注目のスタートアップ

AI投資サービスなどを手がける「FOLIOホールディングス」が10億円調達

company

株式会社FOLIOホールディングスは、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社岡三証券グループおよび岡三キャピタルパートナーズ株式会社が運営する投資事業組合です。

FOLIOホールディングスは子会社の株式会社FOLIOを通じ、AIによる相場予測をもとに運用を行う「ROBO PRO」など、AI投資サービスなどを手がけています。

岡三証券グループとは、新たなファンドラップサービスの開発に着手するなど事業連携を行っています。具体的には、子会社のFOLIOと岡三証券グループの子会社である岡三証券株式会社は、FOLIOの投資一任プラットフォーム「4RAP(フォーラップ)」を活用したファンドラップサービスを2024年度上期に提供開始するための取り組みを進めています。

今回の資金調達を通じ、両社の子会社間における事業連携をさらに加速させ、それぞれの強みを活かしながら、より一層幅広い資産運用サービスを提供していきます。


お金は、生活の安定を確保し、人生の選択肢を広げる上で欠かせない要素です。また、老後において安心した生活を送るためには、十分な貯蓄が必要です。

しかし現在は、単なる預金だけでは資産の増加が難しい状況にあります。公的年金の支給額が減少する可能性も高まっており、若いうちからの資産形成の重要性が増しています。

このような状況下で、証券業界では、手数料の低さや利便性の高さなどにより、ネット証券がシェアを拡大してきています。こうしたネット証券はこれまで資産運用をしていなかった層を取り込み、着実に口座数を伸ばしています。

このようなネット証券の拡大により、証券業界では手数料の引き下げ競争がくり広げられていますが、手数料を下げると収益を上げることが難しくなるため、それ以外の施策で顧客を獲得することが重要となっています。

とくに近年は若い世代を中心に資産運用意識が向上しているため、こうした若い世代を取り込むための施策が重要です。

ファンドラップは、顧客の資産運用の考えやニーズに応じ、複数のファンドを組み合わせた資産配分を提案し、運用、管理を行うサービスです。資産運用を一任できるサービスであるため、投資初心者などにとってメリットが大きいサービスとして認識されています。

FOLIOは、AI投資サービスや、SaaS型の資産運用基盤「4RAP」の提供を通じ、証券・資産運用の領域で新たな価値を創出しています。

企業経営でも先を見据えた資金の運用・管理は重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期における資金繰り表の作成術など、資金に関するノウハウを詳しく解説しています。

また、企業の成長のためには資金調達が重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 4RAP AI BtoB FOLIO FOLIOホールディングス ROBO PRO ファンドラップ フォーラップ 岡三証券グループ 投資 株式会社 証券 資産運用 資金調達 長期分散投資
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産テックの「Housmart」が3億円調達!
平成30年9月26日、株式会社Housmartは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 中古マンションをスマートに購入できるアプリ「カウル」を運営しています。 機械学習などのテクノロジ…
日本円と連動したステーブルコインの発行を目指す「JPYX」が3,400万円調達
2022年6月22日、株式会社JPYXは、3,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 JPYXは、日本円ステーブルコイン「JPYX」の発行・管理を目的に、2021年12月に創業した企業です…
アクションスポーツ・ストリートカルチャー専門メディア「FINEPLAY」運営の「ZETA」が資金調達
2022年6月30日、株式会社ZETAは、総額数千万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、オリコン株式会社などです。 ZETAは、アクションスポーツ・ストリートカルチャー専門メディア「…
商業用不動産データ分析基盤の提供などにより不動産業界のDXを推進する「estie」が28億円調達
2024年10月8日、株式会社estieは、総額28億円の資金調達を実施したことを発表しました。 estieは、商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」を中心に不動産業界のDXを推進し…
「凸版印刷」とデジタル教材プラットフォーム提供の「Libry」が資本業務提携 学習システム事業で提携
凸版印刷株式会社は、株式会社Libryと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Libryは、個別最適化学習を実現するデジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」を開発・運営してい…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集