注目のスタートアップ

自由診療クリニック特化型DXツールを提供する「B4A」が資金調達

company

2025年7月9日、株式会社B4Aは、資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は13.2億円となりました。

B4Aは、自由診療クリニック特化型DXツール「B4A(ビーフォーエー)」を提供しています。

リアルタイム予約や電子カルテなどの機能を備えた、自由診療クリニックのDXを実現するクラウドツールです。

直近では、BIツール「B4A経営ダッシュボード」や、会計業務を効率化する「手ぶらで決済」をリリースしているほか、「トリビュー」や「カンナムオンニ」など主要集客媒体との予約連携を行っています。

今回調達した資金は、プロダクト開発と人材採用の強化に活用します。


自由診療クリニックとは、公的保険制度を利用せず、患者が自費で医療サービスを受ける医療機関を指します。美容医療やアンチエイジング、再生医療、メンタルケアをはじめ、最先端の遺伝子検査やがんスクリーニングなど、多岐にわたる分野で診療を展開しているのが特徴です。患者のニーズに応じた柔軟なサービス設計が可能であり、高付加価値な医療体験を提供できる点が大きな魅力とされています。

この分野は近年、急速に市場を拡大しています。健康志向の高まりや美容への関心の上昇、働く世代のメンタルヘルスへのニーズなどが追い風となり、新規クリニックの開業や既存施設のサービス拡充が活発化しています。国内市場においても、数千億円規模へと成長を遂げており、海外からの患者流入を見据えた受け入れ体制の整備も進められつつあります。

このような市場の拡大にともない、自由診療クリニックにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性も高まっています。オンライン予約や電子カルテによる診療の効率化、遠隔診療の導入、AIを活用した問診支援や治療提案など、業務のスマート化が加速しています。さらに、顧客との関係性を深めるCRMシステムの導入や、口コミ分析に基づいたブランド戦略の強化といった取り組みも進んでいます。

こうした流れの中で、B4Aは自由診療クリニック向けのDXツール「B4A」を提供しています。予約から決済に至るまで、クリニック運営に必要な業務を一元的にデジタル化し、新規患者の獲得やリピート率の向上、業務効率の改善を実現することで、売上向上に貢献しています。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、社内システムの整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ B4A BtoB DX SaaS クラウドサービス クリニック ツール デジタルトランスフォーメーション デジタル化 ビーフォーエー 医療 株式会社 特化型 自由診療 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite』に特化したメタバース制作スタジオ「NEIGHBOR」が資金調達
2022年12月6日、株式会社NEIGHBORは、資金調達を実施したことを発表しました。 NEIGHBORは、バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite(フォートナイト)』上にメタバース空間を制作す…
SDGs人材マッチングアプリを運営する「ソーシャス」が4,000万円調達
2022年9月30日、ソーシャス株式会社は、カルダノの分散型資金調達システムCatalystにより総額4,000万円(281,000ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャスは、SDG…
卸売・仕入ワンストップ取引を実現するBtoBコマースプラットフォーム「グッズ」を提供する「goooods」が4億円調達
2024年9月17日、goooods株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 goooodsは、卸売・仕入がワンストップで完結するBtoBコマースプラットフォーム「グッズ」を提供…
ウェルビーイングの現状の可視化と改善を支援する「ポケットセラピスト」などを提供する「バックテック」が4億円調達
2022年10月24日、株式会社バックテックは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 バックテックは、医学的根拠にもとづき組織・社員ウェルビーイングを実現するプラットフォーム「ポケットセ…
クラウド決算開示管理サービス「Uniforce」提供の「start-up studio」が「エアトリ」と資本業務提携
2022年6月30日、株式会社start-up studioは、株式会社エアトリと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 start-up studioは、クラウド決算開示管理サービス「Un…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集