出向起業「認定・助成金」制度 公募開始(10/30締切)

subsidy

出向起業「認定・助成金」制度の公募のご案内です。

経済産業省による出向企業「補助金」制度が、2025年3月で終了しました。出向企業を希望する企業の相談が依然として根強い状況を踏まえ、補助金制度の事務局を務めた一般社団法人社会実装推進センターが、民間での「認定・助成金」制度を新たに創設するものです。

概要

・認定基準は、旧補助金制度の採択要件と同等に定義しています。
・令和7年度の助成金額は、150万円を認定事業者数で按分した金額であり、認定事業者数が定まり次第決定します。
・「認定」を受けた事業者の一覧は、当団体から経済産業省に対して報告を行う予定です。
・経済産業省による出向起業補助金が終了したことに対応するための制度であり、出向起業補助金を既に採択されている事業者は対象外となります。

申請締切

2025年10月30日(木)


出向起業とは、大企業等に所属する人材が現職を辞することなく、外部からの資金調達や個人資産の投下を通じて起業し、資本的に独立したスタートアップに対して出向や長期派遣研修という形で新規事業に携わる仕組みを指します。現職を維持したまま経営者として新たな事業の創出に関与できる点が特徴です。

日本では、諸外国と比較して起業率が低い傾向にあります。主な要因のひとつに、起業に伴うリスクの大きさが挙げられます。とくに、大企業勤務者が起業に失敗した際、元の企業に復帰するのが難しいという構造的な障壁が存在します。

出向起業は、こうしたリスクを緩和しながら起業への挑戦を可能にする仕組みです。挑戦する個人にとっては、事業創出の実践機会とともにスキル・経験の蓄積が得られます。

一方で企業側も、出向者を通じて起業経験を有する人材を社内に持ち帰ることができ、社内のイノベーション資源として活用することが可能です。事業が成長すれば、将来的には子会社化や事業提携など、戦略的な展開も視野に入ります。

このように、出向起業は個人・企業双方にとってリスクを抑えつつ新規事業を創出できる、有効な選択肢といえるでしょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 一般社団法人 企業 公募 出向 出向起業 制度 助成金 社会実装推進センター 経済産業省 補助金 認定 認定・助成金
詳細はこちら

出向起業「認定・助成金」(2025年度)の公募を開始しました。

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和5年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」補助金
農林水産省は、令和5年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」の公募について発表しました。 輸出の拡大や新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした家庭内消費の拡大、輸入品から…
「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金 2次募集が開始
中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の2次募集を開始したことを発表しました。 コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復…
【1/31開催】スタートアップ都市推進協議会主催のマッチングイベント「JAPAN STARTUP SELECTION the 10th Anniversary」
「JAPAN STARTUP SELECTION the 10th Anniversary」のご案内です。 10自治体(青森市、富谷市、つくば市、千葉市、浜松市、高岡市、北九州市、福岡市、別府市、熊本…
令和6年度「果樹農業生産力増強総合対策(果樹労働生産性向上等対策事業、果樹優良苗木・花粉安定確保対策事業及び産地構造転換パイロット事業)」
2024年1月31日、農林水産省は、令和6年度「果樹農業生産力増強総合対策(果樹労働生産性向上等対策事業、果樹優良苗木・花粉安定確保対策事業及び産地構造転換パイロット事業)」の公募について発表しました…
「未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金(AKATSUKIプロジェクト)」令和5年度事業 補助事業者公募開始
令和5年度「未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金(AKATSUKIプロジェクト)」のお知らせです。 「AKATSUKIプロジェクト」は、優れたアイデア、技術を持つ若い人材(クリエイター)を発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集