令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」調査結果が発表

tips

経済産業省関東経済産業局は、令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」の調査結果概要版を発表しました。

この調査は、長年にわたる取引形態・慣行等による労働生産性向上に課題をもつ飲食サービス業に着目し、今後の社会環境の変化に伴う競争環境の適正化へ向けた具体的な政策手段を見出すため、実態把握と競争政策等における論点整理・課題の抽出を行い取りまとめることを目的としています。

また、とくに実態が明らかではない中小規模の飲食店にフォーカスして実施し、大規模企業の視点は有識者の意見を取り入れる形で進めています。


日本では大手チェーン店以外にも、中小規模の飲食店が数多く存在しています。

外食産業の実態は公表されているデータを読み解くことでわかりますが、そのデータは注大企業の集計結果が中心であるため、小規模飲食店の真の姿というのは把握することが難しいという状況にあります。

こうした中で、コロナ禍を経て経済が再開され、インバウンド需要が戻ってきている飲食サービスは、どのような課題を抱えているのかということを明らかにする取り組みは高いニーズがあります。

令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」は、こうした中小規模飲食店を対象とした実態調査であり、多くの示唆が含まれています。

現在の中小規模飲食店が抱えている課題としては、現場作業に時間が取られ経営改善に着手できない、客離れの懸念や過当競争により価格転嫁が難しい、人材の教育環境の未整備などがまとめられています。

とくに効率化・生産性向上を実現する前提として「各飲食店における業務分解・整理」が必要であるという提言が行われています。

シリーズ累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。

また、ビジネスの成長には資金調達や提携も重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 外食 外食産業 実態調査 経済産業省 調査 食品 飲食 飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査 飲食店
詳細はこちら

令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」の結果を取りまとめました

飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

飲食店と卸売業者をつなぐ受発注プラットフォーム「クロスオーダー」提供の「クロスマート」が2.7億円調達
2021年2月22日、クロスマート株式会社は、総額2億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店と卸売業者をつなぐ受発注プラットフォーム「クロスオーダー」を運営しています。 受発注…
ベトナムでフードデリバリーサービスを運営する「Capichi」が4,000万円調達
2021年12月12日、株式会社Capichiは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベトナムのハノイとホーチミンを拠点に、フードデリバリーサービス・飲食店動画検索・予約アプリ…
缶の日本酒ブランド「ICHIーGO-CAN」などを手がける「Agnavi」が8,500万円調達
2024年1月31日、株式会社Agnaviは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達は、農林水産省令で定められる農林水産物又は食品の輸出拡大を図るための「輸出事業計画…
クラウド会計ソフトの「弥生」が個人事業主向け市場で5年連続シェアNo.1に
2020年5月29日、弥生株式会社は、個人事業主のクラウド会計ソフト市場におけるシェアNo.1を獲得したことを発表しました。 これは、株式会社MM総研が2020年5月19日に発表した「クラウド会計ソフ…
「持続可能な食品産業への発展促進事業のうち食品産業サステナビリティ推進実証事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「持続可能な食品産業への発展促進事業のうち食品産業サステナビリティ推進実証事業」の公募について発表しました。 食品産業を持続可能なものとするため、国内農林水産業との連携を強化す…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集