注目のスタートアップ

農福連携を推進する地域商社「八天堂ファーム」が資金調達

company

2025年12月1日、株式会社八天堂ファームは、株式会社広島ベンチャーキャピタルが運営管理する「ひろしま未来創造投資事業有限責任組合」より、出資を受け入れたことを発表しました。

八天堂ファームは、2021年4月にオーナー不在となったぶどう園を株式会社八天堂と社会福祉法人 宗越福祉会が共同で引き継ぎ、2022年5月に新法人として設立された企業です。

収穫した作物を加工することで付加価値をつけ、通常の流通経路以外のマーケットで販売することでマネタイズを図り、持続性を高める仕組みである商工農福連携(ノウフクマーケティング)を実践しています。

今回調達した資金は、障害者の就労率向上や所得改善につながる持続可能な商工農福連携モデルの強化に活用します。

具体的には、農福連携で生産された農作物の規格外品を活用した加工品開発、加工品を軸としたマネタイズモデルのパッケージ化、農福連携への新規参入を容易にする仕組みづくりなどを進めます。


農福連携とは、障害者や高齢者、生活困窮者などが農業分野で働くことを通じて自信や生きがいを持ち、社会参画を実現する取り組みです。この仕組みは、就労や生きがいの創出に加え、担い手不足や人手不足が進む農業分野の人材問題の解決にもつながる可能性があります。

農業には耕起、種まき、収穫、発送など多様な作業があり、障害者などの身体状況や精神状況、作業能力に応じて仕事を設計しやすいという特徴があります。また、農業経営者自身が同じ現場で働くため、目に見える範囲での管理が可能であり、安心して作業を進められる環境が整えやすい点も強みです。農福連携は、農業と福祉の双方にメリットをもたらし、持続可能な地域社会の形成に寄与する取り組みとして注目されています。

一方で、収益性、ノウハウ不足、定着率の低さが課題となっています。これらは農福連携の持続性に直結する問題であるため、持続性の高いモデル構築が重要な課題となっています。

このような背景のもと、八天堂ファームは生産から加工、販売までを担う商工農福連携モデルにより、持続可能な利益循環構造を構築しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

ほかにも、ブルーベリーファームおかざきとコラボし、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。



カテゴリ 有望企業
関連タグ 八天堂ファーム 農業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【農林水産省】令和7年度「農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業」公募
農林水産省は、令和7年度「農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業」の公募について発表しました。 食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」(令和…
植物のゲノム編集プラットフォーム技術によりスピーディな種苗開発を実現する「グランドグリーン」が6.5億円調達
2024年6月21日、グランドグリーン株式会社は、総額約6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グランドグリーンは、環境負荷の低い種苗や迅速な種苗開発を実現するためのゲノム編集技術…
【農林水産省】令和8年度「果樹農業生産力増強総合対策(果樹労働生産性向上等対策事業及び果樹優良苗木・花粉安定確保対策事業)」公募
農林水産省 令和8年度「果樹農業生産力増強総合対策(果樹労働生産性向上等対策事業及び果樹優良苗木・花粉安定確保対策事業)」公募のご案内です。 果樹産地の生産基盤を強化するため、労働生産性の向上に資する…
【農林水産省】令和6年度「麦・大豆利用拡大事業(令和6年度第1次補正予算)」
2024年12月18日、農林水産省は、令和6年度「麦・大豆利用拡大事業(令和6年度第1次補正予算)」の公募について発表しました。 麦(小麦、大麦、はだか麦)・大豆の利用拡大に向け、産地と実需のマッチン…
次世代の作物栽培システム「宙農(そらのう)」開発の「TOWING」が1.4億円調達
2021年12月20日、株式会社TOWINGは、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代の作物栽培システム「宙農(そらのう)」を開発しています。 環境に配慮した人工土壌「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