「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)

2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。
「JX Live!」は、「JX(Japan Transformation)」実現の必須テーマである、イノベーション大国・データテクノロジー・GXについて、第一線の経営者・政治家・専門家たちが議論を行うイベントです。一般的なパネルディスカッション方式ではなく、スピーカーたちは会場中央のラウンドテーブルに座し、参加者はそれを取り囲む形で議論をLIVEで体験することを特徴としています。
キーノートスピーチは楽天の代表取締役会長兼社長(新経済連盟 代表理事)三木谷浩史氏、司会進行はクラウドワークスの代表取締役社長 兼 CEO(新経連理事)吉田浩一郎氏が務めました。
日本の国力を高めるグランドデザイン戦略、「AI強国」に向けた戦略、アントレプレナーシップ教育の実現、日本の脱炭素成長戦略と、GXユニコーン企業の創出に必要な政策についての議論が行われました。
ボクシングのリングのような観客に囲まれたステージで、有識者達の白熱した議論がかわされました。

また、「JX Awards」の表彰式もイベント内で行われました。「JX Awards」は、JXに合致する経営者を新経済連盟が表彰するものです。
有識者5名による選考委員会による選考を経て、大賞・選考委員特別賞(計4名)を選出しました。

JX Awards 大賞「Oishii Farm」:人気爆発「日本発イチゴ」、アメリカ巨大工場が稼働、収穫量20倍に拡大

大賞は古賀 大貴さん(Oishii Farm 共同創業者兼CEO)でした。
Oishii Farmはニューヨークで大人気の日本発のイチゴで、アメリカ・ニュージャージー州で植物工場「メガファーム」を稼働させています。アメリカ東海岸全域での販売拡大していますが、今後さらにエリアを広げていくそうです。
工場では、ロボットとAIが完熟したイチゴを自動で収穫し、環境に配慮した水循環システムや隣接する太陽光発電所の電力を使用しています。植物工場は、天候に左右されずに安定した収穫が可能で、サステナブルな技術として注目されています。

JX Awards2024 受賞者

大賞

古賀 大貴(Oishii Farm 共同創業者兼CEO)

選考委員特別賞

小川 嶺(株式会社タイミー 代表取締役)スキマバイトを展開
倉原 直美(株式会社インフォステラ 共同創業者 代表取締役CEO)宇宙ビジネス
長尾 昂(京都フュージョニアリング株式会社 共同創業者 兼 取締役会長)核融合の研究開発

イベント概要

日時:2024年10月9日(水)13:15~19:00
開場:12:30~受付開始
会場:虎ノ門ヒルズフォーラム (5F メインホール)
主催:一般社団法人 新経済連盟

創業手帳代表の大久保の視点
今回、時代背景を反映して、大賞のOishii Farmファームなどサステナブルなビジネスが評価されていました。
またリングのような会場中央のステージも迫力があって良かったです。
楽天三木谷氏、サイバーエージェント藤田氏など多忙な日本を代表する経営者が集結しており、ベンチャー経営者が日本を改善・改革したいという熱量を感じました。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。

解説者紹介

大久保幸世 創業手帳 株式会社 代表取締役

大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計250万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。

創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら
カテゴリ イベント
関連タグ GX Oishii Farm イベント インフォステラ タイミー 京都フュージョニアリング 古賀大貴 小川 嶺 新経連 核融合 表彰
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

イベントの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【7/11~13開催】日本最大級DX実現のための総合展「DX EXPO 2023 夏 東京」
「DX EXPO 2023 夏 東京」が開催されます。 このイベントは、業務効率化・働き方改革・経営基盤強化を実現するためのDXソリューションが一堂に集う日本最大級のDX総合展です。 この展示会では、…
【関西エリア】「新事業共創マッチング」中堅企業とスタートアップの共創・協働を促進
独立行政法人中小企業基盤整備機構近畿本部は、「新事業共創マッチング」を12月13日(金)に開催することを発表しました。 「新事業共創マッチング」は、成長志向の高い関西の中堅企業とスタートアップ企業など…
【12/10開催】「G-1スタートアップグランプリ」学生起業家No.1を決定
「G-1スタートアップグランプリ」のご案内です。 この大会は、学生起業家No.1を決め、「一度きりの人生をかけて世界を変えようと志す若者を応援する」ピッチイベントです。 概要 ・入力情報より選考し、フ…
スタートアップと投資家向け教育・研修サービス「ケップルアカデミー」β版がリリース
2019年8月5日、株式会社ケップルは、「ケップルアカデミー(KEPPLE ACADEMY)」を開設し、同日から受講生の募集を開始したこと発表しました。 「ケップルアカデミー」は、スタートアップと投資…
株式投資型クラウドファンディングなどを手がける「FUNDINNO」が「メディア総研」と資本業務提携
株式会社FUNDINNOは資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、メディア総研株式会社です。また、メディア総研と高専生を中心とした理系人材のスタートアップ支援分野での業務提携を開始したことも…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集