注目のスタートアップ

ケアマネジメントプラットフォームを提供する「CareFran」が資金調達

company

2025年2月25日、株式会社CareFranは、資金調達を実施したことを発表しました。

CareFranは、ケアマネジメントプラットフォーム事業と、居宅介護支援事業(介護保険事業)を展開しています。

AIを活用し、業務効率化を図った居宅介護支援事業所の多拠点展開を進めています。

自社開発の利用者向け問診ツールやケアプラン作成ツールを活用することで介護事業所のデジタル化と業務効率化を推進しています。

今回の資金調達により、介護業界のデジタル化と多店舗展開をさらに進めます。

また、ケアマネジャーの業務負担をさらに軽減するため、シャドーワーク軽減ツールや請求業務効率化ツールの開発・導入を進めていきます。


ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする人に対し、ニーズに応じた介護サービス余提供するため、アセスメント(課題分析)を行い、ケアプラン(介護サービス計画書)を作成する役割を担う専門家です。

ケアプランは、要介護者・要支援者が「介護保険サービス」を利用する際に必須となるため、ケアマネジャーは介護業界にとって重要な存在です。

ケアマネジャーは、「居宅ケアマネジャー」と「施設ケアマネジャー」の2種類に分けられます。

居住ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所に勤め、要介護者の支援・相談を受けてケアプラン作成を行ったり、介護サービス事業者との連絡・調整を行ったりします。

施設ケアマネジャーは、老人ホームなどの介護施設に所属しており、その施設の利用者のケアプラン作成を担います。ほかにも介護福祉士やヘルパーの仕事を兼任することもあります。

このようにケアマネジャーは重要な人材ですが、平均年齢は約53歳と高齢化が進んでいるほか、担い手不足といった課題を抱えています。

こうした課題の原因として、業務範囲の広さ、事務負担の大きさ、賃金・処遇の低さなどが指摘されており、環境改善や業務効率化が求められています。

CareFranはこのような課題を解決するため、ケアマネジャーを直接採用し、生成AIなどのデジタル技術を活用することで、ケアプラン作成業務や問診・調整業務を効率化した事業所運営に取り組んでいます。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CareFran ケアマネジャー マネジメント 介護 介護保険サービス 介護支援専門員 介護施設 居宅介護支援事業所 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

子育て世代のキャリア・アップを支援する「ママスクエア」が「大日本印刷」と資本業務提携
2020年1月27日、株式会社ママスクエアは、大日本印刷株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ママスクエアは、育児中の母親が預け先に困ることなく働ける環境を提供するため、保育園でも…
AI時代に必要な考える力を伸ばす学習塾「ミライ式」を運営する「TricoLogic」が資金調達
2024年12月19日、株式会社TricoLogicは、資金調達を実施したことを発表しました。 TricoLogicは、AI時代に必要な考える力を伸ばす学習塾「ミライ式」を運営しています。 学習指導要…
新時代のパスワードマネージャーを開発する「サニーズ」が3300万円調達
2024年11月19日、サニーズ株式会社は、総額3300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サニーズは、消費者のプライバシーやアカウント情報を管理するパスワードマネージャー「サニーズ」を開発…
産業廃棄物業界に特化した配車管理SaaS「配車頭」を提供する「ファンファーレ」が6.3億円調達
2022年7月20日、ファンファーレ株式会社は、総額約6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファンファーレは、産業廃棄物業界に特化した配車管理SaaS「配車頭(ハイシャガシラ)」…
マンションの大規模修繕工事の一括見積支援サービスを展開する「スマート修繕」が1.5億円調達
2022年6月8日、株式会社スマート修繕は、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社デライト・ベンチャーズです。 また、マンションやビルにおける大規模修繕の一括見…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集