注目のスタートアップ

IoTセンサーとクラウドサービスを組み合わせた製造業向けDXソリューションを提供する「SIRC」が資金調達

company

2025年3月3日、株式会社SIRCは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ヤンマーベンチャーズ株式会社です。

SIRCは、超小型センサ「SIRCデバイス」を活用した各種IoTセンサと、自社開発のクラウドサービスなどを組み合わせた製造業向けDXソリューションを提供しています。

「SIRCデバイス」は超小型でありながら、電流・電力・確度・周波数をリアルタイムに計測できる多機能性・高機能性を特徴としています。

従来のセンサーでは設置困難だった部位への設置を可能にし、より幅広い場所でのセンシングを実現しています。

今回調達した資金により、技術の商業化を加速させ、研究開発や製造能力の強化を図ります。


近年、さまざまな分野でテクノロジーとデータ活用の推進が進んでいます。

製造業などの現場でも、IoTデバイスの普及やチップの高性能化・省電力化が進み、データの取得と活用が加速しています。

IoT(モノのインターネット)とは、これまでインターネットに接続されていなかったモノをネットワークにつなぐことで、相互に情報をやり取りできる仕組みのことです。

SIRCは、多機能かつ高性能な小型センサー「SIRCデバイス」を活用し、製造業を中心にさまざまな用途に対応するIoTセンサーソリューションを提供しています。

とくに、IoT電力センサーユニットは、製造業における電力の可視化や削減といったニーズに対応したソリューションです。

従来の携帯型電力計では力率変動への対応が難しく、据え置き型の電力量計は電気工事が必要で、導入に時間とコストがかかるという課題がありました。

SIRCのIoT電力センサーユニットは、電気工事不要で後付けが可能なうえ、力率の変動にも対応しているため、さまざまな現場で柔軟に運用できます。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX IoT IoTデバイス センサー センシング ソリューション データ データ活用 テクノロジー リアルタイム 株式会社 製造業 計測 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

間葉系間質細胞製品を開発する「ヒューマンライフコード」が7.7億円調達
2025年10月9日、ヒューマンライフコード株式会社は、総額約7億7000万円の資金調達を発表しました。 ヒューマンライフコードは、臍帯由来の間葉系間質細胞を再生医療等製品として実用化することを目指し…
eスポーツ事業の「プレイブレーン」が6億円調達
2020年7月1日、株式会社プレイブレーンは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 eスポーツの企画、ブランディング、マーケティングなど、eスポーツに関連した事業を展開しています。 eス…
デリバリーサービスの一元管理システム「Orderly」提供の「Toremoro」が1.1億円調達
2021年8月11日、株式会社Toremoroは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、様々なデリバリーサービスの受注・売上を一括管理できるサービス「Orderly」を…
BtoB事業用駐車場プラットフォーム「at PORT」展開の「ランディット」が7,000万円調達
2021年10月13日、ランディット株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BtoB専用の事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」を提供しています。…
貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営する「トレードワルツ」に「丸紅」が出資
2023年1月31日、株式会社トレードワルツは、丸紅株式会社によるトレードワルツへの出資に合意し、払込みが完了したことを発表しました。 NTTデータ、三菱商事など、日系大手企業7社が共同出資し2020…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集