創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年12月6日薬局向けクラウド型レセコンや処方箋入力代行サービスを展開する「プレカル」が2.3億円調達

2024年12月4日、株式会社プレカルは、総額2億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
プレカルは、薬局向けクラウド型レセコン「プレカルレセコン」や、処方箋入力代行サービス「precal」を展開しています。
「プレカルレセコン」は、月額利用料0円からはじめられるクラウド型のレセコンサービスです。安価な利用料や快適性を重視した画面構成・操作などを特徴としています。
「precal」は、オンライン事務員による処方箋入力代行サービスです。送信された処方箋の画像をもとに遠隔で入力代行を行います。入力されたデータは自動でレセコンに入力されるため、受付から印刷までを自動化・無人化することが可能です。
今回の資金は、エンジニア・営業の採用強化、「プレカルレセコン」に認知向上を目的としたマーケティングなどに充当します。
薬局内の業務フローは、受付から処方箋の入力、薬の調剤と準備、薬の受け渡し、薬歴管理といった一連の流れで成り立っています。中でも処方箋入力は、薬局の業務全体の中で大きな割合を占める事務作業ですが、事務員を配置しない薬局も多く、薬剤師自身がその作業を担う場合、高い業務負担になっているという課題があります。
さらに、処方箋の形式は病院や医師ごとに異なり、手書きの処方箋も珍しくないことから、レセコンへの入力時に確認作業が必要で、これが効率化を妨げる一因となっています。
このような背景から、近年は処方箋にQRコードを付与する試みや、電子処方箋の導入が進んでいますが、すべての処方箋がデジタル化されるにはまだ時間がかかる見通しです。
こうした課題に対して、プレカルは処方箋の入力代行サービス「precal」を提供し、薬局の事務作業を効率化しています。同時にクラウド型のレセコンサービスを提供し、薬局のDXをサポートしています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | BPO BtoB precal クラウド プレカル プレカルレセコン レセコン 代行 代行サービス 処方箋 医療 株式会社 薬剤師 薬局 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年1月14日、ひむかAMファーマ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 指定難病の潰瘍性大腸炎などに対する新たな治療薬として、ペプチド(アミノ酸の結合体)医薬品「HM201」を開発…
2020年10月30日、株式会社ソラコムは、株式会社スマートドライブと、プラットフォーム間連携と協業ソリューションの開発を開始したことを発表しました。 ソラコムは、IoTを実現するために必要となるIo…
2020年3月12日、エリー株式会社は、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発しています。 蚕は、タンパク質やビタミンなどの基本的…
2020年5月1日、株式会社ショーケースの子会社である株式会社Showcase Capitalは、「Smart Pitch(スマートピッチ)」を2020年5月1日にリリースしたことを発表しました。 「…
2024年10月29日、株式会社ロカオプは、総額約1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロカオプは、MEO対策SaaS「ロカオプ」の提供や、ローカルエリアマーケティング事業、サイト…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

