注目のスタートアップ

店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」などを運営する「mov」が資金調達

company

2025年1月15日、株式会社movは、資金調達を実施したことを発表しました。

これによりシリーズBラウンド全体での調達額は総額30億円に達し、累計調達額は50億円を突破しています。

movは、店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」や、インバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営しています。

「口コミコム」は、口コミサイトの一括管理ツールです。Googleマップなどの地図アプリや、グルメサイト、口コミサイトにおける店舗情報の一元管理と一括更新を実現するツールです。

また、AIを活用した口コミ分析や口コミ返信サポート機能を搭載しており、業務効率化や集客改善を実現できます。

さらに、インバウンド需要向けサイトとの連携により、多言語での店舗情報の整備や口コミの言語別分析など、インバウンドにおけるMEO対策も実施可能です。

今回の資金は、AI機能を含むプロダクト改善のための開発体制の強化や、セールス・マーケティング領域の強化などに充当します。


近年、実店舗ビジネスでは、SEO対策よりもMEO対策(マップエンジン最適化)の重要性が増しています。MEO対策とは、Googleマップなどの地図アプリ上での検索順位の向上や、地図アプリを活用したデジタルマーケティングの施策を指します。

実店舗では、商圏内のユーザーに効率的に情報を提供し、集客に結びつけることが重要です。そのため、検索エンジンでの順位よりも、ユーザーの現在地をもとに最寄りの店舗を表示する地図アプリでの露出が重視されています。

多くの事業者は地図アプリのほか、SNSや、ホームページ、ポータルサイトなど複数の媒体を活用して情報発信を行っています。この多様なチャネルはより多くの顧客に情報を届けることに貢献していますが、一方で、情報の管理や更新作業に時間やコストがかかるという課題をも生んでいます。こうした背景から、情報発信や、管理、分析を一括で行えるツールやシステムの需要が高まっています。

movは、店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」を提供しており、店舗情報の統合管理、MEO対策、さらにインバウンド対応をサポートすることで、実店舗の集客力向上に貢献しています。

現代においてインターネットを活用したマーケティングは必須ともいえます。しかし創業期はコストや知識の面から満足できるPRを行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、ネット初心者のためのネットPR方法など、ネットPRノウハウについて詳しく解説しています。

また、マーケティングなどはツールを最大限に活用して効率化を図ることも重要です。そして設備投資のためには資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB GBP GMB Googleビジネスプロフィール Googleマイビジネス Googleマップ mov PR SaaS インバウンド オフライン クーポン サイト デジタルマーケティング マーケティング メディア 一括管理 分析 口コミ 口コミコム 地図アプリ 実店舗 店舗 情報 支援 整理 株式会社 管理 訪日ラボ 資金調達 集客 集客支援
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

建物・設備のメンテナンスサービス「QosmosAssist」などを提供する「BPM」と「ボルテックス」が資本業務提携
2023年7月3日、BPM株式会社は、株式会社ボルテックスと資本業務提携したことを発表しました。 BPMは、現場向け報告・管理システム「Qosmos(コスモス)」、建物・設備のメンテナンスサービス「Q…
リチウムイオン電池の性能向上を実現する新規カーボン素材「グラフェンメソスポンジ」を開発・製造する「3DC」が5.8億円調達
2024年6月6日、株式会社3DCは、総額5億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は各種助成金なども含め14.8億円となりました。 3DCは、カーボン…
香り・ニオイの可視化するセンサーを展開する「アロマビット」が「トヨタ紡織」から資金調達
2022年5月16日、株式会社アロマビットは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、トヨタ紡織株式会社です。 アロマビットは、小型のニオイ識別センサーと、このセンサーにより得られたニオイの…
通信業界に特化した販売応援事業やショップスタッフ育成研修事業などを展開する「育成アシスト関西」と「ピアズ」が資本業務提携
2022年10月14日、株式会社ピアズは、株式会社育成アシスト関西と、資本業務提携を行うことを発表しました。 育成アシスト関西は、株式会社育成アシストの子会社として2018年3月に設立された企業です。…
無人ストア事業展開の「600」 冷凍食品対応マンション向け無人ストア「Store600 FROZEN」を2022年に本格展開開始
2021年12月22日、600株式会社は、「Store600 FROZEN(ストア600 フローズン)」を2022年に提供開始することを発表しました。 600は、オフィス向けミニ無人コンビニ「600」…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集