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2024年2月8日麻酔などで解決できない痛み・不安を軽減するVRリラクゼーション「セラピアVR」を開発する「xCura」が資金調達
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2024年2月8日、株式会社xCuraは、資金調達を実施したことを発表しました。
xCuraは、VRよってリラクゼーションを促す「セラピアVR」を研究・開発しています。
VRで呼吸の長さやタイミングをガイドし、自律訓練法や眼球運動などと組み合わせることでリラクゼーションの効果を最大化します。
麻酔や薬では解決できない痛み・不安の軽減を目的としています。
使用例としては、手術中の痛み・不安軽減、痛覚変調性疼痛における運動療法・認知行動療法、認知症の不穏軽減などです。
VR(Virtual Reality:仮想現実)は、専用のデバイスであるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などを用い、仮想空間を現実のように体験させる技術です。
これまでにない新たな体験をもたらすものとして、とくにゲームやエンターテインメントの分野で注目されていますが、医療などの多様な産業での活用も進められています。
たとえば、VRは単なる映像を視聴するよりも没入感が高く、自分がそこにいる感覚などをユーザーに抱かせることが可能です。これによってユーザーの認知をコントロールしたり、動作を促したりすることができます。
医療の領域では、思考や認知に焦点を当てた認知行動療法や、身体を動かすことで症状軽減や機能回復を行う運動療法など、薬物治療以外の治療法も実施されています。これらの治療法は薬物では治療できない、あるいは効果が薄い疾患に関して治療効果が高いケースもあり、重要な治療法として研究が続けられています。
VRはこうした認知行動療法や運動療法をサポートし、より効果を向上させるものとして有効です。
xCuraは、VRによってリラクゼーションを促すことで、痛み・不安を軽減する「セラピアVR」を研究・開発しています。
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