注目のスタートアップ

再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどを手がける「クリーンエナジーコネクト」が資金調達

company

2024年4月4日、株式会社クリーンエナジーコネクトは、資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達により、累計調達額は409億円となりました。

クリーンエナジーコネクトは、脱炭素経営企業、RE100参加企業などに対し、最適なグリーン電力の導入計画の立案から、実行支援、導入後の効果検証、目標達成までのグリーン電力ソリューションをワンストップで提供しています。

今回の資金調達により、現在1,200箇所を超えているオフサイトコーポレートPPA用のNon-FIT低圧太陽光発電所の開発をさらに進めていきます。


国連によって採択されたSDGs(持続可能な開発目標)を背景に、世界中で再生可能エネルギーの普及が進んでいます。

企業は二酸化炭素を含む温室効果ガスを排出する主体のひとつであるため、より持続可能な経営への転換が求められています。具体的には、二酸化炭素排出を最小限に抑える脱炭素経営が要請されています。

このような背景のもと、クリーンエナジーコネクトは、国内の再生可能エネルギーの拡大を支援するため、オフサイトコーポレートPPA(バーチャルPPA)の普及を推進しています。

オフサイトコーポレートPPAは、再生可能エネルギー発電所の所有者(デベロッパーなど)と企業(電力需要者)が、事前に合意した価格と期間に基づいて電力を取引する契約です。この取引は、企業が所有する施設以外の場所で発電された再生エネルギーを利用します。

さらに、オフサイトコーポレートPPAには、フィジカルPPAとバーチャルPPAの2つのタイプがあります。

フィジカルPPAは、電力と非化石エネルギーの価値をセットで需要企業に提供する形態ですが、発電所と需要地が同じ電力ネットワークにある必要があります。

一方で、バーチャルPPAは、電力を市場や小売電力事業者に供給し、非化石エネルギーの価値を企業に提供します。この方法では、既存の電力契約を維持しつつ、再生エネルギーの比率を高めることができ、柔軟な運用が可能です。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的なトレンドとなっています。再エネ電力の契約などは、今後重要な取り組みとなっていくことが予測されます。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Non-FIT太陽光発電所 RE100 エネルギー オフサイトPPA クリーンエナジーコネクト グリーン電力 コンサルティング バーチャルPPA 再エネ 再生可能エネルギー 太陽光発電 株式会社 環境対策 脱炭素化 脱炭素経営 資金調達 非FIT
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ホームセキュリティサービスやスマートタウン向け統合サービスなどを展開する「Secual」が資金調達
2022年7月20日、株式会社Secualは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社横浜銀行と株式会社デジタルガレージが共同で設立した投資ファンド「Hamagin DG Innov…
テレワーク人材マッチング・プラットフォーム運営の「Remoteoffer」とオンライン・スキル・スクール運営の「フィリアン」が業務提携
2020年10月26日、株式会社Remoteofferは、株式会社フィリアンと業務提携契約を締結したことを発表しました。 Remoteofferは、リモートワーク・テレワーク人材に特化したSaaS型の…
決済・金融領域での共創型コンサルティング事業など展開の「インフキュリオン」が24億円調達
2021年3月5日、株式会社インフキュリオンは、総額24億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 決済・金融領域での共創型コンサルティング事業や、QRコード決済に対応したウォレット・プラットフォ…
高齢者の転倒による骨折を減らす転んだ際に柔らかくなるマット「ころやわ」を展開する「Magic Shields」が2.3億円調達
2023年5月10日、株式会社Magic Shieldsは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Magic Shieldsは、転んだ時に柔らかくなる床材「ころやわ」を提供し…
ゲーム・マシン・レンタルの「ミダスエンターテイメント」が5,000万円調達
2020年7月31日、、株式会社ミダスエンターテイメントは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アミューズメント施設へのゲーム・マシンのレンタル事業や、オンライン・クレーン・ゲ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集