注目のスタートアップ

マインドフルネスで人的資本経営を支援する「Melon」が1.2億円調達

company

2024年1月16日、株式会社Melonは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Melonは、マインドフルネスのオンラインサービス「MELONオンライン」や、マインドフルネスの法人向けプログラムを展開しています。

「MELONオンライン」は、マインドフルネス瞑想の効果を最大限発揮するように設計されたオンラインプログラムです。

マインドフルネスの基礎を学ぶための動画の配信、オンラインレッスン、習慣化をサポートする仕組みを提供しています。

法人向けプログラムでは、マインドフルネスを応用した人材育成プログラムと、マインドフルネスによるセルフケア支援ツールの2つのサービスを通じ、組織の心と感情の課題解決を支援しています。

Melonのマインドフルネスプログラムは、早稲田大学との共同研究により、うつ・不安低減とウェルビーイング向上の効果が実証されています。

今回の資金は、機能・サービスの拡充、組織体制の強化に充当します。


従業員の健康や体調は組織の生産性に大きく影響してきます。

たとえば、病欠による生産性の低下は経営者・管理職にとってイメージしやすいものでしょう。

しかし、近年の研究によると、病欠による生産性の低下よりも、不調を抱えつつも仕事を行っている従業員が組織に存在するというケースの方が生産性が低下することがわかっています。この不調には、花粉症や睡眠不足などの軽度な症状や軽度なストレスなどが含まれます。

こうした軽度な不調を抱えている場合、従業員が本来持っている遂行能力が低下し、それを穴埋めするために他の従業員に負担がかかります。そしてその負担が連鎖していくことで、組織全体の生産性が低下するということになります。

したがって、組織ではメンタルヘルス不調の予防・改善や、健康増進などに努めることが注目されているのです。

マインドフルネスは、仏教における瞑想をベースに独自の発展を遂げているメンタルケアの一種です。短期的には、頭のすっきり感、脳の疲労軽減、睡眠の質向上、不安・ストレスの軽減など、中長期的には、怒りの感情のコントロール、不安・ストレス耐性の獲得などの効果があります。

欧米では福利厚生プログラムなどとして取り入れる企業が増加しており、情報過多の社会において心身を休ませる手法として着実に広がっています。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけではなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

また、働きやすい環境を整備することも重要であり、そのための資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Melon ウェルビーイング うつ オンライン サポート セルフケア プログラム マインドフルネス レッスン 不安 人材育成 人的資本経営 健康経営 動画 株式会社 法人 瞑想 精神 習慣化 資金調達 配信
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

特定技能外国人紹介事業を展開する「LivCo」が資金調達
2025年6月4日、株式会社LivCoは、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は1.6億円となります。 LivCoは、外国人特化型HRプラットフォーム事業(特定技能外国人紹介事業…
「カカクコム」が実店舗の情報サイト「Pathee.com」などを運営する「Pathee」の株式を取得し子会社化
2022年9月21日、株式会社カカクコムは、株式会社Patheeの株式取得により子会社とすることと、第三者割当増資を引き受けることについて決議したことを発表しました。 カカクコムは、価格比較サイト「価…
植物由来のセルロースファイバーを活用した次世代型素材を開発・提供する「エフピー化成工業」が資金調達
2025年3月3日、エフピー化成工業株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 エフピー化成工業は、難古紙などのセルロースとリサイクルプラスチックのブレンドを実現する独自のリサイクル技術を活用…
太陽光発電所再生事業の「ヒラソル・エナジー」が5億円超調達
2021年8月31日、ヒラソル・エナジー株式会社は、総額5億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 東京大学発のIoT技術「PPLC-PV」(電流型電力線通信技術、Pulse Powerline…
途上国において中小零細事業向け小口金融サービスを展開する「五常・アンド・カンパニー」が41億円調達
2023年8月17日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、合計41億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズEラウンドをクローズし、同ラウンドの調達総額141億円となりました。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集