創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年11月22日有機半導体レーザーの実用化に取り組む「KOALA Tech」が5.7億円調達

2024年11月18日、株式会社KOALA Techは、総額5億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
KOALA Techは、スマートフォンディスプレイ用の有機EL(OLED)技術を基盤に、発光素子として「レーザー版有機EL」(有機半導体レーザーダイオード、OSLD)の実用化を目指しています。
この技術は、センサーやディスプレイの光源として、小さくて軽いデバイスを実現するものとしてとして注目されています。
今回の資金により、3色発光素子の開発を早期に完了させ、ディスプレイソリューションとして検証を進めます。また、発光寿命などの特性向上にも取り組みます。
半導体レーザーは、光通信やディスクの読み書き、材料加工、医療分野での治療や測定技術など、多岐にわたる用途で利用されています。近年では、生体認証やVRに利用されるヘッドマウントディスプレイ(HMD)など、新たな分野でも重要な役割を果たしており、今後もその需要は増加すると見込まれています。
現在主流となっている無機半導体レーザーは、特定の波長帯に限られる点や、レーザー結晶の特性上、曲面や伸縮性を持つ基盤への実装が難しいといった課題があります。また、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスなどの普及に向けて、小型化・高性能化が求められる中で、さらなる技術革新が必要とされています。
有機半導体レーザーは、こうした課題を克服する技術として注目されています。有機材料を活用することで、製品の小型化・軽量化、ディスプレイの高精細化、有機ELパネルへのセンシング機能の付加などの利点が期待されています。
さらに、有機半導体レーザーは無機のものよりも製造コストを抑えやすく、大規模かつ簡易な製造プロセスが可能です。このため、次世代のレーザー技術として、広範な分野での活用が進むと考えられています。とくに、新しいディスプレイ技術やウェアラブルデバイスの分野では、その導入が普及の鍵を握ると期待されています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ARグラス KOALA Tech OSLD VRゴーグル スマートグラス デバイス レーザー 九州大学 技術 有機半導体レーザー 有機半導体レーザーダイオード 株式会社 研究開発 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年6月21日、IssueHunt株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 IssueHuntは、バグバウンティプラットフォーム「IssueHunt バグバウンティ」や、脆弱性報告受付…
2023年4月10日、株式会社SIRCは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、山陰酸素工業株式会社です。 多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」の開発・製造や、「SIRCデバイ…
2019年8月29日、Mellia株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 デリケート・ゾーン・ケアから始まるトータル・ボディケア・ブランド「アイム ラフロリア」を展開しています。 現在は、…
2024年4月2日、株式会社データミックスは、1億2,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、NTTファイナンス株式会社と株式会社FEインベストです。 データミックスは、データ・…
2023年2月22日、株式会社KEKKAIは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KEKKAIは、NFTとFT詐欺、盗難防止ツール(ブラウザ拡張機能)「KEKKAI」を提供して…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…