注目のスタートアップ

インテントセールスSaaSを提供する「Sales Marker」が15.1億円調達

company

2024年7月25日、株式会社Sales Markerは、総額15億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約23.5億円となります。

Sales Markerは、顧客起点でおこなう新時代の営業手法であるインテントセールスを実現する「Sales Marker(セールスマーカー)」を開発・提供しています。

510万件超の法人データベースと企業のインテントデータを組み合わせ、ニーズが顕在化している企業を見つけ、キーマンに直接アプローチすることを可能にするSaaSです。

今回の資金は、開発体制強化に向けたエンジニア採用、サービス導入支援・カスタマーサポート体制の強化、新規サービスの立ち上げを含む事業開発に充当します。


インテントデータは、顧客の興味や関心を把握するためのデータです。

従来は、自社のウェブサイトを訪れるユーザーやサービスを利用するユーザーの行動履歴を分析してデータを収集していましたが、最近ではベンダーが外部サイト上でのインテントデータを提供するようになり、より幅広いインテントデータの利用が可能になっています。

最近のBtoBマーケティングでは、このインテントデータの活用が注目されています。

実際、BtoBの顧客企業は、営業担当者のアプローチがある前の段階で購買を決定していることが多いと言われています。インターネットで簡単に情報を得られるようになった現在、購買担当者はこれらの情報をもとにしてBtoBサービスやプロダクトの購入を決めています。

そのため、従来の問い合わせや資料請求を契機とする営業アプローチは、顧客企業による選別が終わった後の段階であり、多くの潜在顧客を逃していることになります。

このため、BtoBマーケティングやセールスにおいてインテントデータを活用し、見込み客の購買プロセスの初期段階でアプローチすることで、より多くの成果を上げることが可能となります。

「Sales Marker」はインテントデータと法人データベースを活用し、ニーズが顕在化している企業を見つけ出し、それにアプローチを行うことで、商談化率や受注確度を向上させる営業SaaSです。

事業を大きく成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB SaaS セールス データベース 営業 株式会社 法人 資金調達 顧客
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

低アルコールブランド 「koyoi」展開の「SEAM」が6,200万円調達
2022年6月23日、株式会社SEAMは、総額約6,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SEAMは、低アルコールのクラフトカクテルブランド「koyoi」を展開しています。 今回の資金は…
動画によるマネジメント支援サービス提供の「ClipLine」が5億円調達
2020年9月4日、ClipLine株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス「ClipLine」を提供しています。 動画により、…
LINEからハイヤーを呼べる「VIPハイヤー配車」を運営する「ライトマークス」が1億円超調達
2022年5月19日、株式会社ライトマークスは、1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、本田圭佑氏が手がける個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」です。 ライトマーク…
日本酒缶ブランド「ICHI-GO-CAN」などを展開する「Agnavi」が「JR東日本スタートアップ」と資本業務提携
2023年4月18日、株式会社Agnaviは、JR東日本スタートアップ株式会社を引受先とするS種優先株式の新株発行による第三者割当増資による資金調達を実施したことを発表しました。 Agnaviは、1合…
ガス漏洩を可視化するシステムの販売・サービス提供を行う「Soilook」が3,000万円調達
2022年5月31日、株式会社Soilookは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Soilookは、成分分析技術を応用したガス漏洩を可視化するシステムの販売と、サービスの提供…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集