創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年9月30日位置情報にまつわるAI事業と宇宙事業を展開する「LocationMind」が17.9億円調達

2025年9月30日、LocationMind株式会社は、総額17億9000万円の資金調達を発表しました。
これにより、シリーズB総額49.6億円の資金調達を完了しました。また、累計調達額は約67億円となりました。
LocationMindは、位置情報にまつわるAI事業と宇宙事業を展開する東京大学発ベンチャー企業です。
AI事業では、人・自動車・船舶・衛星画像など多様な位置情報ビッグデータを取り扱い、世界規模の高度なデータ分析を提供しています。
米Irys,Inc.の買収と「pinable」事業買収によるAdvertisementMind株式会社の設立を機に、現在150か国を超える位置情報を取り扱っています。
宇宙事業では、測位衛星システムを用いた次世代のGNSSセキュリティサービスを提供しています。
スマートフォンやコネクテッドカーの普及に伴い、位置情報データはビジネスに新たな可能性をもたらしています。
たとえば、店舗ビジネスでは、従来の人口や交通量といった定性的指標による出店判断が、顧客の移動動線や需要エリアを定量的に把握できる精密な商圏分析へと進化し、立地選定の効率が飛躍的に向上しています。
一方で、位置情報の活用には技術的課題やプライバシー保護、情報セキュリティ対策が欠かせません。
こうした背景を踏まえ、LocationMindは複数の位置情報データを組み合わせた高度な解析サービスを提供するとともに、次世代GPS受信機の開発にも注力しています。安心・安全な位置情報ビッグデータ活用を支援し、新たな価値創出を後押ししています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI BtoB GNSS LocationMind セキュリティ データ データ分析 ビッグデータ 位置情報 位置情報データ 位置情報銀行 宇宙 宇宙ベンチャー 展開 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年3月7日、株式会社JPMCは、株式会社YOLO JAPANと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 YOLO JAPANは、在留・在日外国人向けライフサポートメディア「YOLO JAP…
2022年11月18日、WOTA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 WOTAは、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOSH」の提供や、小規模分散型水…
2023年9月28日、株式会社EVERSTEELは、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、DCMベンチャーズです。 EVERSTEELは、鉄スクラップに特化したAI解析システム「鉄…
2022年3月8日、株式会社テラ・ラボは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ACSLと、DRONE FUND株式会社です。 長距離無人航空機「テラ・ドルフィン」の開発や、広域災…
2020年6月29日、ACALL株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オフィスワークにおける様々なスペースへのスマートなチェックインを実現するアプリケーション群「ACALL …
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…