注目のスタートアップ

メッシュ型ネットワークセキュリティサービスを提供する「Runetale」が資金調達

company

2025年8月20日、Runetale株式会社は、資金調達を発表しました。

引受先である、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を提供するHENNGE株式会社とは業務提携を予定しています。

Runetaleは、メッシュ型ネットワークセキュリティサービスを提供しています。

最先端のP2P暗号通信プロトコル「WireGuard」を活用したメッシュネットワーク通信基盤・セキュリティサービスを提供しています。VPN Gatewayを介さないデバイス間の直接通信により、セキュリティ・高速性・運用の容易さを同時に実現しています。

HENNGEとはすでにエンタープライズ向け機能の共同開発・検証を開始しています。

今回調達した資金は、共同開発を推進するための研究開発投資、大規模エンタープライズ市場を見据えた人材採用、組織強化に活用します。


社会のデジタル化が進展するにつれてサイバー攻撃は年々増加し、とくに企業や医療機関を狙ったランサムウェア被害が深刻化しています。

こうした流れを受け、企業ではセキュリティ対策の強化が重要な経営課題となっています。

企業における通信環境のセキュリティ対策としては、VPN(Virtual Private Network)が普及しています。VPNはインターネット上に仮想的な専用回線を構築し、暗号化された安全な通信環境を提供します。これにより社外からの安全なアクセスを実現します。

VPNはセキュリティ面において高い安全性がありますが、環境の構築が難しい、通信速度が遅い、コストがかかるといった課題を抱えています。

また、VPNはもともとオンプレミスサーバーでの活用を想定しており、現代のクラウド環境とのミスマッチも課題として挙げられます。

Runetaleはこうした課題を解決するため、メッシュ型ネットワークセキュリティサービスを提供しています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須となる投資と位置づけることが重要だと経済産業省は提言しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

また、セキュリティ対策を行うためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ HENNGE Runetale VPN WireGuard クラウド サイバーセキュリティ セキュリティ テレワーク メッシュネットワーク リモートワーク 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地方移住支援プラットフォーム「flato」運営の「FromTo」が資金調達
2021年2月16日、株式会社FromToは、資金調達を実施したことを発表しました。 ふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」を運営しています。 地方で暮らす・働くを実践している人に質問・直接相…
定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス「ADDress」が全国100拠点に到達
2020年12月4日、株式会社アドレスは、「ADDress」が、全国100拠点に到達したことを発表しました。 「ADDress」は、定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービスです。 資本提携を結…
ウェルビーイングを実現するサービス「ミキワメ ウェルビーイング」などを提供する「リーディングマーク」が7.6億円調達
2022年12月14日、株式会社リーディングマークは、総額7億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リーディングマークは、適性検査クラウド「ミキワメ 適性検査」、幸福度の向上で休職・…
勤務スケジュール最適化クラウドシリーズ「Optamo」やEV導入支援事業などを展開する「モーション」が2.5億円調達
2023年9月1日、株式会社モーションは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 モーションは、勤務スケジュール最適化クラウドシリーズ「Optamo(オプタモ)」や、次世代モビ…
ナレッジプラットフォーム「Qast」を運営する「any」が10.55億円調達
2024年12月4日、any株式会社は、総額約10億5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 anyは、ナレッジプラットフォーム「Qast(キャスト)」を運営しています。 社内に埋もれてい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集