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2024年10月17日パワード義足「Bio Leg」を手がける「BionicM」が資金調達 米国市場進出加速へ
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2024年10月8日、BionicM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
今回の調達・助成金により、累計調達額は19億円となりました。
BionicMは、パワード義足「Bio Leg」を開発・販売しています。
「Bio Leg」は、膝の屈曲伸展を能動的に行える動力アシスト機能を有したロボット義足です。2021年に日本・中国で販売開始しました。
そして、2023年7月に米国食品医薬品局(FDA)のクラスⅡ医療機器として登録、2024年5月に米国の医療保険適用承認を取得し、2024年8月から米国市場での販売を開始しています。
今後米国での販売活動拡大に向け、2024年11月に米国子会社を設立する予定です。
今回の資金は、米国市場での「Bio Leg」の販売強化、技術開発、製品改良に充当します。
義足は下肢切断者の脚の機能の一部を代替する福祉用具です。下肢切断者にとって日常生活を送るために必要不可欠な道具として利用されています。
一方で、日常用として普及している機械制御式の義足はいくつかの課題を抱えています。
たとえば、膝折れと呼ばれる現象があります。この現象は、義足使用時に義足の膝が急激に曲がり転倒につながる危険なものです。そのため義足ユーザーは膝折れを起こさないような歩き方を覚え、丁寧に歩く必要があります。また、階段は一段ずつ両脚を使って上り下りをしなくてはいけません。
こうした課題は義足ユーザーにとって強いストレスです。そのため、この課題を解決することを目的とした膝継手(膝関節部分の機構)をコンピューター制御することで膝折れを防ぐコンピューター制御式の義足も登場していますが、この義足は重量が重いほか、100万円以上と高価であるという課題を抱えています。
BionicMは、より高機能で、義足ユーザーが快適に日常生活を送ることができるよう、動力アシスト機能を搭載したロボット義足「Bio Leg」を開発・販売しています。
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