニーズに対応します。地銀単体で海外での金融サービス提供を行うことが難しい現状がある中、海外の銀行との提携は光明かもしれません。 スマホ決済、海外と連携進む ペイペイとLINEが韓国インターネット銀行と提携を発表しました。QRコードを両国内で読み取れるよう変換するシステムを導入するなど決済がスムーズに進む仕組みを整えます。両社は中国大手銀行とも提携しており、アジアからの訪日観光客の需要を取り込もうとしています。 国内でキャッシュレス決済が乱立する中、今後海外需要への対応を強みとして利用者増を狙う新たな流れができそうです。 読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。 カテゴリ トレンド 関連タグ アジア キャッシュレス ニュースまとめ 中小企業 共同研究 副業 提携 残業 起業家 起業支援 銀行 この記事を読んだ方が興味をもっている記事 キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説! あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう 【2024年最新】クラウドファンディングのやり方とは?種類や始め方の基本手順を押さえよう 【保存版】株式会社設立の流れや手順などを創業手帳の創業者・大久保がわかりやすく解説! 酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説 2024年は上限金額がアップ!東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説 創業関連の最新情報を毎日お届け! トレンドの創業手帳ニュース 「大阪・関西万博」大阪ヘルスケアパビリオン出展企業377社が公表 (2024/3/26) 「IT導入補助金2024」IT導入支援事業者・ITツール情報の移行登録・情報引き継ぎ申請の手続き期間延長 (2024/3/25) 【特許庁】特許審査におけるスタートアップ向けプッシュ型支援(PASS)実施へ (2024/3/15) 【石川県】被災者支援、復旧・復興のため「企業版ふるさと納税」の寄附受付を開始 (2024/1/30) 日本政策金融公庫「2023年度起業と起業意識に関する調査」結果概要を公表 (2024/1/26) 中小企業信用保険の特例措置 令和6年能登半島地震被害中小企業者等へ (2024/1/15) 【特許庁】令和6年(2024年)能登半島地震の特別措置について (2024/1/12) 【東京都】令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果発表 (2024/1/9) 【国税庁】令和5年分確定申告書等作成コーナーが公開 (2024/1/5) 【経済産業省】令和6年能登半島地震に関する被災中小企業・小規模事業者向けの資金繰り支援について (2024/1/5) キャンペーン 女性対象 有望企業 トレンド 便利なサービス イベント 制度改正 公募 関連するタグのニュース 株式会社アドリブワークス 山岡健人|ITに関する起業マッチングプラットフォームの開発事業で注目の企業 ITに関する起業マッチングプラットフォームの開発事業で注目なのが、山岡健人さんが2018年3月に創業した株式会社アドリブワークスです。 ウィズコロナ、アフターコロナの現代、新しい生活様式や働き方が浸透… 【11/20開催】「DMM.make AKIBA 9周年イベント – MAKE THE FUTURE -」 合同会社DMM.comは、「DMM.make AKIBA 9周年イベント - MAKE THE FUTURE -」の開催を発表しました。 DMM.comは、ものづくりができるコワーキングスペース「DM… 【3/30開催】オンラインセミナー「中小企業だからこそ、話題の人的資本経営が求められる」 大阪中小企業投資育成株式会社が主催するオンラインセミナー「中小企業だからこそ、話題の人的資本経営が求められる」が開催されます。 中小企業における「人的資本経営」を推進するメリットはなにか、どのような恩… モノ置きシェアの「モノオク」とお金のシェア「Gojo」の運営元が業務提携 平成30年8月27日、モノオク株式会社は、株式会社BrainCatと業務提携契約を締結したことを発表しました。 モノオクは、空いたスペースを活用して荷物を預かりたい人と荷物を預けたい人をマッチングする… 商品を広めたいメーカーとオフィスや施設をマッチングする「aircatalog」の運営元が1億円調達 quatre株式会社は、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 商品を使ってもらいたいメーカーと、顧客の満足度を高めたい各種施設(ホテル・フィットネス・クラブ・介護施設など)をオンラインでマ… 大久保の視点 「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催 2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH… (2024/3/19) 明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」 2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各… (2024/3/13) Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま… (2024/3/2) 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら 注目のニュース 