創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年7月18日経口のがん治療ワクチンと新型コロナウイルス予防ワクチンを開発する「イムノロック」が1億8370万円調達

2025年7月18日、株式会社イムノロックは、1億8370万円の資金調達を発表しました。
イムノロックは、ビフィズス菌の特性を利用した新規経口ワクチンプラットフォーム技術を有する、神戸大学発の創薬スタートアップです。
経口のがん治療ワクチン(B440)と、新型コロナウイルス予防ワクチン(BCOV332)を開発しています。
B440の開発で、2023年1月から転移性尿路上皮がん患者を対象とした医師主導治験(第Ⅰ相臨床試験)を開始し、2025年5月に治験終了届が受理されています。
今回の資金調達とMEDの創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業の採択により、希少疾病である悪性胸膜中皮腫患者を対象とした医師主導治験(第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験)を2025年10月から開始し臨床開発を加速させます。
一般的にワクチンとは、特定の病原体に対する免疫を誘導し、感染症の発症を予防したり、症状を軽減したりするための医薬品です。
一方、現在国内外で開発が進められている「がんワクチン」は、感染予防ではなく、主にがんの治療を目的としています。
がんワクチンは、免疫系ががん細胞を認識し、これを攻撃・排除する能力を高めることで、治療効果を発揮します。
イムノロックは、ビフィズス菌の特性を応用した新しい経口ワクチンプラットフォーム技術を有しており、この技術を用い、経口型がんワクチンの実現を目指しています。
経口ワクチンは、口から摂取できるため注射が不要で、痛みや精神的な負担が軽減されるだけでなく、自宅で服用できる利便性や、副作用が比較的軽いといった、多くのメリットを持っています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | イムノロック がん治療 ビフィズス菌 ワクチン 予防 創薬 医療 医薬品 大学発スタートアップ 新型コロナウイルス感染症 株式会社 神戸大学 経口ワクチン 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年12月9日、株式会社ふぁんドリは、ライナ株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 ふぁんドリは、クラフト・ドリンクに特化したクラウドファンディング・プラットフォーム「ふぁんドリ」…
2023年8月25日、株式会社サイバーコアは、電気興業株式会社(DKK)とサイバーコアの発行済株式を取得する株式譲渡契約および第三者割当増資に関する総引受契約を締結し、DKKグループに参画することを発…
2025年2月12日、株式会社mignは、資金調達を実施したことを発表しました。 mignは、不動産・建設業界向けに生成AIを活用した次世代ソリューションを開発・提供しています。 具体的には、生成AI…
2022年12月22日、株式会社青山芸術は、資金調達を実施したことを発表しました。 青山芸術は、建築家プラットフォーム「アーキタッグ」や、建築家と家を立てたい人をマッチングする「titel(タイテル)…
2022年5月24日、株式会社ケイファーマは、総額15億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ケイファーマは、iPS細胞を活用した脊髄損傷や脳梗塞等の細胞移植治療の実現のための研究と…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

