注目のスタートアップ

藻類による有用脂質生産の研究開発を行う「ファイトリピッド・テクノロジーズ」が資金調達

company

2024年10月2日、株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズは、資金調達を実施したことを発表しました。

ファイトリピッド・テクノロジーズは、東工大発ベンチャーとして2021年に設立された企業です。

主に企業との研究開発などをもとに、藻類による有用脂質生産の研究開発を進めています。

今後、瀬戸内に工場などを有する企業などと連携し、自社の培養施設を設置し、藻類から食用油脂・オメガ3脂肪酸や食用タンパク質資材を独自に生産し、連携する食品企業などへの提供を行います。そして、これら食品資材の大規模提供の仕組みづくりを加速します。

将来的には燃料生産も視野に入れ、事業を進めていく計画です。


藻類は、陸上植物以外で光合成を行う生物です。海藻がよく知られていますが、その多くは、見るために顕微鏡が必要なほどに小さい微細藻類が占めています。

藻類は、人類に有益な物質を含んでいたり、新たな物質を生産したり、特定の物質を貯蔵したりするなど、ユニークな特性を持つものがいくつも発見されています。

藻類は既存の農業で利用されている植物よりも、高生産性、省資源性(水・土地)、高汎用性といったメリットがあり、持続可能な仕組みづくりが求められる経済界において、藻類の産業利用が注目されています。

ファイトリピッド・テクノロジーズは、藻類による食用油脂生産や、燃料生産の実現によるカーボンニュートラル実現に向け、油脂高生産藻ナンノクロロプシスの油脂高生産化や屋外培養技術などの研究開発を行っています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB サステナブル タンパク質 バイオテクノロジー ファイトリピッド・テクノロジーズ 培養施設 株式会社 研究開発 藻類 資材 資金調達 食品 食用油脂
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和5年度「食料・生産資材等の安定的なサプライチェーンの確保に向けた投資可能性調査緊急支援事業」2次公募
農林水産省は、令和5年度「食料・生産資材等の安定的なサプライチェーンの確保に向けた投資可能性調査緊急支援事業」の2次公募について発表しました。 国内生産で国内需要を満たすことができない食料や生産資材に…
ピッチイベント「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」 決勝登壇者14名が決定
2021年11月12日、IVS株式会社は、ピッチイベント「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」の登壇者14名が決定したことを発表しました。 「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」は…
おでかけエンタメアプリ「プラリー」を展開する「ジオフラ」が資金調達
2024年7月31日、ジオフラ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ジオフラは、おでかけエンタメアプリ「プラリー」を運営しています。 移動やスポットでのチェックインによってポイントが貯ま…
EV充電サービスを展開する「プラゴ」が資金調達
2023年1月18日、株式会社プラゴは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、総合リース会社3社(JA三井リース株式会社、東京センチュリー株式会社、三井住友ファイナンス&リース株式会社)で…
サラダ・ボウル専門店運営の「WithGreen」が2.3億円調達
2020年3月6日、株式会社WithGreenは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サラダ・ボウル専門店「WithGreen」を運営しています。 顧客のその日の気分・体調…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集