創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年9月13日AI駆動型の細胞分析技術を搭載したイメージングセルソーター「VisionSort」を手がける「シンクサイト」が21.5億円調達

2024年8月29日、シンクサイト株式会社は、総額21億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
今回の資金調達により、助成金も含めた累計調達額は111.5億円となります。
シンクサイトは、AI駆動型のイメージ認識型高速セルソーティング技術であるゴーストサイトメトリーの研究開発とその実用化を進めています。
2023年6月に、ゴーストサイトメトリーを搭載したイメージングセルソーター「VisionSort」の販売を開始し、大手製薬企業、バイオテック企業、大学・研究機関などに納入しています。
今回の資金は、「VisionSort」のグローバル市場での販売・マーケティング体制のさらなる強化、新製品開発、細胞形態情報データを活用した新たなサービスの開発などに充当します。
バイオテクノロジーは、生物学と先端技術の融合によって、農業、食品、医療、ヘルスケア、環境、エネルギー、工業など、多岐にわたる分野に深い影響を与えています。
とくに、DNA配列解読技術の進歩と情報処理技術の高度化が相まって、バイオテクノロジーを活用したイノベーションが相次いでいます。
2030年には、バイオテクノロジーを活用した産業が、OECD加盟国における粗付加価値(GVA)の2.7%にあたる、約1兆ドル規模の市場に成長するという予測もあります。
セルソーターは、細胞を選択的にソート・分離(セルソーティング)するための装置です。セルソーティングは細胞生物学・ゲノム生物学が関わるさまざまな領域で重要なものであり、バイオテクノロジーの発展に伴い、セルソーターに対する要求も高くなっています。
シンクサイトが研究開発を行うゴーストサイトメトリー技術は、光学的な手法を用い、従来の顕微鏡方式と比べて千倍以上高速かつ高精度に分析・判別し、細胞を分取する技術です。
この技術を搭載したセルソーター「VisionSort」を通じ、これまでの分析方法からさらに踏み込んだ細胞解析やソーティングを提供しています。
事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
| カテゴリ | 有望企業 | 
|---|---|
| 関連タグ | AI BtoB VisionSort イメージング ゴーストサイトメトリー シンクサイト セルソーター バイオテクノロジー 分析 実用化 技術 株式会社 研究開発 細胞 販売 資金調達 | 
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
吉本興業に所属するロンドンブーツ1号2号の田村淳氏が、2019年6月に株式会社がちキャラを設立しました。 がちキャラは、SNSを中心に、“がちで頑張っているキャラクター”をサポートすることを目的に設立…
2023年5月31日、株式会社R.projectは、ヒューリック株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 R.projectは、遊休施設を活用した合宿事業、子会社である株式会社Rec…
2020年12月21日、Tastemade Japan株式会社は、三井物産株式会社から出資受け入れ手続きを完了したことを発表しました。 これにより、三井物産が51%、米国Tastemade, Inc.…
2022年4月21日、Tabist株式会社は、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営する、JICベンチャー・グロース・ファ…
2022年4月27日、株式会社バベルは、総額約14億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バベルは、商談解析クラウド「ailead(エーアイリード)」を提供しています(2022年4月…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
                        
								