注目のスタートアップ

食品業界向けに調理ロボット・業務ロボットなどを展開する「TechMagic」が25.4億円調達

company

2024年3月27日、TechMagic株式会社は、総額25億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

TechMagicは、調理ロボット事業や業務ロボット事業を展開しています。

調理ロボット事業では、主に大手飲食チェーン店における調理工程を、ハードウェアとソフトウェア双方の技術を活用して自動化しています。クライアント企業の用途に応じ、幅広い調理方法や提供プロセスに対応しています。

業務ロボット事業では、セントラルキッチンや食品工場などで発生する洗浄後の食器仕分け・不定形物を含む食品の定量盛り付け・食品加工・運搬などの単純作業をロボットによって自動化しています。

今回の資金調達により、以下の取り組みを行っていきます。
・ハードウェア/ソフトウェア各種要素技術の研究開発強化
・おいしいを進化させる新たな食体験創造を目的とした新規事業開発
・調理ロボットの量産化に向けた製造・保守メンテナンス体制構築
・上記を具現化するための、開発、生産、営業をはじめとする各部門の採用強化


国内では少子高齢化が進行し、さまざまな業界で人手不足が深刻化しています。

製造業の工場や物流倉庫では、業務効率化・省人化・自動化を目指し、自律ロボットの導入が進められ、すでに多くの現場で自動化や効率化が実現されています。

一方、同様に効率化や自動化が求められる食品工場では、ロボットによる自動化があまり進んでいませんでした。

これは、食品工場は消費者のニーズや季節変動に応じて多様な製品を生産する必要があることや、複雑な調理工程や柔軟な対応が必要なこと、不定形で柔らかい対象物が多くロボットが取り扱いにくいことなど、特有の課題を抱えていることが理由です。

しかし、近年になって食品産業向けのロボットの開発が進み、現場でも利用できる高度な自動化が可能なロボットが登場し始めています。

TechMagicは、食品工場におけるさまざまなプロセスや、飲食店における調理作業を自動化するロボットの開発・提供を通じ、テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組んでいます。

革新的なプロダクトの開発には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携や連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB TechMagic テックマジック ロボット 作業 株式会社 業務ロボット 研究開発 自動化 調理 調理ロボット 資金調達 食品 食品加工 食品工場 食産業 飲食
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

食材・食品の鮮度保持技術を保有する「ZEROCO」が「ロート製薬」から資金調達
2024年7月23日、ZEROCO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ロート製薬株式会社です。また、ロート製薬とは、食産業戦略パートナーシップ体制の構築に合意しています。 Z…
現代アートのECサイト運営の「TRiCERA」が1.15億円調達
2021年2月3日、株式会社TRiCERAは、総額1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 現代アートのECサイト「TRiCERA.NET」や、ワン・ストップ・サービス型アート・スペ…
マーケティング領域特化のSaaS型AIサービス「COGNIROBO Cloud」提供の「コグニロボ」が8,500万円調達
2020年8月31日、コグニロボ株式会社は、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 マーケティング領域に特化したSaaS型AIサービス「COGNIROBO Cloud」を開発・提供…
介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」開発の「EMC Healthcare」が1億円調達
2022年4月7日、EMC Healthcare株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」の開発や、保育…
植物性卵(プラントベースエッグ)「UMAMI EGG」を開発する「UMAMI UNITED」が2.4億円調達
2023年8月23日、UMAMI UNITED JAPAN株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 UMAMI UNITEDは、BtoBを対象に加工度が低い原料素材と…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集