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店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」などを運営する「mov」が資金調達

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2024年10月2日、株式会社movは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ソフトバンクグループのLINEヤフーCVCであるZ Venture Capital株式会社です。

movは、店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」や、インバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営しています。

「口コミコム」は、口コミサイトの一括管理ツールです。Googleマップなどの地図アプリや、グルメサイト、口コミサイトにおける店舗情報の整理と一括更新を実現します。

また、AIを活用した口コミ分析や口コミ返信サポート機能も搭載しており、業務効率化と集客の改善を実現することができます。

さらに、インバウンド需要向けサイトと連携しており、多言語での店舗情報の整備や口コミの言語別分析といった、インバウンドにおけるMEO対策も実施可能です。

飲食店・小売店以外にも、さまざまな業種・業界に導入されています。


近年、実店舗ビジネスではSEO対策よりもMEO対策(マップエンジン最適化)が重視されています。

MEO対策は、Googleマップや他の地図アプリに登録された店舗情報の検索順位を上げたり、地図アプリを起点にしたデジタルマーケティングなどの施策です。

実店舗ビジネスでは、商圏内にいるユーザーに効率よく情報を提供し、実際の集客に結びつけることが重要です。そのため、検索エンジンでの検索結果よりも、ユーザーの現在地から最寄りの店舗を調べられる地図アプリでの露出が重要視されています。

ただし、多くの事業者は地図アプリ以外にも、SNS、ホームページ、ポータルサイトなど、さまざまな媒体で情報発信を行っています。これにより、管理や運用コスト増といった課題に直面しており、情報発信・管理・分析を一括で行えるツールやシステムのニーズが高まっているのです。

movは店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」の提供を通じ、店舗情報管理や、MEO対策、インバウンド対策に貢献しています。

また、今回のZ Venture Capital株式会社の出資により、国内の通信キャリア・IT系CVC4社(NTTドコモ、KDDI、楽天グループ、ソフトバンクグループ(LINEヤフー)CVC))から出資を受けたスタートアップになりました。

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また、マーケティングなどはツールを最大限に活用して効率化を図ることも重要です。そして設備投資のためには資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

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