「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催 明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」 優勝はブラジルから参加のBVC中山充さん!2/26 起業家プレゼン&交流大会「ライトニングトーク東京」 最新の創業手帳ニュース 生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組む「Turing」が30億円調達 (2024/4/23) VTuberのプロデュース事業やバーチャル学園都市「MEキャンパス」の運営などを手がける「Brave group」が資金調達 (2024/4/23) バイオインフォマティクスによる酵素開発技術を有する「digzyme」が7.3億円調達 (2024/4/23) 令和6年度「コールドチェーンを支える冷凍冷蔵機器の脱フロン・脱炭素化推進事業」補助金 (2024/4/23) 「貿易プラットフォーム活用補助金(貿易プラットフォーム活用による貿易手続デジタル化推進事業費補助金)」 (2024/4/23) 「65歳超雇用推進助成金」 (2024/4/23) AI投資サービスなどを手がける「FOLIOホールディングス」が10億円調達 (2024/4/22) 次世代決済プラットフォームなど決済関連ソリューションを展開する「インフキュリオン」が19億円調達 (2024/4/22) 空間音響技術「Re:Sense」を提供する「クレプシードラ」が1.5億円調達 (2024/4/22) 「Techstars Tokyo Accelerator」エクイティ方式(出資付き)のスタートアップアクセラレーションプログラム (2024/4/22) 記事についてのお問い合わせはこちら 創業時に役立つサービス特集 2022年1月1日施行!改正電子帳簿保存法のポイントとは? POS+のPOSシステムは店舗管理を効率化|店舗のおもてなしをお手伝い 個人事業主・フリーランスにおすすめの電子契約とは?メリット・選び方のポイント 法人口座開設は難しい?審査のポイントと住信SBIネット銀行法人口座の魅力とは 起業直後に開設する法人口座のおすすめは?来店不要・ウェブ面談で口座開設できるメガバンクをご紹介 セルフブランディングに役立つファイル転送サービスとは? 注目インタビュー記事 完売画家 中島健太|仕事に対する哲学が話題!「絵描きは食えない」を変えたい パーソナルCHINTAI 山下悠子|一人ひとりに寄り添った「部屋探しサービス」を提供したい LINDA PESA 山口亜祐|タンザニアでフィンテック事業!カオスな経理を公正化する フジテレビ 清水 俊宏|YouTubeチャンネル「#シゴトズキ」を始め、コンテンツの力で驚きと感動を与える オーティファイ 近澤 良|ノーコードでソフトウェアテストを自動化する“Autify”を提供!売れるBtoBプロダクトは「顧客のバーニングニーズの解決」から始まる 書道家・武田双雲【第一回】起業家に贈る「ワクワクして生きる方法」
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2019年7月10日 解説入り【7月10日】起業家むけ「気になるニュースまとめ」
7月10日に出たニュースの中で、起業家むけの気になるニュースをまとめました
大学と海外起業の連携に向けた取り組み
政府が大学や研究機関に寄る海外企業との共同研究を推進する方針を打ち出しました。日本では、教育・研究機関に対する投資のほとんどが国内企業から行われており、外国企業からの投資は0.1%に過ぎないと言われています。一方で日本の教育・研究機関に注目している海外起業は多いといいます。
この現状を受けて、政府が主体となって海外企業と政府も参加できる研究データベースを作る一方、軍事転用可能な研究について制限を設けたり、機密情報漏洩への対策などについて定めたガイドラインを年内に作成する見通し。海外企業と協力しやすい環境を整える取り組みが進みます。産学官連携の取り組みが、グローバル展開していく足がけになりそうですね。
副業の残業上限 義務化せず
厚労省が、副業・兼業をする人の労働時間について、残業規制などに柔軟に対応する方針を示しました。残業時間の上限規制について、事業主が健康確保措置を行うことを前提に、「副業・兼業先における労働時間の通算は不要」としています。
現状通算した労働時間が法定労働時間を超えた場合副業側の事業主が割増賃金を支払う必要がありますが、今後本業・副業双方での調整が必要になっていくでしょう。一方、上限を定める義務が無くなる、労働者側にとっては、健康管理や労働時間の采配についての裁量が大きくなりそうです。
きらぼし銀行、韓国大手と提携 中小企業のアジア展開支援
きらぼし銀行が韓国大手の新韓金融グループの日本法人・SBJ銀行と提携を発表しました。中小企業のアジア展開を支援するためで、起業支援を目的とする日韓銀行の提携は初の試みとなります。ベトナムなどアジア諸国への進出を考える企業が増えているニーズに対応します。地銀単体で海外での金融サービス提供を行うことが難しい現状がある中、海外の銀行との提携は光明かもしれません。
スマホ決済、海外と連携進む
ペイペイとLINEが韓国インターネット銀行と提携を発表しました。QRコードを両国内で読み取れるよう変換するシステムを導入するなど決済がスムーズに進む仕組みを整えます。両社は中国大手銀行とも提携しており、アジアからの訪日観光客の需要を取り込もうとしています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。国内でキャッシュレス決済が乱立する中、今後海外需要への対応を強みとして利用者増を狙う新たな流れができそうです。
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