注目のスタートアップ

中高生向けキャリア探究サービスを運営する「RePlayce」に「積水ハウス投資事業有限責任組合」が出資

company

2024年7月31日、株式会社RePlayceは、積水ハウス投資事業有限責任組合から出資を受けたことを発表しました。

RePlayceは、RePlayceは、中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」や、通信制高校サポート校「HR高等学院」(2025年4月開講予定)を運営しています。

「はたらく部」は、放課後に、社会人コーチや仲間と「社会や自分」について考えを深め、「はたらく」ことについて学べるオンラインキャリア探究サービスです。

「積水ハウス投資事業有限責任組合」は積水ハウス株式会社と、積水ハウス イノベーション&コミュニケーション株式会社が「住まいと暮らし」を軸に社会課題の解決に向けたオープンイノベーションのさらなる推進を目的に設立したCVCです。今回の出資は、第1号案件となります。

積水ハウスグループとの連携により、中高生向け教育プログラムの競争を検討し、建設業界・建築業界の魅力を訴求し、多様な人材の輩出を目指します。

今回の資金調達により、コンテンツ開発、企業と連携したプログラム開発、「HR高等学院」の運営を行うための基盤整備を進めます。


テクノロジーの急速な発展は、社会や産業に大きな変革をもたらしています。そして今後もテクノロジーは進化を続け、社会は予測不可能な形で発展していくと考えられます。同時に、気候変動、災害、国際紛争など世界情勢も劇的に変化しており、予測困難な時代が一層進行しています。

こうした状況下で、企業は短期的な営利追求だけでなく、社会への影響を考慮した経営戦略を進めることが求められています。経済界のこのような変化に伴い、必要とされる人材像も変化しています。この新たな時代に対応するため、学校教育も大きな変革の最中にあります。

その一環として、学習指導要領が大幅に改訂されました。小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、高等学校では2022年度から、新しい学習指導要領に基づく教育が全面的に実施されています。この変革により、「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変更され、他の教科・科目・活動においても探究学習が導入されました。

探究学習では、単なる知識の習得にとどまらず、課題解決能力や批判的思考、コミュニケーション能力などの育成が重視されます。これにより、学生は社会の複雑な問題に対処する力を身につけ、将来の不確実性に対応できるようになります。

このような状況下で、社会をより広い視点で知りたいというニーズが高まっています。たとえば、グローバルな視点からの学び、異文化理解、テクノロジーの倫理的側面の理解などが求められています。これにより、学生は多様な視点を持ち、複雑な社会問題に対して柔軟かつ創造的に対応できる力を養うことが期待されています。

この新しい教育の潮流は、未来の社会に貢献するリーダーやイノベーターを育成するための重要な基盤となっています。教育機関や企業、地域社会が連携し、次世代の人材育成に取り組むことが、持続可能な社会の実現に向けた鍵となるでしょう。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EdTech HR高等学院 RePlayce キャリア キャリア探究 キャリア教育 はたらく部 中学生 探究 教育 株式会社 積水ハウス 積水ハウス イノベーション&コミュニケーション 積水ハウスグループ 資金調達 通信制高校 通信制高校サポート校 高校生
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI時代に必要な考える力を伸ばす学習塾「ミライ式」を運営する「TricoLogic」が資金調達
2024年12月19日、株式会社TricoLogicは、資金調達を実施したことを発表しました。 TricoLogicは、AI時代に必要な考える力を伸ばす学習塾「ミライ式」を運営しています。 学習指導要…
データ連携基盤「WorkstyleOS」など提供の「ACALL」が5億円調達
2020年6月29日、ACALL株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オフィスワークにおける様々なスペースへのスマートなチェックインを実現するアプリケーション群「ACALL …
フリーランス向け賃貸与信アプリ「smeta」など運営の「リース」が7,000万円調達
2020年3月31日、リース株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フリーランス向け賃貸与信アプリ「smeta(スメタ)」や、フリーランス向け家賃債務保証サービス「s…
腸内フローラ検査の「サイキンソー」が1.9億円調達
2019年10月31日、株式会社サイキンソーは、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 人体の腸内細菌叢のDNA解析により、健康状態や生活習慣レベルを検査し、セルフケアに貢献す…
デジタル音声広告事業を展開する「オトナル」が「博報堂DYメディアパートナーズ」と資本業務提携
2023年9月20日、株式会社オトナルは、株式会社博報堂DYメディアパートナーズと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 オトナルは、デジタル音声広告ソリューション、ポッドキャスト広告ソリュ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集