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ホテルinホテル型リゾート事業を展開する「MAGMA」が資金調達

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2025年8月19日、株式会社MAGMAは、資金調達を発表しました。

MAGMAは、体験型リゾート&ホテル「MAGMA RESORT」の企画・開発・運営を行っています。

ホテルinホテルという新たな事業モデルを提案しています。未活用の空間に別のコンセプトを持つ体験型ホテルを内包することで、既存施設と地域資源を活かし、新たな宿泊の価値を共創しています。

山梨県・下部温泉で基幹施設「MAGMA RESORT Shimobe」を運営しています。

今回調達した資金は、「MAGMA RESORT Shimobe」のサービス拡充や運営体制の強化、事業基盤の整備、マーケティング活動の強化に活用する予定です。


日本の観光業はインバウンド需要の急増を追い風に、成長が続いています。観光局(JNTO)の発表によると、2024年の訪日外国人旅行者数は3687万人と推計され、過去最高だった2019年の3188万人を約500万人上回りました。こうした市場拡大を背景に、宿泊業界も活況を呈しており、今後さらなる成長が期待されています。

一方で、宿泊業界は慢性的な人手不足や従業員の高齢化、外国人観光客への対応力不足、激化する価格競争、そしてデジタル化の遅れといった複数の課題を抱えています。持続的な成長を実現するには、これらの構造的な課題に対する戦略的な取り組みが不可欠です。

とくに地方の大型旅館や温泉宿では、全国平均を下回る稼働率と高い空室率が課題となっています。この課題は、地域間の需要の偏在、季節変動、デジタル活用不足、高コスト構造、人手不足といった複数の要因が生み出しています。

こうした流れのなかで、MAGMAはホテルinホテルという独自の事業モデルを提案しています。このモデルは、未活用の空間に別のコンセプトを持つ体験型ホテルを内包することで、新たな宿泊価値を共創することを目的としています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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