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歯科業務DXを支援する「エミウム」が6億円調達

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2025年3月26日、エミウム株式会社は、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。

エミウムは、歯科業務DXを支援する東京科学大学発ベンチャーです。

歯科技工基幹業務クラウドソフト「エミウム クラウド技工」や、歯科技工物のCAD設計・デジタル製造サービス「エミウム 技工センター」を提供しています。

「エミウム クラウド技工」は、電子技工指示書機能、紙の指示書に沿った受注処理、ラボ間取引、帳票管理(納品・請求)、入金管理、工程管理、在庫管理、歯科技工所と歯科医院間でのチャット機能などを備え、歯科技工の基幹業務をオールインワンでカバーしています。

「エミウム 技工センター」は、技工物製作の外部委託サービスです。発注はオンラインで行うことができるほか、クレカ決済・請求書払いにも対応しており、発注時の事務作業削減にも貢献しています。

AIを搭載したクラウドソフトの深化、FinTechを組み込んだ基幹機能の刷新、調達支援サービス、HRテックとの融合など、「エミウム クラウド技工」を基盤としたコンパウンドスタートアップへの進化を目指しています。

今回調達した資金は、開発強化、組織体制の強化に活用します。


歯科技工士は、歯の被せ物や詰め物、矯正装置の作成・加工・修理など、歯科医療を支える重要な専門職です。

高齢者の増加によって口腔トラブルが増加し、歯科技工士のニーズが高まると予測されています。一方で、歯科技工士は担い手不足が深刻な問題となっています。

歯科技工士は、低報酬・長時間労働、社会的地位の低さといった課題を抱えており、若い人材が減少しています。

そのため、歯科技工業務の改革が求められています。

こうした状況のなかで、エミウムは歯科技工業務の効率化をサポートするデジタルソリューションの開発・提供や、歯科技工物のCAD設計・デジタル製造サービスを展開し、歯科医療・歯科技工業界の課題解決を目指しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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