創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年6月5日エッジAI技術を提供する「Tokyo Artisan Intelligence」が11.1億円調達

2025年6月4日、Tokyo Artisan Intelligence株式会社は、総額約11億1000万円の資金調達を発表しました。
Tokyo Artisan Intelligenceは、エッジAIプロダクトの開発販売、深層学習アルゴリズムの研究開発、AIエキスパート・エンジニアの育成を行っています。
データセット構築からハードウェア実装まで、顧客のニーズに合わせた軽量かつコンパクトなエッジAIソリューションを提案し、人手不足改善や業務改革に貢献しています。
今回の資金調達により、エッジAIプラットフォーム「SEASIDE (A Specified Edge AI SoM for Intelligence Design and Embedding)-R6」の次世代版に搭載する再構成可能AI半導体チップの開発に着手します。また、事業拡大に伴う人材強化、量産体制の構築を進めます。
エッジAIとは、サーバーではなく端末側、つまり現場にあるデバイス上で動作するAI技術を指します。とくに、電源やサイズ、コストといった制約の多いIoTデバイスでも運用可能なように設計されているのが特徴です。エッジAIの大きな利点は、AIによる解析結果をリアルタイムで出力できる点にあります。
一般的なクラウドAIでは、インターネットを介してサーバー上で処理が行われますが、通信の遅延やサーバーの処理速度によってタイムラグが発生することがあります。たとえば自動運転のように、瞬時の判断が求められる場面では、わずかな遅れが重大なリスクにつながるため、現場で即時処理を行えるエッジAIの導入が不可欠です。
Tokyo Artisan Intelligenceは、エッジAIの技術を活用し、産業、インフラ、機械設備、エンターテインメント、医療、介護、ヘルスケア、教育など、多様な分野に向けて最適なソリューションを提供しています。
ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | AI BtoB DX SEASIDE SEASIDE-R6 TAI Tokyo Artisan Intelligence エッジAI コンピューター ソリューション テクノロジー デジタル化 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年4月12日、株式会社AGE technologiesは、総額5億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AGE technologiesは、相続に伴う不動産の名義変更手続きサ…
2023年1月23日、株式会社ナイルワークスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ヤマハ発動機株式会社、および、住友商事株式会社です。 ナイルワークスは、農業用ドローン「Nile-T2…
2025年2月13日、株式会社JiMEDは、総額3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スター…
2025年6月16日、中小企業庁は、「省力化投資補助金(一般型)」第1回公募の補助金交付候補者を採択しました。 「省力化投資補助金(一般型)」は、業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改…
2021年10月13日、ランディット株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BtoB専用の事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」を提供しています。…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

