注目のスタートアップ

体重測定できるバスマットや生活習慣改善サービスなどを展開するヘルスケアスタートアップ「issinホールディングス」が6.3億円調達

company

2025年2月4日、issinホールディングス株式会社は、総額6億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は11.7億円となります。

issinホールディングスは、傘下企業のissin株式会社を通じ、体重測定などの健康管理ができるバスマット「スマートバスマット」や、エクササイズサービス「Smart 5min」、生活習慣改善サービス「Smart Daily」を展開しています。

「スマートバスマット」は、体重計とバスマットが一体化したヘルスケア製品です。

2024年6月に発表した最新モデル「体組成計モデル」は、体脂肪率・筋肉量など、15項目の体組成測定に対応しています。

今回の資金は、既存事業の拡大、新規事業の研究開発、海外展開に充当します。

また、年内にスリープテック事業への参入も予定しています。


現在、国内では約15%の人々が生活習慣病を抱えており、これが健康寿命の延伸を阻む主要な要因となっています。生活習慣病は個人の健康にとどまらず、国民全体の医療費増加にも直結しているため、ヘルスケア分野や予防医学の重要性がますます強調されています。

このような背景を受け、国内では健康志向が急速に高まっており、健康関連市場が拡大しています。

個人が実施するヘルスケアとしては、食事管理や運動が一般的な手法です。そしてこれらのヘルスケアは、自身の体の状態を把握することから始まります。

体重計や体組成計は家庭において自身の体の状態を把握するために役立つ製品です。近年はスマートフォンなどと連携し、データの蓄積とその分析が行えるようになり、より高度な身体の把握が可能となっています。

しかしながら体組成計は素足で乗る必要があるなど、習慣的な利用において課題を抱えており、次第に利用しなくなっていくユーザーが一定数存在することが指摘されています。

この課題に対し、issinは、バスマットと体重計・体組成計を一体化させたプロダクト「スマートバスマット」を展開しています。バスマットは風呂上がりに素足で必ず踏むことになるため、自然と体重などの測定を行うことができます。

また製品自体には体重などの数字は表示されず、アプリで管理する仕組みであるため、自分の体重を逐一知りたくはないというユーザーのニーズも満たしています。

企業・事業の拡大には資金調達が欠かせません。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ISSIN issinホールディングス Smart 5min Smart Daily スマートバスマット ヘルスケア 体組成計 体重 体重計 株式会社 生活習慣 資金調達 身体
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

月面探査車「YAOKI」を開発する「ダイモン」が1.4億円調達
2023年7月13日、株式会社ダイモンは、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ダイモンは、月面探査車「YAOKI」を開発しています。 超小型・超軽量の月面探査車です。今後、…
建設・土木の生産支援クラウド提供の「フォトラクション」が「ランドデータバンク」提供の建設業界向け金融サービスと連携開始
2020年12月15日、株式会社フォトラクションは、株式会社ランドデータバンクと連携することを発表しました。 フォトラクションは、建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction(フォトラクショ…
DXに関するあらゆるサービスをサブスクによって包括的に提供する「INDUSTRIAL-X」が2.5億円調達
2022年3月30日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 INDUSTRIAL-Xは、DX推進のためのコンサルティングサービス「Reso…
一般企業向けのSBT開発・管理のワンストッププラットフォームを構築する「DESOUL」が資金調達
2023年2月9日、株式会社DESOULは、資金調達を実施したことを発表しました。 DESOULは、一般企業向けのSBT開発・管理のワンストッププラットフォームを構築しています。 開発者は、あらかじめ…
製造業人材向けスキル・教育管理ツール「SKILL NOTE」の運営元が1.2億円調達
2019年7月19日、株式会社イノービアは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業の人材成長に貢献するスキル・教育管理ツール「SKILL NOTE(スキルノート)」を運…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集