注目のスタートアップ

介護支援システム「ライブコネクト」を提供する「Z-Works」が7億円調達

company

2025年10月6日、株式会社Z-Worksは、総額7億円の資金調達を発表しました。

Z-Worksは、介護支援システム「ライブコネクト」を開発・提供しています。

介護施設向けのIoT介護支援システムです。設置されたセンサーとAIを活用し、利用者の生活状況や健康状態を可視化することで、介護の質向上やスタッフの業務負担軽減を実現しています。複数のセンサーを組み合わせることで、転倒や異変の兆候などを早期に察知できます。

また、Wi-Fi不要で、電源ひとつで設置可能なLTE搭載型システムであることを特徴としています。

今回調達した資金は、営業・サポート体制の強化、医療・学術機関との共同研究によるプロダクトの機能向上に活用します。


介護業界は、高齢化に伴う需要増大と生産年齢人口の減少が重なり、深刻な人手不足に直面しています。

厚生労働省の調査によると、介護人材は2025年度末に約55万人が不足すると予測されています。

そこで、業界では人材確保に向け、給与や職場環境の改善を進めています。この取り組みは一定の成果が出ていますが、一方で人口構造の変化という根本的な課題は業界単独で解決できるものではありません。

そこで業務効率化や省人化を実現するデジタル化が不可欠です。とくにIoTは介護現場において強い力を発揮します。

このような背景のもと、Z-Worksは介護施設向けのIoTシステム「ライブコネクト」を提供し、介護現場の効率化や介護の質向上に貢献しています。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB IoT Z-Works システム ライブコネクト 介護 介護施設 支援 株式会社 業務効率化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

サブスク販売・請求管理システム「Scalebase」を提供する「アルプ」が4.1億円調達
2023年2月20日、アルプ株式会社は、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アルプは、SaaSやサブスクリプションビジネスに特化した販売・請求管理システム「Scalebas…
クリエイターとの連携を軸に多彩なエンターテインメント事業を展開する「灯白社」が資金調達
2025年1月10日、株式会社灯白社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、GENDA Capital 1号投資事業有限責任組合です。 灯白社は、イラストレーターやクリエイターとの連携を…
官民共創による社会解決型新規事業開発のコツを学べる研修プログラム「逆プロポ・Learning」がローンチ
2022年5月30日、株式会社ソーシャル・エックスは、「逆プロポ・Learning」をローンチしたことを発表しました。 「逆プロポ・Learning」は、官民共創による社会解決型新規事業開発のコツ・ノ…
日程調整自動化サービス「timeshot」がリリース
2021年11月26日、雨と東京と株式会社は、「timeshot」をリリースしたことを発表しました。 「timeshot」は、面倒な日程調整をワンクリックで完了できるサービスです。 Googleカレン…
メールやチャットツールを一元管理できる「OneChat」がリリース
2022年9月12日、OneChat株式会社は、「OneChat」(Mac版)をリリースしたことを発表しました。 「OneChat」は、メールやチャットツールなど複数のメッセージツールをひとつのアプリ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集