注目のスタートアップ

障害や難病のある就労困難者に特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」を運営する「VALT JAPAN」が3.6億円調達

company

2024年1月9日、VALT JAPAN株式会社は、総額3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

VALT JAPANは、障害や難病のある就労困難者に特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」や、自治体・大企業と連携した事業を展開しています。

「NEXT HERO」は、全国の就労継続支援事業所や在宅ワーカーの特性・能力を集約したデータベースをもとに、民間企業の外注業務を積極的に受注し、障害・難病などを抱える人びとに再委託・マッチングするプラットフォームです。

独自のクオリティコントロールチームによって、成果物の検収や作業系案件の品質チェックなどを実施し、安定的な品質の作業を確保しています。

今回の資金は、新規事業への投資、事業拡大に伴う投資、採用、広告宣伝などに充当します。


就労継続支援は、障害のある方を就労面で支援する障害福祉サービスです。働く場を提供しつつ、最終的に一般企業・団体での就労を目指して、就労に必要なスキルを身につけることを目的としています。

就労継続支援を提供する事業所(作業所)は、A型とB型の2種類があります。

就労継続支援A型では、利用者と契約を結び、福祉サービスを受けながら一般就労に近い職場環境で働く環境を提供しています。仕事内容としては、カフェ・レストランのホールスタッフ、データ入力作業、パッキング・ラッピングなどさまざまなものがあります。

就労継続支援B型は、雇用契約にもとづく就労が困難な障害者等を対照としています。雇用契約を結ばず、利用者の体調・障害などを考慮し柔軟な作業を提供しています。

就労継続支援では、利用者の特性などを勘案して多様な仕事を提供し、同時に工賃の向上など事業継続に向けた経営的な努力も求められます。

しかし多くの事業所や障害を抱える人びとは自らが得意としている仕事をどのように伝えたら良いのかわからず、仕事の受注に課題を抱えています。

こうした課題を解決するため、VALT JAPANは就労困難者に特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」を運営しています。

事業を成長させるには資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB 就労支援 株式会社 資金調達 障害 障害者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

社会にあるさまざまな課題を提起し意見を投票できるSNS「Surfvote」を運営する「Polimill」が4,000万円調達
2023年4月25日、Polimill株式会社は、4,000万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。 Polimillは、社会にあるさまざまな課題を提起し、誰もが意見を投票できるSNS「Sur…
遺伝子治療用ウイルスベクターの設計・開発・分析サービスなどを展開する「シンプロジェン」が9.2億円調達
2023年3月2日、株式会社シンプロジェンは、総額9億2,160万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シンプロジェンは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科発のバイオベンチャーです。 独…
GPU専用データセンターを運営する「ハイレゾ」が7,000万円調達
2024年2月5日、株式会社ハイレゾは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ハイレゾは、GPUデータセンターの運営、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」の提供、広告事…
「創業手帳」によるセミナー「キャッチコピーの作り方講座」が1/12に開催 参加者募集
創業手帳株式会社は「キャッチコピーの作り方講座」を2021年1月12日(火)に開催することを発表しました。 「キャッチコピーの作り方講座」は、キャッチコピー=伝わる文章だと捉え、伝わる文章を書くための…
メディア向け無料音声化プラットフォーム提供の「ロボットスタート」が資金調達
2020年2月7日、ロボットスタート株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 メディア向け無料音声化・音声広告配信ネットワーク・プラットフォーム「Audiostart」を運営しています。 こ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集