注目のスタートアップ

オンサイトPPAによる太陽光発電設備の無償設置や再エネ専門メディアなどを展開する「株式会社日本エネルギー機構」が2600万円調達

company

2025年5月17日、株式会社日本エネルギー機構は、総額2600万円の資金調達を発表しました。

日本エネルギー機構は、オンサイトPPA(電力購入契約)による太陽光発電設備の無償設置事業、再エネ専門メディア「Japan Energy Time」の運営、太陽光発電に関する導入・運用コンサルティング事業、太陽光ファンドの運営などを手がけています。

今回調達した資金は、太陽光発電設備の無償設置事業の全国展開に活用します。


2015年9月に開催された国連サミットでは、SDGs(持続可能な開発目標)が全会一致で採択され、現在では世界中で社会課題の解決に向けた取り組みが進められています。

なかでもエネルギー問題はとくに深刻な課題のひとつです。化石燃料の将来的な枯渇や、火力発電による温室効果ガスの大量排出といった問題から、太陽光や風力といった持続可能な再生可能エネルギーへの転換が急がれています。日本国内でも、技術革新によって発電効率が向上していることや、福島第一原発事故をきっかけに原発の稼働が停止したことで生じた電力不足などが、再生可能エネルギーの普及を後押ししています。

とくに太陽光発電システムは、住宅の屋根など身近なスペースに設置できるうえ、発電効率の向上によりコストパフォーマンスにも優れています。ただし、導入には平均して約200万円の初期費用がかかり、さらに蓄電池を設置する場合はその分のコストも追加されるため、導入をためらう人も少なくありません。加えて、故障時の修理費用や定期的なメンテナンス費用についても考慮する必要があります。

このような設置・運用コストの問題が、太陽光発電の普及のハードルとなっていることから、日本エネルギー機構は、設置コストを自社で負担し、建物オーナー・利用者双方にメリットがあるPPAモデルで太陽光発電設備の設置を進めることで、脱炭素化の推進と地域企業や不動産資産に新たな価値をもたらしています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ エネルギー オンサイトPPA 再エネ 再生可能エネルギー 太陽光発電 専門メディア 日本エネルギー機構 株式会社 無償 無料 設備 設置 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アスリートに特化した推し活サービスを手がける「Back Dooor」が5300万円調達
2024年12月13日、Back Dooor株式会社は、総額5300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Back Dooorは、アスリート専用の推し活サービス「Back Dooor」を開発・…
在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開する「ゼスト」が5.4億円調達
2024年11月27日、株式会社ゼストは、総額約5億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゼストは、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開しています。 AIを搭載し…
データ基盤の総合支援サービス「trocco」などを展開する「primeNumber」が20億円超調達
2024年4月24日、株式会社primeNumberは、総額20億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 primeNumberは、データ基盤の総合支援サービス「trocco(トロッコ)」の開発…
スポーツマーケティングにおけるスポンサー広告効果をAIで可視化する「NextStairs」が1530万円調達
2024年12月2日、株式会NextStairsは、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」により1530万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NextStairsは、AIを活用し…
スマートロックなど不動産に特化したハードウェア・ソフトウェアを展開する「ライナフ」が資金調達
2022年4月28日、株式会社ライナフは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、SBIインベストメント株式会社、ちばぎんキャピタル株式会社、宮銀ベンチャーキャピタル株式会社です。 ライナフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集